この前NHKで、
日本の食糧問題を考える、という番組をやっていた。
その感想を駄文で書き殴ってみます。
いきなりですが、今の日本の食糧自給率、どのくらいか知ってます?
「食糧自給率」とゆーのはその字のごとく、
どれだけの食糧を自分の国で生産してまかなっているかということ。
なんと日本は、たったの40%らしい。
他の先進国でいうと、イギリスやドイツなどは80%〜90%、アメリカやオーストラリアなどは300%にものぼる。(100%を越えているのは、余った食糧をさらに他国へ輸出しているということ)
日本の40%という数字は、世界的に見ても圧倒的に低い。
ここ数十年で日本の食糧自給率は、どんどん下がって輸入に頼るようになった。スーパーに並んでいる食材の産地を見ると、なんと海外産の多いことか。その代わりに自動車や精密機器をグングン輸出するようになったわけだけど。
「食糧は外国に売ってもらえばいいじゃないの」
という人もいるかもしれないが、問題はたくさんある。
その一つは、農業が廃れると、国土も廃れてしまうことにつながること。水田や畑があったキレイな土地が、商業地や工業地になってしまうと日本の空気や水などの環境が悪化していく。
もう一つは、外国から輸入する食糧の安全性だ。
昔、ある農家で、自分の家で食べる用の畑と、出荷用の畑を分けて作っているという話を聞いたことがある。
なぜ分けているのか? それは……出荷用の畑だけには農薬をたっぷり使い、自分で食べる分には使わないようにするため。
人間なんてそんなもの。自分さえよければいい。
だから輸入に頼ることは、自分の健康をそういった他の人間に預けることになる。危険極まりない。
なんだか、イタリアのパスタ不買運動を思い出す。
イタリアのパスタメーカーが値上げを決めたとき、国中がそれに反対して不買運動を行ったらしい。彼らの言い分はこうだ。
「俺たちは車や香水の値上げに反対しているわけじゃない」
彼らはパスタという、イタリア人が生きるために最低限必要なものを守ろうとしている。外国産の安い食料でいいや、なんて気は起こさない。彼らの価値観は、人間としてすごく自然な姿に感じられる。
でも今まで日本が選んできたのは、車や精密機器のほう。
ずっと食べ物を犠牲にしてここまでの経済成長を遂げてきた。なんだか、いつかこの大きな代償を支払う日が来るような気がしてならない。
まずは、値段以外が見えていない消費者の危険なマインドが変わること、
そのためには、「〜ガンの危険がある農薬が〜グラム入っている」などの詳細な情報を徹底的に開示すること。
あるいは日本の食品に消費税がかからないようにしてもいい。ドイツでは20%近い消費税率を課しながらも、食品などの生活必需品に関しては税金が一切かからないシステムだった。それを真似してもいいかもしれない。
そして何よりも、これまで海外食品との自由競争に策略なく負けてきた日本の農業生産者に、大きな進化が求められていると思う。
若くてエネルギーと知略にあふれている……ITベンチャーを立ち上げてきた社長たちのような人間が、今の日本農業にも必要だ。


