キリンカップ
日本代表vsフィンランド代表
2−0
日本は、久保と小笠原のゴールでフィンランドに圧勝した。
この試合はスコア以上に一方的な展開で、ボールポゼッションは圧倒的に日本がキープし、GK川口はほとんど危険を感じることはなかっただろう。
小笠原の超ロングシュートはアンビリーバボーだった。しかもハーフタイムに、「キーパーが上がっているからそこを狙え」とジーコの指示があったというのだから驚きだ。
計ったことはないけど俺は58mも飛ばせない自信がある。せいぜい40mぐらいだろう。まったく、なんてすごいヤツだ。
もっとも、ジーコの指示を含めてこんなことは本番で見せてくれれば・・・と思ってしまうが。
さて、日本代表はこの試合で何を得たのだろうか?
先日のアメリカ戦では、高い位置からの激しいプレスに負けてボールを失ってしまい、圧倒的に押し込まれてしまった。その反省を生かしたかったところだが、フィンランドはアメリカとは余りにタイプが違う、守備的な戦いをするチームだった。
フィンランドは全くプレッシャーをかけてこないで自陣に引きこもってガッチリ守り、日本のボールキープのほとんどは日本陣内での安全なパス交換にとどまっていた。これではボールキープが高まったといっても何のレベルアップにもなっていない。プレッシャーのきつくなる、フィンランド陣内でそれが出来なければ意味がないのではないか。
かと思えば、日本はボールが相手陣内に入った途端、ショートパスを避けてFWに長いボールを当てたり一発スルーパスを狙っていた。非常に単調な攻めだが、フィンランドががっちりと守りを固めている以上、その上を越すロングパスをFWに当ててセカンドボールを狙う作戦は正しい。それがもっとも効率的に相手ゴールに迫る方法だからだ。
・・・しかしそれはこの試合がドイツW杯本戦だったらの話だ。強化試合で優先すべきは結果よりも内容なのだ。
今日のようなロングパス主体の攻撃でも一応の結果を残すことができたのは自信になるだろう。引いた相手をどう崩すか、それが実践できたのは大きい。
ただし、アメリカや日本がW杯で対戦する国々にはこんな消極的な戦いをするチームはまずあり得ない。そういった意味では実り薄い試合になってしまっただろう。この結果に浮かれることは全くの無意味だ。
アメリカ戦と順番が逆のほうが良かったな・・・と今更ながらに思う。
☆FW、巻
今日の最大の収穫だったと思う。
JEFでのプレー同様、巻のポストプレーは周りの信頼を得るのに充分なものだった。高さのあるフィンランド相手に、ロングボールでチャンスを作れたのは彼の高さと強さ、そして献身的なオフザボールの動きが大きい。ぜひとも、最終の23人に入れるべきだ。
☆左サイド、村井
積極的なプレーを見せ、レギュラーアピールするポジティブな姿勢がうかがえた。ディフェンス面でサントスより信頼感があることも分かった。しかし逆にクロスの質では、サントスに大きく劣ってしまうことも露呈。悪くはないのだが、まだまだレギュラーの座には遠いのではないか。


