最近、カルチョ(イタリアサッカー)はヤバい。
サポーターのスタジアム離れが進み、ついにイタリア杯の準決勝、「ACミランvsASローマ」では事件が起きた。まぁ事件といえば、マテラッティが2発目の頭突きをくらったのも事件だけど、そっちはギャグみたいなモンなので置いといて。
誰が見ても”好カード”の一戦。
ミランからは、インザーギ、カカ、セードルフ、ピルロなど。
ローマからは王子様トッティ。
”好カード”になり得る役者はそろっている。
ところが、9万人収容のサンシーロスタジアムに入った観客は、何とたったの7000人くらいだったらしい。
試合開始を、TV放映の都合に合わせて21時15分に設定。
こんな遅い時間の開始はあまり見たことが無い。
寒いし、終電がなくなるし、スタジアムに足を運ぶのに良いことは一つもない。
以下はイタリア人の本音。livedoorスポーツより
「チケットの値段を下げて、開始時間を以前のように戻す。カルチョを支えるのは心であり、財布ではない(エレナ・インテリスタさん)」
「サポーターをスタジアムから遠ざける作戦ならば、おめでとうと言いたい。作戦はもはや成功に終わった(ジャンルカさん)」
「子供達は試合を見に行きたがっていたが・・・、(夜遅い時間帯では帰りのこともあり)大都市でしかスタジアム観戦は無理(マウロさん)」
「カップ戦、リーグ戦ともにこの時間帯での試合開始はもうやめろ!!(ジャンニさん)」
「イングランドから学べ!!なぜプレミアは常にスタジアムが満員なんだ?まずはアホみたいな値段を下げろ!!(匿名希望)」
「イタリア杯で数少ない真剣勝負(26日夜のミラン対ローマ、21時15分開始)をなぜ中途半端な時間帯でやるんだ!!(匿名希望)」
「値段と時間帯をもっと考えろ!!サポーターは疲れるだけだ(匿名希望)」
「もはやサポーターへの配慮など何もない(ステファノさん)」
スタジアムに客が入らない。
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TV側の都合が通りやすくなる。
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さらにスタジアムに客が入らなくなる。
カルチョは負のスパイラルに入ってしまっている。
世界中のテレビ局から、莫大な放映権料が入ってくるのは事実。
だからといって現地のイタリア人までテレビ観戦するでは困ったもんだ。
放映権という”外需”はイタリアサッカーを潤したけど、それが逆にイタリア人という”内需”を溺れさせてしまった。強いドリンク剤を飲みすぎて体を壊したような感じ。
この前ある人が言っていたけど、
「Jリーグは内需だけで成り立ってるんだよね。もっと色んな国からたくさん選手を雇って、その国から放映権料を取ればいいのに」
たしかに、ベッカムたった一人の年棒であらゆるJクラブが運営出来てしまうようなJリーグだ。外国人が大量にチケットを買ってくれる欧州リーグと違って、Jリーグではほぼ日本人しかチケットを買わない。
規模の小ささは否めない。
しかしそれってある意味、とっても健康的なことなんじゃない?
言い方を変えれば、Jリーグは国内のみの収入でやりくり出来ている。外需的なハデさは無いけどすごく地盤がしっかりしてるってことだ。
内需リーグ? 結構じゃないの。
いいリーグだよね、Jリーグ。
なんかカルチョ事件を見てたら、しみじみそう思った。


