今日は一日中考え事をしていた。
外を歩いているとき、エレベーターに乗っているとき、電車に乗っているとき、
手を動かしている間以外は、常に考え事をしてました。
そんな上の空のまま近所のコンビニへ行き、パンとお茶を買おうとレジに持って行ったんだけど…、
なんと俺、財布と間違えて名刺入れを持ってきてしまったもよう。
やべえ、やっちまったなあ! と思いつつ、
「カードで支払ったり……できますか? あ、できませんか。そうですか」
と、ムダな抵抗。福○総理のような答弁をしつつも、
「すいません…。財布取ってきます。それ、レジに置いといてください」
と、諦めて引き上げる俺。
いやあ、これが恥ずかしい恥ずかしい。
小さな恥をかきつつも、コンビニを出た瞬間に、また考え事の復活。
財布を取って戻ってくる間も、ひたすら考え事。
どうやら今日の考え事は根が深かったみたい。
困ったことに、俺は何か一つに熱中すると、他が全く見えなくなってしまうタイプ。
なんとコンビニに戻ってきた俺は、商品をレジにキープしてもらったにも関わらず、またパンとお茶を探しに棚のほうへ行ってしまう。
コンビニ店員の、「あの〜…」という視線が突き刺さってようやく気づいた。
さすがにここまで来ると、大恥。
基本的に、注意力が散漫な俺なんだけど、
いいほうに解釈すると、集中力が100%まで高まってしまうんです。
俺は本を読んでいるときなど、外から話しかけられても全く気づきません。
「ぅ〜ん?」とか、これぞ生返事って感じの反応はしているらしいんですが。
で、たぶん誰だもそうだと思うけど、というか俺もトランス状態じゃなければ、
何かに集中しつつも、ある程度の余力は残していると思うんです。
だからこそ、「オイ」って呼びかけにも反応できるし。
でも我々「100%族」は、しばしば集中が100%になってしまい、他の余力がなくなってしまうことがあるんですよ。
普段どんなに気をつけていることでさえも。
…ふぅ。長い前フリだった。
そこで大久保嘉人なわけです。
彼も間違いなく、「100%族」です。同じ匂いがプンプンします。遠藤保仁とは対極。
あのコントロールできないほどのエネルギーは、欧州や南米なら別に重宝するものではないだろうけど、日本にとっては絶対に必要な宝。
蹴り、といっても理性はきちんと残っていたし、人を傷つけるようなものじゃない。暴力的なイメージは俺にはなかった。
むしろ周りが騒ぎ立てることで、そういうイメージが膨らんだように思う。
大久保本人が2010年のワールドカップに、そして日本代表に対してどれだけの熱い思いを抱いているか。
それは以前にインタビューしたときにヒシヒシと感じました。
それだけにレッドカードの瞬間は、裏切られたような気分になったのも事実なんですが…。
ただ、FWのエースに任命され、大きな期待を背負い、
大事な試合で、2度、3度の決定機を外していた。
大久保にかかる責任とプレッシャーは、想像を絶するものだったはず。
日本でテレビ観戦をしていた我々には、決して理解できるものではないし、わかるなんていっちゃいけない。
だからこそ、
大久保は悪いことをした。
でも、あんまり責めんなや。あいつは日本のために戦ったんやで。
と俺は言いたい。
子供にはイメージが悪いかもしれないけど、
悪いことをして必死で謝っている人を許すことだって、大事な教育でしょう。
何よりも今、不器用で100%族の大久保は、
股間を蹴られてやり返してしまったことを、激しく後悔している。
好きなんだよなぁ、そんな大久保が。
憎めないヤツって感じ。
だからこそ、チームメートからも大久保をかばうコメントが出てくるんだろう。
雨降って地固まるとは、まさにこのこと。
今回の大久保事件を通して、チームの結束が強くなっていく予感がする。


