今日は味の素スタジアムに、東京ヴェルディ1969vs京都サンガF.C.の試合を見に行ってきました。
結果は、1−3で京都の勝ち。
京都のサッカーは、コンパクトで人もボールもよく動くので、見ていてとても楽しかった。ラッキーゴールもあったけど、組織的には圧倒していたと思う。
反対に東京Vは、サイドチェンジもロクに出来ず狭いスペースを何も考えず攻めるという感じのサッカー。
そのサッカーを、ものすごーーくシンプルに表現すると、
「やたら個人能力の高い、草サッカー」
そんなイメージが適当だった。
(詳しいマッチレポートは、ストライカーDXの方で書きます)
今日の味スタは声が出なくなるほど寒かったし、2800人という観客の入りも寒かったけど、今日のヴェルディに比べればまだマシ。連携のかけらもない、出たとこ勝負の攻撃ばかり。
もうJ2も第8節になるというのに、なんなんだこのチームは。
ということでラモス監督の記者会見に行ってきました。
前節の福岡戦に続いての連敗。
さらにゲーム内容も完敗、チームは全く機能せず。
さぞや仏頂面で出てきて、1・2個の質問に答えてサッと引き揚げると思いきや……。
意外にも笑っている。
「理想の選手がそろったし、自分のやり方でいきたかったんだけどね。あいつら、ちょっとヒントをあげれば、勝手に考えてやってくれると思ってた。俺が甘かった。選手が全然戦ってない。俺の責任。練習で出来ていることを試合で出来ないのは、自分に負けているということ。それが一番悔しい。やり方を変えていかないといけない」
「勝手に考えてやってくれると思ってた」
まるで今まで全く監督をしてなかったかのような発言だ。
「変える」ということは、これからは組織的なプレーが出来るように、監督としての手腕を振るうということだろうか。
選手が自分たちで考えて試合を作る、これがラモスの理想だったようだが現実は厳しいようだ。
ただ、ざっくばらんな言い方をしながらも、発言の節々に自分のチームの選手たちへの愛情を感じさせる。
「今日は5人しか戦ってなかったよ。相手は11人戦っているのに、こっちが5人じゃ勝てるわけないよ。服部や土屋は本当にがんばってくれてる。今これだけやれてるのも、アイツらのおかげ。」
「フッキが研究されてるって? だから俺はいつもアイツに言ってたんだよ。お前このままじゃ研究されるぞ、ワンタッチでプレーするのを覚えなきゃいけないぞって。でも出来てないんだよね。若いし自信もあるからボールを持っちゃう。今度、練習ではアイツだけ2タッチ制限にしてみたらいいかもしれない」
そして、
「いつまでも落ち込んでてもしょうがないからね! 前向きにいこうヨ!」
と、ラテン系のノリで陽気に語ってくれた。さらには…、
「ホラホラ、○○さん、今日は静かじゃない?質問ないの? そこのお嬢さんも。なんか聞いてよ」
などと記者側が押される始末。
負けたチームの会見の方が、終始明るくなごやかだった。
ただ、全体的に脳天気にしゃべっている感じではあるんだけど、「暗くなっていてもしょうがないさ」とムリに明るく振舞っているようなイメージもあった。
事実、記者会見に現れた柱谷幸一氏には「そうなんだよ、監督大変なんだよ」とこぼす場面もあったし。
世間ではオシムオシムと、オシム会見ばかりがクローズアップされるけど、
なかなかどうして。ラモス会見も面白いじゃないか。
発言がストレートで俺は好きだ。オシムは語ってることはすごいんだけど、いちいち回りくどくてめんどくさい。
オシムかラモスか。
今なら圧倒的に後者だ。
しかし…いくら会見が面白くても、このまま笑って負けていったら『大うつけ監督』で終わってしまう。
ただ、一つラモスの大きな欠点を挙げるとすれば、「優しすぎること」なのかもしれない。選手に愛情がありすぎる。監督と選手は、もう少し距離を置いてもいいかもしれない。
鳴かぬなら殺してしまえ、ほととぎす。
天下(J1制覇)をめざすなら、それぐらいの覚悟が必要だ。
名古屋のフェルフォーセンが、元日本代表の玉田圭司をスタメンから外したように。


