先日、といっても1ヶ月以上前のことになるけど、
アルビレックス新潟のエジミウソンを取材しました。
☆インタビュー記事は、
8月11日発売のストライカーDXに掲載されます
新潟の練習が終わったあと、グラウンドでレッスン取材を開始。
「あーでもなく、こーでもなく、こんなプレーを撮りたい」という俺の希望にも、イヤな顔ひとつせずに応えてくれて、予定時間をオーバーしてしまったものの撮影は完了。
そして俺は一足先にクラブハウスに戻って、インタビューの準備……に入ろうとしたところで、「アッ!!!」と声が出た。
イメージカット、全然撮ってねぇ。。。
イメージカットというのは要するに飾りの写真で、これがないと真っ白の中に文字だけというショボショボの記事になってしまう。ヤバいぞそれは。
俺は猛ダッシュでグラウンドに引き返し、用具の後片付けをしていた通訳さんを呼び止めてふたたびエジミウソンの元へ……。
エジミウソンはグラウンドの隅で、ファンの子供たちにサインをしていた。
通訳さんが事情を話すと、エジミウソンはサインを止めてこっちにやってきた。
う……。子供たちの視線が突き刺さる……。
俺は君たちからエジミウソンを取り上げたヒドいヤツ。
何か文句あんのか……あるよなそりゃ。
マジで申し訳ねぇと思いつつ、イメージカットを撮る。
ボールを使ってちょいちょい遊んでもらって、撮影は無事終了。
うーん、子供たちはまだこっちを見ている。やっぱり視線が刺さる。
しかし、驚いたのはその後。
エジミウソンはふたたびその子たちの所に歩いて行き、サイン書きを再開した。そして全員がサインを手にするまで書いた。
……いいヒトだね。このヒトは。
別にそのままクラブハウスに帰ってシャワー浴びても、誰も文句言わないと思うけど…。
俺は試合中のエジミウソンのイメージが強かった。ブスッとしてるし、味方が失敗すると怒るし。
要するに、「怖そう」っていう印象だったんだけど。
でも普段はめっちゃくちゃ明るい。
実はオンとオフの利いた、模範的なサッカー選手だった。
さらにその後のインタビューも、
「ブラジル人は感覚でプレーするから、技術的な話は聞きづらいんじゃないか」という俺のイメージを見事に裏切り、丁寧でわかりやすい解説をしてくれた。
まぁこの点は、コーチ兼通訳さんの力も大きかったんだけど。
エジミウソンに限らず、通訳さんも広報さんもみんな暖かかった。暖かいクラブだった。
俺はアルビレックス新潟というチームが、常に4万人の観客をスタジアムに集めることにずっと疑念を持っていた。疑念というか、理由がわからなかった。
スタジアムへの無料招待券を配ったとか、地域密着を進めたとか、新潟にはプロスポーツチームがないからとか。色々な話は聞くんだけど、どれもこれも、「それって1、2年で効力が切れるでしょ」と思うようなことばかり。
なんかこう……
「なるほど! だから新潟はこんなにも人気があるのか!」と確信できるような決定的な事実を、少なくとも僕は知らなかった。
でもこの取材のおかげで、すこ〜〜〜しだけ見えたような気がする。


