味の素フットサルスタジアム。
今日は公式戦があった。
おとなりでは、ちょうどJリーグのFC東京vsジェフ千葉の試合をやっていて、駅もスタジアム周りも大行列だった。
ちなみに俺はこのフットサル場が大嫌い。
屋内型で暗くて見づらいし、何よりも床面が硬すぎる。
足首やひざに古傷を持っている俺にはかなりつらい。
しかもやっぱりフットサルのことを、「サッカーの練習」としか考えてなくて、公式戦とは言ってもそれほど高いモチベーションではなかった気がする。少なくとも2試合目が始まるまでは。
1試合目、4−0のぼろ負け。
相手は組織がしっかりしていてよく走る。戻りが早い。
体の当たりも強くて常に戦う姿勢を崩さないチームで、
はっきり言ってやりづらいタイプの相手。
しかもウチはフィールドを2−2のボックスで配置したものの、なかなか効果的に攻撃ができない。
理由は主に以下のとおり。
1.前に2人を配置しているため、相手の陣地にスペースが少ない。
ワンツーなどで、スピーディに攻めにくい。
2.前2人の動きがカブる。
(中央でのポスト、サイド裏へ走る動きなど)
※ちなみに自分は前でプレー。
そこで2試合目。
フォーメーションを、1−2−1のひし形に変更。
ピヴォ(最前線、サッカーで言えばFW)にポストプレーヤーを置き、ワンツーでサイドを走らせてシュート。
取ったボールはすぐにピヴォに入れて、そこからスピーディーに組み立てる。
この形を意識してやっていこうと作戦を立てた。
※オレはピヴォでプレー。
さて、相手チームを見ると…。
おっとっと。あの松井大輔の母校で有名な、超強豪校ご出身の方々じゃないですか。新しい形を試すには絶好の相手…なわけねーだろ!
でも、とにかくやるしかねぇ。
前半、FKからラッキーな形でゴール。
そして作戦通り、俺のポストプレーから左サイドのハマショウがゴール。
これで2ゴール。他にも決定的なシーンをいくつか作り、あと2ゴールくらい挙げていてもおかしくなかった。俺自身も、前の試合と違って自分のところに早いタイミングでボールが入るようになったので、非常にプレーしやすかった。攻撃に関しては、ある程度機能したと言えるだろう。
ただし問題はディフェンス。
このひし形のフォーメーションは、サイドの2人のプレーヤーのポジショニングが命。上がりすぎれば、ディフェンスはたった1人になってしまい、下がりすぎればオフェンスはたった1人で攻めなくてはならない。そんな絶妙なバランスを旨く取ったプレーヤーもいたが、やはりいきなり旨くは行かない者もいる。
そして、そんなスキからカウンター気味に3失点。ヤツらの決定力はさすが。
前半を2−3で折り返した。
負けてはいるが、充分可能性のある点差だ。
相手は相当巧いので、普段はやや手を抜いてプレーしているように見えるが、この試合ではかなり本気モードだった。あんなマジな顔は初めて見た。それだけ危機感を与えることが出来たってことかな。
さて、後半。
同じようにピヴォの俺にボールを入れて、そこから…という作戦だが。
アレ…。
ちょ…ちょっと。
やけに俺の所にマークがきつい。
足もかまわず刈ってくるし、当たりが激しい。
しかも審判は一切ファール取らず。
なんとかボールを回しても、前半のように効果的なパスが出せない。
全員の戻りが早く、俺の単独突破も後ろから止められてしまった。
しまった。
ついに俺のボールキープミスから、失点してしまった。
どうやらヤツらは、うちの作戦を読み切って対策を立ててきたようだ。
とにかくボールの入りどころのピヴォをつぶす。
ピヴォがつぶされると、サイドはピヴォからボールが出ることを予測して走っているので、カウンターを喰らいやすくなってしまう。
悪循環の失点パターン。
俺は戦った。最後まで戦った。
でも増す一方のヒザの痛みに、ついに走れなくなってしまい無念の交代。マジで悔しい。
結果。3−6で負けた。
やはりこの差、一番大きなところは決定力にあると感じた。
向こうはビッグチャンスを必ず決めてくる。
こっちは俺を含め、ことごとくキーパーとの1vs1を外している。
まぁあの相手キーパーも、相当只者じゃなかったが…。
ある人が言っていたが、「バレーボールはオートマティズム」らしい。狭いコートで動きが限定されているので、ひらめきや発想よりも、あらかじめ決められたパターンに沿ってプレーするように求められる。同じように狭いコートでプレーするフットサルもそういう性格が強いのかもしれない。
その攻撃パターンをたくさん作っていくことが重要だろう。そうすれば、攻撃が多彩になって相手も容易に対応できなくなる。もっともっと練習しなければ。
完敗。
でもなぜか俺はワクワクを抑え切れなかった。
面白い。フットサルも面白いじゃねーか!
それは今までフットサルでは味わえなかった充実感。
またコイツらと戦いたいなぁ。そして必ず倒す!


