レアルマドリード vs バルセロナの試合、エル・クラシコ。
ちょうど深夜の地上派でやっていたので観戦してみた。
ロナウジーニョはすごかった。他にもメッシ、エトー、シャビなど強烈な印象を残す選手はたくさんいたが、あのスピードに乗った独走ドリブルで2ゴールを決めたプレーは、サッカーファンの心に大きなインパクトを与えたことだろう。バロンドールに選ばれたことについても何の異議もない。
だが、友人のハマショウと試合の感想をしゃべったとき、
最初に出てきた話題は、ハイライトとは呼べない意外なシーンだった。
「ロナウジーニョ、トラップミスりましたよね!?」
「見た見た! あの試合の最初の方のヤツでしょ? ロナウジーニョでもあんなミスするんだよな〜。」
「なんか、ホッとしますよね。ミスを恐れないでプレーしようって勇気が湧いてきますよ。」
問題のトラップミスは本当に単純なシーン。
試合開始早々、左サイドライン際で足元でパスを受けようとした。
しかし…。
あのロナウジーニョが! ドフリーにも関わらず! カスりもせずにボールはそのままラインを割ってしまったのだ!
イレギュラーも多少はあったかもしれないが俺は本当に驚いた。
そしてその驚きが、自分の中に大きな自信を与えてくれた。
大切な試合を前にすると、どうしても襲われてしまうプレッシャー。
ミスしちゃいけない、ミスしちゃいけない、ミスしちゃいけない。
もしも自分のミスでチームが負けたりしたら・・・。
でもそんなとき、
「あのロナウジーニョでもこんな初歩的なミスをするんだ。」
「だったら下手クソの俺が、ミスを恐れる必要なんかないじゃないか!」
そう開き直って試合にのぞめば、どれだけ自分の力を引き出すことが出来るだろうか。どれだけ大きな心のより所になるだろうか。
"天才"ロナウジーニョの影響力は、意外なところにも現れた。


