・・・なんとか実現しました!
フランクフルトにホームを置くそのクラブの名前は、、、
「Germania 1894」
なんか、ドイツの中のドイツって感じ(笑)
ビールの銘柄っぽいし。
ブンデスリーガ7部のクラブだけど、
地元の人の話だと、今このチームはすごく強いらしい。
芝のコートが2面とクレーのコートが1面あり、
クラブハウスも立派な建物がある。
(ちなみにブンデスリーガ1部に高原は在籍してる。)
移籍実現の経緯をもうしますと、、、
まぁ、ほとんど道場破りみたいなもんです(笑)
たまたまユースで知り合った人にGermaniaの存在を聞き、
早速その日に行ってみました。
ピッチには誰もいなかったので、クラブハウスをのぞいてみると、
一人のおばちゃんが黙々と掃除してました。
「Hello!」と声をかけると、
「No English! Morgen!(朝)」と不機嫌そうに言われました。
おうおう。ずいぶんじゃねぇか…。
仕方なく次の日の朝に行くことに。
ところが次の日もピッチには誰もいませんでした。
しかし、自称「最後まであきらめない男、三井寿」の俺としては、ここで引き下がるわけにはいかない。
クラブハウスの前に看板を見つけると、ドイツ語の辞書をめくりながら練習日をチェック。なるほど、火曜日の夕方からやってるんだな。OK!
その時間に行ってみると、ちょうど子供たちの練習が終わったあとだった。
ひとりの子供に「君たちのコーチはどこ?」と声をかけ、案内してもらった。
おっと、そういえばこのとき俺は一人じゃなかったんです。
前の晩に、アメリカ人のギャリーという旅行者と知り合った俺は、
「明日、そのクラブを見に行ってみようと思うんだ。」
って話した。そうすると、
「May I come?」
こんなこと言うんです。
しょーじき軽く迷惑だったけど、サッカーやったことあるって言うから連れて行くことにした。でも今思えば、彼が一緒に来てくれたことで孤独感も和らいで話がスムーズに出来たかもしれない。結局ランニングまで見学して帰っちゃったけどね。
Thanks, Gally!
そうそう、それでコーチの所へ案内してもらったんですよ。
でもここからが大変。
あっちのコーチに話してくれだの、こっちの経営者に話してくれだの・・・
俗に言う、たらいまわし!
俺はドイツ語しゃべれないし、話がなかなか通じない。
とりあえずロッカールームに通された。
するとどーやら、
「準備しろ。練習するぞ。」っぽいことを言い出すんです。(たぶん)
マジでぇ!?
一応スパイクは持ってきたものの、、、服が普通の綿パンとかなんすけど…。
ええい!ここまで来て逡巡しても仕方ない!
半ばヤケクソでそのまま練習に参加しました。
まずはダイレクトタッチのボール回しから。
異常に深い土とイレギュラーバウンドに悩まされながら、なんとか外をキープ。
こんな土で練習してたら足にめっちゃ筋肉つきそうだ。
つーかこいつら、ものすごいガタイしてやがる…。ガクガク…。
その後はランニングとアップ、ストレッチなどをこなして、
フリーのボール回し。
まぁ細かい練習方法はそんなに日本と変わりませんわ。
ただ一個だけどうしてもルールの分からない練習があって、英語で聞きなおしたけどそれでも良く分からなかった。まぁ次で理解しよう。
そうそう。このチーム、ほとんどが外国人なんですよ。
シリア・チュニジア・ギリシャなどなど…。
一体誰がドイツ人なのか、結局最後までひとりもドイツ人は確認できず。
っていうかみんな上手い。まぁプロを目指してる若い選手ばかりだからね。
そして驚くべきはアフリカ系選手の身体能力!!!
一般的にも言われていることだけど、実際に体験するとマジでびっくりした。
瞬発力がハンパじゃない。
まるで背後から黒ヒョウにボールを奪われるような感覚だった・・・。
周りをちゃんと確認してからトラップしたのに…。
レベルは全然違うけど、小笠原や福西も海外遠征ではこういう感覚に襲われてるんだろうなぁと思う。
ものすごいことですよ、これは。違う生き物と戦っているようなもんだから。
俺はあんまりいつものようにプレー出来なかった。
もちろん相手がすげー上手いのもあるけど、みんなが何を言っているのかが分からなくて、相手のジェスチャーや表情に気を配っている分、自分のプレーに集中できない。
ギリシャ人が、「ドイツ語を習ったほうがいいと思うよ」ってアドバイスしてくれた。ええ、もちろんそれは分かってるんです。2週間後から授業スタートです。
チームスポーツにおいて、言葉の壁がどんなにつらいことか実感しました。
でも基本的にほとんどの選手は、俺に気を使って話しかけてくれた。
やっぱり外国人が多い分、そういう苦労が分かってるんだろうね。
すごくうれしかった。
けど、自分のプレーがダメダメだったこととは話が別!
一回裏へ飛び出して、フリーでシュートを打ったけど外してしまった。
少しずつイライラがつのってきた俺は、
「Gute! (いいぞ!)」
って声がかかってきたけど、
「Gute !? I don't think so!」
って返してしまった…。
いかんいかん、もっとフレンドリーにいかなきゃプレーに余裕がなくなっちまう。
そんなこんなで予想外だった初日の練習は終了。
アフリカ人たちのプレーがとにかく印象的だった。上手くて速い。
さらにみんなテンション高い(笑)
そしてロッカールームへ・・・
いやはや、、、なんちゅうか、、、
外人ってほんとにデッカいっすね(泣)
特に黒人。あれが大きくなったらどれくらいになるんだろ…。
案外大きくならなかったりして・・・・・希望的観測。
あ、あとびっくりしたのが、
白人ってみんなホー○イなのね。。。しかも強烈にカブってる。
とっても匂いがきつそうです。
シャワールームで異常なテンションで騒いでいたら、監督に電気を消されました(笑)。練習中はニコリともしなかったけど、そのとき初めてイタズラっ子っぽい表情を見せたな〜。
そうそう、こっちの選手はすごく道具を大切にする。
スパイクも、練習が終わったらすぐにきれいに磨く。
めんどくさがりで、常にドロドロのまま持ち帰る俺は反省せねば。
あ、さらにさらに。
みんな最初に俺を見たら、「韓国人か?」って言ってきた。
俺って韓国顔かな、、、んなことないべ!!
街で俺に会った外人たちは、日本人って一発で見抜くのに。
きっとサッカーではまだまだ日本は認められていないのかな、と勝手に想像する。だからサッカーをやる東アジア人を、とりあえず韓国人と思うのかなと。
まぁそれはどうでもいいけど。
そんな俺の海外移籍初日でした。
最後に正直な気持ちを言えば、
初めてのクラブはもっと簡単に試合に出られそうなレベルのクラブが良かったかな〜と思う。言葉の壁がある以上、試合に出られないことはプレー面でチームに溶け込むのを遅くしてしまう。ま、こうなったら頑張るしかない。
てなわけで今日は帰路につく。
英語も話せて、一番俺に気を使って話しかけてくれたシリア人(コイツがサッカーめちゃ上手い!)と一緒に歩いていると、
「わりぃ。彼女が車で迎えに来てるんだ」と言われてしまった。
う〜〜〜。
俺も彼女に会いたいっす・・・。


