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「超至近距離」でしか得点できない日本 オリンピック予選シリア戦レビュー

2011年11月29日配信の「しみマガ」より抜粋

 試合に話を戻すと、シリアはアウェーにもかかわらず、日本の4バックに対してほぼ4トップのような形で張りつき、プレッシャーをかけていました。90分間パワープレーを仕掛けるような戦術で、4人のFWの誰かにボールを当てて攻め上がります。
 
 シリアのイマド・エッディン・ハンカン監督は「日本の弱点を突こうとした」と記者会見で語りましたが、まさに日本はこのようなフィジカルで押してくる戦い方に弱い。日本の守備陣は困難な状況にきちんと対応していたと思いますが、あれだけ勢いのあるパワープレーを仕掛けてこられると、どこかで1失点するのもやむを得ないようにも感じます。
 
 事実、失点シーンは複数の選手にボールがパチンコのように跳ね返りながら突破される形でした。ファールをしてFKを与えるのも避けたいところなので、ああいう偶然性の高い攻撃を完璧に防ぐのは難しいでしょう。
 
 むしろ日本はその1点を悔やむよりも、もっとボールを回し、運動量を増やし、ロングボールを蹴るような『ボールを捨てる』判断を強いられる場面を減らすことで、シリアのパワープレーの効率をさらに下げることが求められるのではないかと思います。
 
 失点の恐怖を完全に拭い去ることは攻撃力の高いチームには不可能なので、さらにポゼッションを高めて危険の“回数”を減らすことが大事です。
 
 そして、当たり前ですが得点を挙げること。明らかにもっとゴールを決めることができた試合で、2点しか挙げられなかったことは大問題です。FKから濱田水輝が決めたヘディング、大津のダイビングヘッド。どちらもゴールエリアのライン上かそれより内側、つまり『5メートル』くらいの超至近距離のゴールです。それより遠い位置からのシュートはことごとく外れている。
 
 ここまで近づかなければ日本はゴールを挙げられないのだとすれば、これは相当に厳しい問題です。

続きは「しみマガ」にてどうぞ!

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●「巻頭ショートコラム:ココだけのAFC話」
●「バルサの歴史に学ぶ(後編)」
●「バレンシア、ビルバオ、ミランに学ぶ『バルサをやっつける方法』」

 以上3本のコラムを予定しています。乞うご期待!

<バックナンバー一覧>
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■ 2011年11月21日号(通巻18号) 選手権予選に思う「勝利の意味」/北朝鮮やタジキスタンに苦戦したのはなぜか?
■2011年11月12日号(通巻17号) マンチェスター・Uの育成コーチが語る指導メソッドとは?/ ケビン・ウォード氏インタビューセッション
■ 2011年11月04日(通巻16号) 今季、香川真司が苦戦しているのはなぜか?インテルが長友佑都に課す『イタリアのDF』としての振る舞い
■ 2011年10月27日(通巻15号) 浦和のペトロビッチ体制を振り返る/理想を追い過ぎる、せっかちな性格/ 日本人への理解と順応は十分だったか?
■ 2011年10月24日(通巻14号) 浦和のペトロビッチ体制を振り返る保有戦力とスタイルの不一致
■ 2011年10月13日(通巻13号) 『努力の虫』長友佑都が身につけたテクニックとは? / 3-4-3の真の価値は『ニュートラル性』にあり
■ 2011年10月13日(通巻12号) 情報戦に圧勝していたザックジャパン/なぜ、マークが外れるのか?
■ 2011年10月06日号(通巻11号) 金田喜稔インタビュー『ここがヘンだよ。日本の練習』 / 日本には有能な指導者がステップアップするチャンスがない
■ 2011年09月30日号(通巻10号) キム・ボギョンは狙われたのか?/山田直輝が浦和で活躍できない理由
■ 2011年09月24日号(通巻9号) なぜ、槙野智章はドイツで試合に出られないのか?
■ 2011年09月13日号(通巻8号) なでしこジャパンの課題『2度目のスープはおいしくない』/香川をトップ下でスタメン起用しない3つの理由
■ 2011年09月09日号(通巻7号) コンディションはやってみなきゃわからない!?/ スポーツ選手のご法度事項
■ 2011年09月06日号(通巻6号) メンタリティーを見極めるコツ/なでしこにあって、北朝鮮男子になかったもの
■ 2011年08月26日号(通巻5号) 女子サッカーの深層に迫る!
■ 2011年08月26日号(通巻4号) なでしこジャパンには決定的な弱点がある!
■ 2011年08月16日号(通巻3号) 李忠成のポジショニング考察/テストマッチ病の克服/清武弘嗣の『オンリーワン』
■ 2011年08月12日号(通巻2号) チョ・ガンレの誤算/韓国の“自滅”を誘発した日本
■ 2011年08月09日号(通巻1号) 2ゴールで松田に応えた吉田/悲劇を繰り返さないために
■ 2011年08月04日号(通巻0号) 創刊にあたって/徹底分析! なぜ、なでしこジャパンは優勝できたのか?

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北朝鮮やタジキスタンに苦戦したのはなぜか?

2011年11月21日配信の「しみマガ」より抜粋

■「勝負強い」が「強さ」は足りない代表



 日本代表はブラジルワールドカップ3次予選を突破し、最終予選へと駒をすすめました。
 
 しかし、11月のアウェー2連戦は決して諸手を挙げて喜べるような内容ではありませんでした。アウェーでのタジキスタン戦は4-0で快勝したとはいえ、ホームとは違い、相手にも決定機を作られる機会もありました。もしも先制されることがあれば、難しい試合になっていただろうと思います。
 
 そして消化試合となった北朝鮮戦は、アウェーの空気に飲み込まれる形で0-1の敗戦。
 
 どちらの試合もピッチコンディションが普通ではなかったし、北朝鮮戦は消化試合ということでモチベーションに差があったし、軍人に監視されたし、空港で長時間の足止めをされたし、さまざまな影響があったのは事実。
 
 さらに北朝鮮にはバナナやガムが持ち込めず、選手は苦労しました。
 
 昨年、内田篤人が「鹿島時代から試合や練習をしていると吐き気に襲われるようになった。ドクターにも色々相談したけど良くならない」と言い、原因不明の症状に悩まされていることを告白しました。しかし、なんとガムを噛むことをすすめられて実践すると悩みがアッサリ解決。内田本人も「こんなガム一つで、あんなに悩んでいたことが解決するなんて」と驚いていました。
 
 また、長友佑都は「サッカーの試合中は汗をすごくかくので、水分が失われて渇きを覚えて、吐き気が止まらなくなる。ガムを噛んでいると絶えず唾液が出て来るので、ガムは試合に欠かせない」と言っています。
 
 僕自身、少し前まではガムは集中力を持続させるために噛んでいるものだと認識していたのですが、サッカー選手が噛むのにはそういう意味があったということを、ここ2年ぐらいの間に初めて知りました。そのガムを試合で使えないというのは、大きな問題だと思います。
 
 もっとも、チョン・テセのツイッターで初めて知ったのですが、監視を受けていたのは日本ホームに北朝鮮が来たときの日本政府の対応も同様だったとのことで、あまり一方的に指摘するのもフェアではありません。国交のない2国間で、サッカーが大きな一歩を踏み出して試合をしているわけですから、さまざまな摩擦が起きるのも仕方がない面もあります。
 
 いろいろな面で難しい環境でした。選手にかかっていた本当のプレッシャーを観戦者である僕らが推し量ることは難しいでしょう。しかもプロフェッショナルである彼らが、消化試合を全力で戦ってイエローカードや負傷を持ち帰ってきたら、それはそれで大問題です。最終予選に確実に悪影響を及ぼしてしまいます。少なくとも「気持ちが足りないから負けた」といった角度からの指摘は僕にはできない。
 
 それよりも、試合内容をもっと検証すべきです。
 
 ホームの北朝鮮戦も日本が快勝したわけではなく、吉田麻也のロスタイムのゴールで薄氷を履む1-0の勝利を収めたに過ぎません。ホームで圧倒的な勝利を収めたのなら「アウェーは環境が難しかった」とシンプルに分析することもできますが、決してそれだけではない。そしてアウェーのウズベキスタン戦も、負け試合の中で引き分けを拾ったような内容でした。
 
 もしもタジキスタンではなく、シリアが失格にならずに出場していたら日本も危なかったのではないかと。
 
 最終予選の組み合わせはまだ決まっていませんが、正直、僕はザックジャパンを『勝負強い日本代表』と思っていますが、まだ『強い日本代表』とは思っていません。アジアカップの優勝も、2点差以上をつけたのはほとんど消化試合だったサウジアラビア戦のみ。
 
 今は能力的に大きな差がない以上、アウェーで少しでも有利に試合をすすめて勝利に近づく工夫をしなければいけません。『アウェーだから』の言い訳ではなく、『アウェーでも』の工夫です。最終予選ではそれが求められるのではと感じています。

続きは「しみマガ」にてどうぞ!

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 「しみマガ」最新号は11/12(土)よる1時配信予定です!

●巻頭ショートコラム:インタビューの難しさを痛感
●マンチェスター・Uの育成コーチが語る指導メソッドとは?
●マンUの練習は『4対4』を重視する
●ケビン・ウォード氏インタビューセッション

 以上4本のコラム&インタビューをお楽しみください!

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インテルが長友佑都に課す『イタリアのDF』としての振る舞い

2011年11月04日配信の「しみマガ」より抜粋

 ユベントス戦で右ふくらはぎにケガを負った長友。6日のジェノア戦にも出場が微妙と言われており、その可否次第では日本代表への招集を断る可能性が出てきています。
 
 正直、長友の現状はかなり微妙です。
 
 ケガが軽症ならいいのですが、もし、ここで戦列を離れることになると、レギュラーの座をいつ失ってもおかしくない。
 
 3-4-3が代名詞となっていたガスペリーニ監督が解任され、代わりに就任したラニエリ監督は、イタリア的な守備戦術を教え込むタイプの監督です。2009年にローマの監督に就任したときも、ラニエリは前監督であるスパレッティが考案した『ゼロトップ』システムを破棄。
 
 ちなみに昔のローマのゼロトップは、最前線のトッティが中盤に下りてくる流動性が魅力的なシステムでしたが、敵チームに対応を読まれるようになったため180度スタイルを転換し、守備的な4-4-2システムでリーグ戦2位の結果を残しました。
 
 しかし、そのラニエリの守備采配も2年と続かず、シーズン途中に解任。クラブOBであるモンテッラ監督を経て、今はバルセロナ式の攻撃的なルイス・エンリケ監督が指揮を執っています。ローマのクラブ運営も攻守に迷走している感じはありますが……ローマの話はひとまず置いておき。
 
 インテルに守備的な采配を好むラニエリが就任したことで、長友は今までに経験したことのない守備を要求されています。

(中略)
 
 長友サイドで敵がボールを持ったとき、長友は猛然とプレッシャーをかけます。そしてディフェンスラインは長友の動きに合わせて斜め後ろでカバーリングする体制を作ります。これはイタリア式に言えば『ディアゴナーレ(斜め)』という守備の基本です。日本式に言えば『チャレンジ&カバー』に当たります。長友がボールへチャレンジし、他の選手がそれをカバーする体制を作るわけです。
 
 1対1のマンツーマンマークは長友のストロングポイントですが、その中でも図のように『前向きに守備をしている状況』でスピードを生かして敵の自由を奪うのが彼の持ち味です。
 
 長友は今までこのような『マンツーマン』での守備を求められることがほとんどでした。
 
 インテルに移籍したときに監督を務めていたレオナルド、あるいは日本代表の岡田武史、そしてFC東京。どのチームにいても、長友は自分の持ち味を出し、前へ前へ押し寄せる守備をしていました。ガスペリーニの3-4-3も同じです。長友はDFではなくサイドハーフを担当していたので、その傾向はさらに強まりました。

続きは「しみマガ」にてどうぞ! 本文では、わかりやすいイラストを用いた精緻な分析を行なっています!



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