優勝したイラクにこんなことを言うのも何だけど、
イラクは今後しばらく、国際試合に参加するべきじゃないと思う。
だって、勝つたびにバグダッドで大騒ぎが起きて、銃を乱射して人が死んだり、自爆テロの標的で若者が50人も犠牲になったり……。
「サッカーのせいで人が死ぬ」という状況は絶対に避けなきゃいけないでしょ。
ドイツのサッカーコーチの教科書には、
「サッカーは生きる上で必要のないものだが、最も重要なものの一つである」
と書いてあるらしい。
人が生きてこそのサッカーですから。
人が死ななきゃいけないのなら、サッカーなんて無くなったほうがいい。
そんなことを考えてしまいました。
話は変わるけど。
サウジアラビアやイラクのサッカーは、日本を見慣れている人にとっては面白く感じられるもんですね。ノーガードの打ち合いだから、駆け引きもへったくれもなくて、大味だけど見ていて楽しい。
基本的に、今の日本サッカーは小難しいからね。
活字たっぷりの長編小説を読むような感じ。90分見る価値のあるストーリーある試合運びを見せてくれるけど、読むのに疲れることもしばしば。
それに比べてサウジアラビアやイラクのサッカーは簡単。ミニゲームのように気楽に見れる。気分としてはマンガを読むような感じ。
ただし90分見続ける価値はなく、ハイライトで編集されていてもたぶん同じくらいの興奮度になると思う。
戦術好きの人からすると、サウジアラビアのサッカーなんて本当につまんないんだけど、この辺りはそれぞれのサッカーに対する趣味趣向に因ってくるんだろうね。
話は変わるけど、その2。
ちょっとオシムにガッカリした。
「個人の力が足りない」とか、
「トップスピードでボールを扱える選手が少ない」とか。
そんな、俺でもず〜〜〜っと前から思っていたようなことを、今さら敗因に挙げるなんて……。
その弱点を何とかするために、「人もボールも走るサッカー」を掲げていたんじゃないの?
個人の力が足りないというのなら、最初からそういうトレーニングも組み込んでくれれば良かったのに。選手の意識も変わるし。
まぁもしかしたら、一気にあれもこれもやろうとすると良くない、そう考えていたのかもしれませんね。
ちなみに「選手を変えろ」という声が多いけど、それは根本的に的が外れていると思う。
今のオシム体制なら、誰が入っても大差はない。だって個人技を出すことが制限されているんだから。個人が打開をするのはチームのコンセプトじゃない。
パス回しを重視するなら、今のメンバーは間違いなくベストでしょ。
もしも今後オシムがメンバーをいじるようなことがあれば、それはオシムの方針にも変更があったということになる。それも楽しみではあるけど。


