北京五輪男子サッカーのメンバー18人が発表されましたね。
GK
山本海人(清水)
西川周作(大分)
DF
水本裕貴(京都)
長友佑都(FC東京)
森重真人(大分)
安田理大(G大阪)
内田篤人(鹿島)
吉田麻也(名古屋)
MF
本田拓也(清水)
谷口博之(川崎)
梶山陽平(FC東京)
細貝萌(浦和)
本田圭佑(VVVヘンロ:オランダ)
香川真司(C大阪)
FW
豊田陽平(山形)
李忠成(柏)
岡崎慎司(清水)
森本貴幸(カターニャ:イタリア)
最終予選を共に戦った、水野晃樹、青山直晃、柏木陽介、平山相太、森島康仁、家長昭博、伊野波雅彦らを……
スパーンと切っちゃいました。
アテネのときの、鈴木啓太落選どころのショックじゃない。
予選でスタメンを張っていた選手は半分くらいしか残らないのだから、いわば「チームごと落選」。
大きな内部ゴタゴタがあったわけでもないのに、これほどの大改革が起こった代表は、たぶん日本くらいなんじゃないだろうか。
反町監督は、選考のポイントや理由をイロイロと並べていたけど、結局いちばん大きな理由は、
「世界に通用する選手がいねーんだよ……トホホ」
ということだと思う。
水野が最近試合に出てるとか出てないとか、柏木がケガ明けだとか、コンディションだとか調子を落としているとか、実はそういうのは小さな問題で、
「予選を戦ったチームでは世界には勝てない」という確信。
これが主な理由だと思う。もちろん反町さんがそれを明言するわけにはいかないだろうけど。
だってブラジルなんて、あのロナウジーニョを選ぶくらいだから。
バルセロナの練習にも参加せず、試合にも出ず、ほとんど無所属に近い状態でお腹もポッコリふくれたメタボジーニョを……。しかも厳しいことで有名なドゥンガ監督が。
それでも、ロナウジーニョは特別な選手。
パトだのジエゴだの、優秀な選手だらけのブラジル代表の中でも、やはり特別。
今はコンディションが悪くても、「招集するぞ!」と宣言すれば、モチベーションを高めてキッチリ活躍してくれる、という信頼があるんだと思う。
そういう絶対的なモノが、メンバー漏れした水野らにはなかった。
「今は調子を落としているけど、お前の力は絶対に必要だ!」と思わせる選手は、誰一人いなかった。
アジア予選やJリーグでの活躍など、この世代の実績ではトップクラスの選手たちにも関わらずだ。
反町さんは、「心技体の”心”を重要視した」というふうに言っていたけど、それは裏を返せば、”技”と”体”で飛び抜けた選手がいないともいえる。
だからこんなに、実績のない(もしくは少ない)選手がガンガン選ばれたんだろう。
最終予選を戦ったチームより弱いかもしれないけど、伸び悩む彼らよりも、伸びシロを大きく残している選手たち。
つまり、「”もしかしたら”世界に通用する”かもしれない”」選手たち。
それが香川であり内田であり安田であり森本であり豊田であり吉田であり……。
昔、2000年のアジアカップのころ、
チームの主軸となっていた名波浩が、「中村俊輔らの若手についてどう思うか?」と聞かれてこう答えたことがあった。
「いやーアイツらうまいっすよ。ムカつきますもん、やってて」
選ばれた18人の中にもA代表経験者がいるけど、
先輩たちを「ムカつかせる」ほどの選手はいない。
北京五輪で思いっ切り壁を破ってほしいですね。


