いやぁ……これは驚かされました。
というか、ショックです。
先日のキリンカップ、コロンビアとの試合はここ数年の日本代表Aマッチの中で、いちばん面白いゲームでした。
戦術的にレベルが高いのはもちろんのこと、コロンビアの攻撃が常に日本のディフェンスを脅かしたことが大きかったと思います。
ドキドキしながら観戦して、
「やっぱり相手が強いと、サッカーは面白くなるなぁ」
なんてのんきな感想を抱いたものですが…。
なんと! そのコロンビアが!
今ベネズエラで行われている「コパ・アメリカ」で、
パラグアイに5−0の大敗を喫してしまったのです!
パラグアイは、ロケ・サンタクルス(バイエルンミュンヘン)が3得点のハットトリック。そして、途中出場のカバニャス(クラブアメリカ)が2得点。
ハイライトでしか見てないけど、ものすごく豪快なシュートを突き刺していました。
コロンビアが戦力を落とした、とは考えにくい。
コパ・アメリカは、南米ではもっとも重要な大会のひとつだし、日本戦では温存されたDF、「イバン・コルドバ(インテル)」がこの試合ではフル出場したことが何よりの証拠です。
むしろ、今回のコロンビアは、日本戦よりもさらに強くなっていたと考えるのが自然でしょう。
しかし、結果はパラグアイに5−0の大敗…。
キリンカップでは成長の証を見せてくれた日本でしたが、世界との差はこんなにも広いのかと間接的に思い知らされ、改めてショックを受けました。
ここから先は、海賊ひでの仮説。
オシムが就任して以来、フォーメーションや組織力が磨かれていく日本を頼もしく見ていましたが……このコロンビアvsパラグアイの結果を見て、ひとつ不安になったことがあります。
それは、「考えて動く」「人もボールも動く」というキーワードが先行して組織力が整えられていく日本ですが、ただでさえ弱かった個人技がさらにおざなりになっていないかということです。
キリンカップ後に、コロンビアのアファナドル監督は言っていました。
「日本はダイナミックで、リズミカルなプレーをするいいチーム。しかし弱点は、個人技が発達していないこと」
この弱点を補おうとするムーブメントが、今の日本サッカーにあるとは考えにくいんです。
別に南米と同じレベルの個人技ができる必要はないと思います。攻撃にもいろいろなやり方があるんだから、必ずしも南米と同じことをやる必要はありません。
が、守備面で彼らの個人技に対応ができないとしたら、これは問題。
最低でも、個人技に対してきちんと守ることができなければ勝てるはずがない。
もともと日本は、「南米のチームに対して相性が悪い」という定説があったけど、今後はその傾向がさらに高まっていく危険があるのでは……。
まぁ正直自分でも考えすぎだろう、とは思いますが、
コロンビアが5−0で大敗した事実は、いろいろな面から日本を客観視する手がかりをくれたんじゃないでしょうか。
アジアカップから帰ってきたら、コパ・アメリカの試合もたくさんチェックして分析しようと思ってます。


