いや、「ついに」じゃーない。
よくもまぁ、たった3年やそこらでJリーグまでのし上がったもんだ。
きっとJを目指す決断があと数年遅くなっていて、J2のクラブが18くらいに埋まった後なら、こんなにスイスイ昇格するわけにはいかなかっただろうね。
この行動力、岐阜の誇りやわ!

オレも岐阜生まれのサッカーライターとして、ホーム最終戦のvs佐川急便、そして昇格を決めた最終戦のvsアルテ高崎の試合にはキッチリ顔を出してきました。
カコミ取材のときに、「何だこの見かけねぇツラは」とばかりに後ろからマイクで押しのけられたけど……何とか最後まで居座る。
選手インタビューには、FW片桐淳至とMF北村隆二の2人が登場。
「じゃあ先にキャプテンの北村選手お願いします」といって呼ばれると、待ちぼうけを食らわされた片桐は、「ササッと。巻きで!」と手をクルクル回しながら茶化した。
すると北村、「待っとれよ!」と笑って一喝。
待っとれよ。待っとれよ。待っとれよ。
漢字変換が一発で出てこないこの方言、まちがいなく岐阜弁じゃないっすか!
「待ってろよ!」でもなく、「待てよ!(キムタク)」でもなく、
待っとれよ!
オレは今、間違いなくFC岐阜を取材してるんだな〜と感じたよ。
しみじみ。
ただ余談だけど、、、意外にもFC岐阜ネタはオレの実家方面では盛り上がってない。
オレも一応、岐阜県出身ではあるんだけど、
オレの実家「下呂温泉」は、FC岐阜のホームタウン「岐阜市」からは車で2時間もかかるところにある。
岐阜県は、FC岐阜がある名古屋寄りの美濃地方と、富山寄りの飛騨地方に別れていて、オレの実家「下呂温泉」は、飛騨地方側に分類される。
もしも「FC飛騨」なんつーのができたら、オレの実家方面も間違いなく盛り上がるだろうし、当然オレもそっちに乗り換えるだろう。
一言でいうと、大宮アルディージャが出来る以前の、大宮出身の浦和サポーターって感じかな。有名なお隣さんを応援しているというか。今のオレの立ち位置はそんな感じ。もっともっと、日本全国をサッカークラブで細分化しないと、とても日本人の郷土愛はカバーしきれねぇってわけです。
以上、余談でした。
まぁそういう微妙な事情を抜きにしても、FC岐阜のサッカーはドリブルの上手い選手が多い南米的なスタイル。Jリーグには珍しいタイプなので、このスタイルが通用するかどうかはともかく、一見の価値はあるチームではあると思う。さらに……

「Never GIFU up」
最後まであきらめないサッカー、それも岐阜の持ち味ですな。たぶん。
さてさて。
とりあえずそんなこんなで取材を終えて、駐車場でバスを待っていたら、
「アツシーーー!!!」
と、大きな声でFC岐阜のスター選手、片桐淳至の名を呼びながらかけよってくるおばちゃんがいた。ファンか?? 否。
「アンタ、車のカギつけっぱなしでしょー!!」
なんと片桐ママ登場。
キーホルダーからカギを外して、母親に渡す片桐とのやりとり。ほほえましくて、顔がニヤけてしまいましたよ。
正直、今のままではFC岐阜を大きく取り上げるのは難しいけど、いつかJ1の舞台に来るようなことがあったら……すんげぇ面白い企画をやりたいなぁ〜。今から中身考えとこう。


