なんでかなぁ。
北京出場が決定したサウジアラビア戦、
オレも国立にいたんだけど、なぜか「よっしゃあ!!」っていう高揚感がなかった。
なんでかなぁ。
別に引き分けだから消化不良で終わったとか、そーいう問題じゃないのよ。
むしろその点に関しては、このチームが初めて試合の駆け引きに勝ったという意味でプラスに感じた。
だけど、、、試合後にピッチで騒ぐ選手や監督、いわゆる現場の人たちとオレらの間には、明らかに温度差があったような気がするんだよね。
なんでかなぁ。
それは見てるオレの問題で、五輪出場が当たり前のように感じるようになってしまったけど、実情を見ればアジアの実力は拮抗してきているから。だから日本がここまで苦戦したことに実感がなかった。
これも一つの答えだと思う。けど、
なんかオレの感覚では、このチームはこれから最終予選が始まるぐらいでちょうど良かった感じがする。
ピチピチ感がなく、バラバラ感のあったチームが、ここに来て一つにまとまって戦ったのが最終戦とその前のベトナム戦だった。
そして、チームが本当に一つになったと感じた瞬間に予選終わり。
このチームはこれから成長段階に入るのになぁ・・・ここで出場が決まってしまうのは早すぎる。もったいない。
「メダル? 獲れる実力があるなら、もっと楽に予選を突破してるでしょ」という本田圭佑のコメント通り。今のままではグループリーグ敗退は間違いないだろう。
彼らにはもっとたくさんの公式戦が必要。
この若い選手たちを、もっと本戦までに鍛えることができるとしたら、、、やはりA代表だろうか。
そう考えると、オシム退任は相当な痛手だ。
オジェックとか西野とか岡田とかいろいろ言われているけど、後任の監督がそこまで考慮に入れてメンバー選考をしてくれるかどうか。
ワールドカップ予選という結果にこだわる中で、将来にもきちんとクサビを打ってくれる人がいい。
オシムといえば、
皮肉にもオシムが倒れたことがきっかけで、このチームは一つにまとまった感がある。
でもそういう外的要因による効果は、いつまでも続くもんじゃない。
選手たちが、これをきっかけに大人の選手になってくれるか。
正直、誰とはいわないけど、まだまだ敬語も使えないような子どもの選手が多すぎますから。心が子どものまま。
(もちろん、逆にこちらが感心させられる選手もいるけど)
「人に敬意を持たない選手は成長しない」とは、先日取材したあるコーチの言葉。
大人になるか、子どものままか。
22才といえば、大学生が社会に飛び出していく節目の年になる。
1人の人間として、結婚とかこの先の人生とか、いろいろなことを考える時期になる。サッカー選手だって例外じゃない。
その微妙な年代を彼らも迎えているわけだ。


