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北朝鮮やタジキスタンに苦戦したのはなぜか?

2011年11月21日配信の「しみマガ」より抜粋

■「勝負強い」が「強さ」は足りない代表



 日本代表はブラジルワールドカップ3次予選を突破し、最終予選へと駒をすすめました。
 
 しかし、11月のアウェー2連戦は決して諸手を挙げて喜べるような内容ではありませんでした。アウェーでのタジキスタン戦は4-0で快勝したとはいえ、ホームとは違い、相手にも決定機を作られる機会もありました。もしも先制されることがあれば、難しい試合になっていただろうと思います。
 
 そして消化試合となった北朝鮮戦は、アウェーの空気に飲み込まれる形で0-1の敗戦。
 
 どちらの試合もピッチコンディションが普通ではなかったし、北朝鮮戦は消化試合ということでモチベーションに差があったし、軍人に監視されたし、空港で長時間の足止めをされたし、さまざまな影響があったのは事実。
 
 さらに北朝鮮にはバナナやガムが持ち込めず、選手は苦労しました。
 
 昨年、内田篤人が「鹿島時代から試合や練習をしていると吐き気に襲われるようになった。ドクターにも色々相談したけど良くならない」と言い、原因不明の症状に悩まされていることを告白しました。しかし、なんとガムを噛むことをすすめられて実践すると悩みがアッサリ解決。内田本人も「こんなガム一つで、あんなに悩んでいたことが解決するなんて」と驚いていました。
 
 また、長友佑都は「サッカーの試合中は汗をすごくかくので、水分が失われて渇きを覚えて、吐き気が止まらなくなる。ガムを噛んでいると絶えず唾液が出て来るので、ガムは試合に欠かせない」と言っています。
 
 僕自身、少し前まではガムは集中力を持続させるために噛んでいるものだと認識していたのですが、サッカー選手が噛むのにはそういう意味があったということを、ここ2年ぐらいの間に初めて知りました。そのガムを試合で使えないというのは、大きな問題だと思います。
 
 もっとも、チョン・テセのツイッターで初めて知ったのですが、監視を受けていたのは日本ホームに北朝鮮が来たときの日本政府の対応も同様だったとのことで、あまり一方的に指摘するのもフェアではありません。国交のない2国間で、サッカーが大きな一歩を踏み出して試合をしているわけですから、さまざまな摩擦が起きるのも仕方がない面もあります。
 
 いろいろな面で難しい環境でした。選手にかかっていた本当のプレッシャーを観戦者である僕らが推し量ることは難しいでしょう。しかもプロフェッショナルである彼らが、消化試合を全力で戦ってイエローカードや負傷を持ち帰ってきたら、それはそれで大問題です。最終予選に確実に悪影響を及ぼしてしまいます。少なくとも「気持ちが足りないから負けた」といった角度からの指摘は僕にはできない。
 
 それよりも、試合内容をもっと検証すべきです。
 
 ホームの北朝鮮戦も日本が快勝したわけではなく、吉田麻也のロスタイムのゴールで薄氷を履む1-0の勝利を収めたに過ぎません。ホームで圧倒的な勝利を収めたのなら「アウェーは環境が難しかった」とシンプルに分析することもできますが、決してそれだけではない。そしてアウェーのウズベキスタン戦も、負け試合の中で引き分けを拾ったような内容でした。
 
 もしもタジキスタンではなく、シリアが失格にならずに出場していたら日本も危なかったのではないかと。
 
 最終予選の組み合わせはまだ決まっていませんが、正直、僕はザックジャパンを『勝負強い日本代表』と思っていますが、まだ『強い日本代表』とは思っていません。アジアカップの優勝も、2点差以上をつけたのはほとんど消化試合だったサウジアラビア戦のみ。
 
 今は能力的に大きな差がない以上、アウェーで少しでも有利に試合をすすめて勝利に近づく工夫をしなければいけません。『アウェーだから』の言い訳ではなく、『アウェーでも』の工夫です。最終予選ではそれが求められるのではと感じています。

続きは「しみマガ」にてどうぞ!
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清水英斗

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