アウェーのオマーン戦は、
大久保嘉人の「つい蹴っちゃいました」と、
遠藤保仁の「コロコロPK」に話題をさらわれているけど、
実は内田篤人のパフォーマンスはヤバかったのでは……な〜んて思っている。
攻撃で良い面も出たんだけど、
パスミスによるカウンターでピンチを招いたり、守備面での危なさが目立つ。
彼はサイドバックという比較的ボールを持ちやすいポジションにも関わらず、中盤の選手よりもパス成功率が低いからね……。これはマズい。
ホームならともかく、アウェーで、
しかも中盤はアンカー不在の超攻撃的システム。
そこでサイドバックに内田を起用するのは……さすがにリスクを負いすぎじゃないだろうか。
加地さん…代表を引退するのが、すこ〜〜し早かったみたいだよ…。
内田にしろ、香川真司にしろ、安田理大にしろ、
この20才そこそこの選手たちは、まだまだA代表で通用するほどのレベルじゃない。穴が多すぎる。
それはたぶん、誰が見ても同じことを思うだろう。
でもね、しかし。
岡ちゃんを弁護するわけじゃないんだけど。
たとえ総合能力で劣っていても、彼ら若手をチームに入れておくべきだと俺は思う。
育成のため? それもあるけど、それだけじゃない。
実は以前にジーコジャパンの敗因分析コラムでも書いたんだけど、
http://kaizokuo.blog5.fc2.com/blog-entry-100.html
こういう若手の世話を焼かせることは、
松井、駒野、今野、阿部といった、中堅選手のパフォーマンス向上にも役立っているはず。
たとえば、会社の研修でも同じだと思うけど、
新人に対して、2〜3年目の社員を教育係に付けるのは、新人のためだけじゃない。
教えるほうの社員だって、仕事にも慣れてきて、たるみがちな気持ちをピシッと引き締める良い機会になる。
なんせ自分が鏡にならなきゃいけないわけだから。
何をするにしても、新人に負けるわけにはいかない。無様な姿をさらすわけにはいかない。
中堅にはそういう自覚が芽生えて、さらに成長していくわけだ。
これがもし、全員が24〜28ぐらいの狭い年齢層のチームだったら、
短期的なパフォーマンスは期待できても、ジーコジャパンのようにサークル的な馴れ合いになる可能性が高い。そんな状況では更なる成長は望めないだろう。
ジェネレーションギャップが与えてくれる「居心地の悪い緊張感」ほど、チームを成長させるものはない。
メイン選手を厳しく叱ったり、自らが模範となって進んでいくベテラン。
そして、「油断をすると追い抜くぞ」と、後ろから中堅に火をつけていく若手。
チームって、そういうバランスがすごく大事だと思う。
クラブだったら、仕組みが普通の会社と同じだから、自然とそういうバランスが取れていくけど、
代表は瞬間的に選手を選んでいくので、こういうことも考慮に入れなきゃいけない。
たぶん岡ちゃんにもこういう考えがあって、
内田や香川といった若手を帯同させているんじゃないかなあ。たぶん。


