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死体を3つ積んだバイク!? 【ベトナム取材記】

アジアカップも終わったことだし、アジア初参戦となった俺のベトナム取材記でもノンビリ書いてみようかな~と思います。


まずは到着初日の話。


深夜10時過ぎ、ハノイのノイバイ空港に着いた俺は、ホテルに予約しておいたタクシーに乗って市内に向かった。


コイツの運転が荒い荒い。2車線あるのに、なぜかそのど真ん中を走行していく。そして原チャリを追い抜いて行くたびに「ビーーーーッ!」とクラクションを鳴らす。


そして夜だというのに、やたら原チャリの数が多く、何度となくぶつかりそうになって急ブレーキをかけられる。


「大丈夫か……コイツ」


ちょっと不安になってきた。


飛行機の中で読んだ「地球の歩き方」によると、ベトナムの治安は相当に悪い。


ホテルの部屋で寝ていた日本人女性が、従業員にレイプされそうになったとか、強盗にあってお金を奪われたとか、ロクでもない体験談がたくさん載っている。


チラッと隣の運転手の顔を見る。


そういえばコイツ、さっきから全く表情が変わらない。不気味なくらいに無表情。


「まさか、どっか変なとこ連れて行く気じゃねぇだろうな……」


と思い、なんとなく無意味に「ポキッ、ポキッ」と手の骨を鳴らしてみる。


ビビったか? 
いや、以前表情は変わらない。


コイツには北斗神拳は通用しないのか。




と、くだらない妄想をしながらタクシーはさらに進む。


周りを走っている原チャリは、ほとんどが2人乗り。3人乗りもめずらしくない。


おじいちゃんがおばあちゃんを荷ケツしていたり、スーツのサラリーマンが乗っていたり、いかにも調子こいた若者が3人乗りしていたりと、実にバリエーション豊かだ。


そんな中、前方に妙なシルエットのバイクを発見した。


ベトナムでも珍しい4人乗り。


荷台に1人が横向きに寝ていて、その上にさらに人間が2人、縦向きに寝ている。しかもなぜか全員が裸だ。


なんじゃこりゃ……と思ってよ~~~く見てみると、


3人とも仰向けで、足と手が上空に向かって伸びたまま。
しかも体をヒモでバイクにしばりつけてある。


「し、死体だ! 死体を運んでやがる!」


さすがの俺も肝を冷やした絶体絶命のシーンだったけど、


その横を通り過ぎるときに謎は解けた。




豚。


ヒトじゃなくてブタでした。


深夜10時にブタなんか運ぶなよ……しかも3匹も。紛らわしい。


ヒトとブタって、意外と似てるんだなー。


結局タクシーは何事もなくホテルに着いたけど、初日からどっぷり疲れました。
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終了雑感 【アジアカップ2007】

優勝したイラクにこんなことを言うのも何だけど、


イラクは今後しばらく、国際試合に参加するべきじゃないと思う。


だって、勝つたびにバグダッドで大騒ぎが起きて、銃を乱射して人が死んだり、自爆テロの標的で若者が50人も犠牲になったり……。


「サッカーのせいで人が死ぬ」という状況は絶対に避けなきゃいけないでしょ。


ドイツのサッカーコーチの教科書には、
「サッカーは生きる上で必要のないものだが、最も重要なものの一つである」
と書いてあるらしい。


人が生きてこそのサッカーですから。
人が死ななきゃいけないのなら、サッカーなんて無くなったほうがいい。


そんなことを考えてしまいました。




話は変わるけど。


サウジアラビアやイラクのサッカーは、日本を見慣れている人にとっては面白く感じられるもんですね。ノーガードの打ち合いだから、駆け引きもへったくれもなくて、大味だけど見ていて楽しい。


基本的に、今の日本サッカーは小難しいからね。
活字たっぷりの長編小説を読むような感じ。90分見る価値のあるストーリーある試合運びを見せてくれるけど、読むのに疲れることもしばしば。


それに比べてサウジアラビアやイラクのサッカーは簡単。ミニゲームのように気楽に見れる。気分としてはマンガを読むような感じ。
ただし90分見続ける価値はなく、ハイライトで編集されていてもたぶん同じくらいの興奮度になると思う。


戦術好きの人からすると、サウジアラビアのサッカーなんて本当につまんないんだけど、この辺りはそれぞれのサッカーに対する趣味趣向に因ってくるんだろうね。




話は変わるけど、その2。


ちょっとオシムにガッカリした。


「個人の力が足りない」とか、
「トップスピードでボールを扱える選手が少ない」とか。


そんな、俺でもず~~~っと前から思っていたようなことを、今さら敗因に挙げるなんて……。


その弱点を何とかするために、「人もボールも走るサッカー」を掲げていたんじゃないの?


個人の力が足りないというのなら、最初からそういうトレーニングも組み込んでくれれば良かったのに。選手の意識も変わるし。


まぁもしかしたら、一気にあれもこれもやろうとすると良くない、そう考えていたのかもしれませんね。


ちなみに「選手を変えろ」という声が多いけど、それは根本的に的が外れていると思う。


今のオシム体制なら、誰が入っても大差はない。だって個人技を出すことが制限されているんだから。個人が打開をするのはチームのコンセプトじゃない。
パス回しを重視するなら、今のメンバーは間違いなくベストでしょ。


もしも今後オシムがメンバーをいじるようなことがあれば、それはオシムの方針にも変更があったということになる。それも楽しみではあるけど。

結果がスタンダードを作る 【アジアカップ 2007】

サウジアラビア戦に負けてから、オシムが取り組んでいる「日本人らしいサッカー」には疑問符がつくようになった。


自分たちの信じるサッカーを実践したのに、サウジアラビアにはその弱点を突かれて負けた。このショックは大きい。


選手選考に問題があるんじゃないか?
交代が遅いんじゃないか?
ボールを回してもシュートを打たなきゃ勝てないじゃないか?
もっと個人技が必要なんじゃないか?
そもそもこのサッカーでは世界を相手に戦えないんじゃないか?



オシムという人物、基本方針には賛同しつつも、
彼が指揮しているサッカーにはさまざまな不満が出てきた。


負けた途端に手のひらを返しているような気もするけど、
それも無理からぬ話。
「日本人らしいサッカーの模索」という仕事は、そう簡単には成し遂げられない難業なのだから。


選手の側からも、迷いは出始めている。
「走ってボールを回しながら攻めても、一発でボールを奪われてカウンターを食らったりするとガックリくることがある」(加地)


彼に限らず、こういった部分的な迷いが出ている選手は他にもいる。
「負ける」という結果にはそれだけの重みがあるのだ。




ちょっと話は変わるけど、
僕がオランダでユースチームの取材をしていたとき、ほとんどのユースでは、「3-4-3」システムを採用していた。
全員が攻めて全員が守る、創造性を生かしたサッカー。いわゆるオランダ伝統の「トータルフットボール」を極めようとする練習内容が多かった。


なぜ、彼らはそこにこだわるのか?


答えは簡単。
そのサッカーが、結果を残したサッカーだからだ。


1974年ワールドカップ、オランダ代表はトータルフットボールという画期的かつ魅力的なサッカーを展開した。決勝で西ドイツには敗れたものの準優勝に輝き、大会MVPにはヨハン・クライフが選ばれた。


その歓喜・記憶はやがて伝統となり、オランダサッカーのスタンダードとして今も君臨している。


同じことはイタリアにもいえる。


あれだけ守り偏重のサッカーが、世界中から批判されながらも、なぜイタリアのスタンダードとして受け入れられているのか。


それは、「このスタイルで世界を制することができる」ということを、イタリア人は経験的に知っているからだ。


結果はあくまで結果に過ぎない。
しかし、結果を残してこそ得られるものがある。




「日本人らしいサッカー」を模索するのは、まさにそういう作業になる。


どんなに美しく戦っても、どんなにオシムがすばらしいことを言っても、
最終的に結果を出さなくては、そのサッカーが日本のスタンダードとして受け入れられることはない。


だからこそ今回のように、たった1回の敗戦でチームの足元が揺れてしまう事態になる。




『結果を残したサッカーのみが、その国のスタンダードになれる』


オシムは、その事実を良く理解していると思う。


西部謙司さんもいっていたけど、今回のオシムが優勝という結果をノドから手が出るほど望んでいたのは間違いない。


「3連覇なんて約束はできない」
「私は日本が負けることを望んでいる」
「結果よりも内容を見てほしい」


口ではそう言いながらも、実際の試合では完全に戦闘モード。
選手交代もガチガチ。


今回のアジアカップで優勝し、その先にあるコンフェデレーションズカップでも準優勝以上の好成績を残す。そんな最高のシナリオも、オシムの頭にはあったはずだ。


そうすれば2010年ワールドカップに向けて、「日本人らしいサッカー」の揺るぎない自信を構築することができる。


サウジアラビア戦でも、失点された途端にボール回しをやめて、縦にボールを蹴り出す選手が何人かいた。それは焦りというよりも、自分たちのサッカーに対する確信の無さが招いているものだと思う。


そのためにも結果は欲しかったところだが……出なかったものはしょうがない。


だから正直、今日の韓国戦はちょっと心配。


「6試合経験できて良かった」なんて浮かれてる場合じゃないと思う。


もしここで2連敗するようなことがあれば……日本は本当に不必要な経験を背負ってしまうことになる。

2vs2と8vs8はイーブン【アジアカップ 2007】

「日本-サウジアラビア」戦を、思いっきりシンプルに表現すると、


2vs2サッカーと8vs8サッカーの激突。ということになる。


サウジアラビアがボールを奪って攻撃に転換するとき、人数のバランスは多くの場面で2vs2となり、日本が攻撃に転換するときは、多くの場面で8vs8となる。


カウンターサッカーと、ポゼッションサッカーが試合をすれば、こういう図式になるのは当たり前なわけですが。


この図式を、「攻撃している回数」という観点でみると、日本のほうが圧倒的に多い。ボールを長く保持しているんだから、日本が多くなるのは当然です。


でもちょっと視点を変えて、その図式を「1回の攻撃が持つゴールの可能性」という観点でみると、2vs2サッカー、つまりサウジアラビアのほうが大きいわけです。


2vs2なら、たった1人ドリブルでかわしてしまえば、2vs1になる。あとは自分にDFが寄ってきたら、味方にパスを出してシュートしてもらうだけ。つまり、1人かわすことができればもうゴールは決まったも同然なわけです。
また、広い陣地に2vs2の合計4人しかいないわけですから、1人をかわすためのドリブルを仕掛けるスペースも十分にあります。スピードのある選手にとってはやりたい放題。


ところが8vs8ではこうはいかない。1人かわしても、まだ7人も残っているのですぐに他の選手にカバーされてしまう。また、人数が多くて混んでいるので、ドリブルを仕掛けてもノッキングを起こす可能性は高い。


2vs2と8vs8では、圧倒的に2vs2のほうがゴールしやすいわけです。


つまり話を戻すと、
「攻撃の回数が多い日本と、1回の攻撃の可能性が高いサウジアラビア」。


究極的にいえば、どんなに日本がボールを回して攻めても、基本的にはお互いのゴール期待値は変わらないわけです。




今回は数学っぽい書き方にしてみましたけど、内容はすごく普通です。


「日本のボール回しの上手さ」というストロングポイントは、サウジアラビアのカウンター戦術に消されてイーブンの状態になった。


ボールを回す、というのはゲーム状況を整えるための手段であり、ゴールを決めるための手段ではない、ということ。

オーストラリアの歴史的快挙 【アジアカップ 2007】

先日行われた「日本-オーストラリア戦」について、
面白いニュースが入ってきました。


オーストラリアの「FOX SPORTS」というスポーツチャンネルの視聴数が、なんと過去最高の419000人を記録したとのこと。いちばんのピークはPK戦で、515000人にまで増えたらしい。


もちろんこれは加入者ベースの話で、「FOX SPORTS」が視聴できる3600ものスポーツバー等で見ていた人は含まれていない。


この数字が多いのか少ないのか、いまいちピンと来ないけど、
これまではクリケットにおける「ニュージーランド-オーストラリア戦」(415,000人)が最高だったというから、サッカーがそれを塗り替えたのはオーストラリアにとって間違いなく歴史的なことなんだと思う。


もちろん、外的な要因もあった。


・土曜の夜に開催された
・対戦相手が日本という、ドイツ以来の因縁があったこと
・アジアへの初参加となる大会だったこと


こういった偶然が重なって記録は成し遂げられたんだけど、
その地盤には、クリケットやラグビーの国、オーストラリアで育ちつつあるサッカー文化があるのだろうと思う。


オーストラリアは長い間、サッカー協会の名前に"Soccer"というアメリカ英語を使っていたのだが、それも去年には"Football Federation Australia"に改名。
"Football"という、世界共通の言葉を使用することにした。


今後、クリケットやラグビーで世界を制しているようなバカでかい男たちがサッカーをやり始めたら……ビドゥカの20%増しみたいな選手がわんさか出てくるかもしれない。


いやはや。


我々は先日の勝利で、とんでもなく巨大な国に火をつけてしまったのかもしれませんよ。

次が正念場! 【アジアカップ 2007】

オーストラリア代表のニックネーム「サッカールーズ」とは、
"soccer"と"kangaroo"を組み合わせて作った造語らしいです。


カンガルーにしては体が太すぎるけど・・・(笑)


※ちなみに正しい発音は「サッカルー」(Socceroos)。
「サッカールーズ」というのは日本人の発音ですね。




さてと、我らが日本代表!


その宿敵、サッカールーズに勝ちました!!!


90分でも決着は着かず、さらに30分の延長戦でも決着は着かず、
最後のPK戦で日本は勝利。


1年前のドイツワールドカップ、カイザースラウテルンでの敗戦を目の当たりにした僕としては、たとえPK戦でも感慨深いものがありました。悪夢から覚めて、ふたたび自分たちの国の代表に誇りを感じられるようになったというか。


ま、この感動については色々なところで伝えられているので、この辺にしておいて。


オーストラリアには去年のようなダイナミズムは全く無かったですね。


序盤のように両サイドのMFカーニーとエマートンが高い位置をポジショニングできたときは、そのままサイド突破を試みてチャンスメーク。だんだん日本にゲームを作られ始めると、低い位置からFWビドゥカ狙いのロングボール一辺倒。


暑さで運動量を奪われて、放り込みメインのシンプルフットボールに終わってしまいました。結局いつものオーストラリア、という感じ。


ドイツのときに感じた、ゴール前にドドドォッ!と押し寄せてくる、どうしようもない迫力はまるで感じませんでした。


そして今日の日本代表。
僕が印象に残ったのは、中澤佑二、高原直泰、川口能活。


こんなことを言っては他の良いプレーをした選手に失礼かもしれませんが、


こういうギリギリの接戦で頼りになるヤツって、だいたい限られてきますよね。
カッコいいよ、この3人は特に。




さて。そんな喜びに溺れるヒマもなく、
準決勝の相手はサウジアラビアに決まりました。


ウズベキスタンもパス回しの上手いチームだったけど、サウジアラビアのスピードあふれるカウンターの前に撃沈。(1-2)


もともと、3連覇を狙うとしたら、この準決勝がいちばんの肝になるだろうと僕は思っていました。強敵を倒して浮かれすぎると、次の試合でアッサリと惨敗することもあり得る。


サウジアラビアはハイライトでしか見てないけど、FWにナイジェリア代表のマルティンスみたいな化け物がいて、かなり強力そう。


ここが正念場です。

高原がモテている件について 【アジアカップ 2007】

ある日、ベトナム人のボランティアの女の子が、
「サインください!」って高原の元に走っていった。
近くにベトナムの選手もいたのに、高原のほうへ。


日本のサッカーが東南アジアで人気があるというのは、どうやら確かなよう。




ところで、インターネットでいくつかの日本代表への疑問を発見したので、現地で取材をしている僕の目線から、勝手にここで答えてみたいと思います。


Q.なぜ佐藤寿人はスタメンで使われないのか?
エースの高原がいるからです。高原と佐藤寿が組むと、高原がポスト役になって佐藤寿を生かす形が多くなってしまう。ところがオシムは高原を生かしたいわけです。だからFWの相棒に選ばれるのは巻。佐藤寿がサイドで使われるのも、高原という絶対的エースがいるからです。彼にとっては不運ともいえるでしょう。


Q.巻じゃなくて、矢野貴章でもいいんじゃないの?
練習を見ている限りですが、矢野は非常に仕上がりが良くないようです。コンディション、連携面ともに23人の中でもかなり下位のほう。巻のバックアッパーとなってしまうのも、止むを得ないようです。


Q.太田吉彰が使われない理由は?
遠藤と俊輔がいるから。そしていつも羽生か水野なのは、相手が疲れたところにより瞬発力&スピードのある選手を入れたいからです。水野については、オリンピックへの経験を積ませたいのも少しはあるかもしれません。




というわけで、日本とオーストラリアが決勝トーナメント1回戦で当たることが決まりました。


僕の展望は……


「日本の勝ち」です。


根拠は3つ。


1つ目は条件のこと。
オーストラリアは日本がすでに3試合もやっているハノイへ移動して来なければならない。この蒸し暑い気候に耐えられるかどうか。
条件面ではかなり日本が有利といっていい。


2つ目は日本のチーム状態。
内容的に良いにも関わらず、結果についてはアンラッキーや運命のいたずらによるお叱りが加わっている。(全試合で失点している)


これは考えようによっては良いこと。
ミスがミスとして浮き彫りにならないほうが怖い。


そして3つ目。ここがいちばん重要。
日本代表のサッカーは1年前のワールドカップのときとは比べ物にならないほど質が変わっている。


というわけで、変なミスをやらかさない限り、日本はリベンジを果たしてくれるでしょう!

スペシャルが11人必要ですか? 【アジアカップ 2007】

高原がいなかったら負けていたとか、巻はいてもいなくても同じだったとか、ジェフの選手が選ばれている理由が分からないとか、なんか色んな感想があるみたいだけど。


こういったサッカーの見方に、少なからず僕は違和感を感じています。


たしかに、高原はスペシャルな選手。
特にシュートに直結するプレーに関しては間違いない。


だけど高原の得点だって、周りの選手がディフェンスを引きつけていなければ永遠に決まることはない。


UAE戦の2点目、加地がクロスを挙げたシーンを思い出してみると、中央には高原を含めて3人の選手がいた。そのうち、敵のディフェンスが寄っていたのは、よりゴールに近い位置にいた巻ともう1人の選手。
高原はフリーだった。


巻や羽生や山岸といった選手は、スペシャルとは言えないかもしれない。他にも同じ働きが出来る選手がいるかもしれない。いや、たぶんいると思う。




でも、「スペシャルを11人揃えたチーム」なんてのが、本当に強いチームだなんて俺には思えない。少なくとも安定感はない。


それについては、今シーズンの東京ヴェルディがいい例だ。
J2ではあり得ないほどの「スペシャル」な選手を並べて、序盤はいいスタートを切ったものの、その後は目を覆いたくなるほどの連敗地獄。


スペシャルな選手を、「生かす選手」が足りなかったことは明白です。


でも、今の日本代表はそれとは違うわけで。バランスが取れている。
僕はそう思うのですが、いかがなものでしょ。




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※ついにスコール初体験。街は大洪水っす。

ノスタルジック・フォー 【アジアカップ 2007】

ベトナム料理って、とってもおいしい。
タイの食材を使って中華風に味付けしたって感じがする。


まぁつまり、どっちに転んでもウマイと。そういうわけです(笑)。


日本では今、台風が上陸しているらしいですね。
僕はといえば、ベトナムで一度は体験したいと思っていた「スコール」はまだかまだかと、毎日スコール待ちです。


おかしい。日本では雨男でならしているのに。
こんなときだけ、雨男治っちゃったのかなぁ。
台風もきれいにかわしてるし。





さて。日本はUAEに勝ちました。これで一気に有利に。
いよいよ16日にグループリーグ最終戦、ベトナムとの試合を迎えます。


ベトナムは街の雰囲気といい、人の熱気といい、
高度経済成長期の日本を思わせる感じを受けます。


古いおもちゃが並んでいたり、道路にやたら人が座っていたり、軍隊の汚い帽子をかぶって自転車をこいでいる人がいたり。


宇都宮さんとの対談で出てきた話なんだけど、太ってるベトナム人をほとんど見かけないし、僕より背の高いベトナム人もほとんどいない。きっと、ぜいたくをするという味なんて全く知らないんだろうと思う。


少しでも暮らしを豊かにするために、毎日を一生懸命、この暑い国の中で生き抜いている。


スタジアムで応援する人の姿も、ピュアそのもの。
「ベトナム!ベトナム!」以外のフレーズはないし、それが沸くタイミングもいまいち良く分からない。大したチャンスでもないのに、めちゃくちゃ盛り上がったりしている。
歌もないし、横断幕もない。応援文化という意味では、ベトナムはまだまだ遅れている。


でも、本当にピュアな気持ちで叫んでいるのがすごく伝わってくるんだよね。


ベトナムの人たちが持っている、とてつもないパワーに、僕はノスタルジア(郷愁)を感じずにはいられないんです。


日本のこういう高度成長期を知らない僕が、この国にノスタルジアを感じるっていうのも不思議な話。でも気のせいなんかじゃない。確実にそれは僕の肌で感じている。


かえすがえすも、ここに来ることができて良かった。

カタール戦後、目まぐるしい・・・【アジアカップ 2007】

なんだか色んなことを感じすぎて、何をどこから書いていいのやら。


とりあえずはカタール戦について、僕が試合中に思っていたこと。


前半ずっと考えていたのは、今野のことでした。


「自分だけが緊張しているような気がする」と前日に言っていた。僕はそれを大した問題だとは思ってなかったけど、試合が始まってみれば・・・ガチガチじゃないっすか・・今野泰幸!


1人だけロボコップがいるような感じでしたよ…(痛)


なぜあのとき今野に対して、
「自分が緊張してるって理解してるんだから、冷静になれてる証拠だよ」
とか、気の利いた一言が出てこなかったのか。前半はずっとそれを悔やんでいた。


もちろんそんな一言が影響を及ぼすことはないんだろうけど、
もしかしたら、そんな一言で今野の気持ちが少しは楽になれたのかもしれないと考えたら、やっぱり悔やんでしまった。


だからそれだけに、後半15分に高原のアシストをしたシーンは嬉しかった。


他の選手たちも、ゴールを決めた高原以上に、アシストした今野に駆け寄っていた。そんなシーンからも、今野が今のA代表にとって欠かせないムードメーカーであることが感じられた。


ところが一難去って、また一難。
終了間際にセバスチャン・スリヤが蹴った、ところがどっこい弾ですよ。


あのとき壁の中にカタールの選手を入れてしまい、不運にもその選手の足に当たってゴールが決まってしまった。


その選手が入ったのは、阿部勇樹と今野の間。
グイッと割り込まれてしまったらしい。きっと電車とかでも、こんな感じで席をゆずるんだろうなぁ。。。


でも、何もこんなとこでイイ人発揮せんでもいいのに…!(笑)


まぁ次の試合ではやってくれるでしょう。
緊張がとれて気持ちさえ乗ってくれば、バカ正直な選手は誰よりも強くなれるんです。期待しましょう。




20070711155929.jpg

試合前の海賊ひでの目線。
ホットドッグ3つと、売店のおばちゃんにすすめられた変なイモを配備。

信号の電気代がもったいない! 【アジアカップ 2007】

20070709172623.jpg



「ビーーーーッ!!!」
そこらじゅうからクラクションが、1秒に1回ぐらい聞こえてくる。


ベトナムの交通はやっぱすげぇ。交通事故が日本の10倍っていうのも納得。
さっき乗ったタクシーも、危うく自転車をひきそうになってたし。
信号なんてほとんど誰も守っちゃいない。


そういえば関西では、信号に関してこんな有名なセリフがあります。
「青は進め。黄色も進め。赤は気をつけながら進め」


でもベトナムではこんな感じだね。
「青は進め。黄色も進め。赤はクラクションを鳴らしながら突っ込め」


そういう僕も、いつのまにか原チャリの間をスイスイすり抜けながら歩いていたりする。順応って怖いねぇ。気をつけよう。




ここで、ひとつお知らせがあります。
9日のカタール戦、ジャーナリストの後藤健生さんをお迎えして、
試合後に対談レポートを行うことになりました。


さらに13日のUAE戦、こちらは宇都宮徹壱さんを迎えて対談を行います。
なぜ、こんなことをやるのかというと・・・。


ほら。試合のレポートって、どんなサッカー雑誌や新聞でも「硬い」じゃないですか。読んでて肩がこるというか、体調が良くなきゃ読めないというか。


だから肩肘張らない、座談形式でやれば、きらく~に、楽しく読めるレポートになるんじゃないかな~。というのがコトの発端です。


試合の翌日(たぶん夜)にはアップできるようにしたいと思うので、どうぞお楽しみに!
http://www.soccerstriker.net/




さてさて。
いよいよ1時間後、日本vsカタールのキックオフです。


練習で右足首をひねった駒野友一は果たして出られるのか。
もしも出られない場合、代役は練習を見ているかぎり、今野泰幸になるのが濃厚。


「なんか、自分だけが緊張しているような感じがする。他のみんなは見せてないだけかもしれないけど」(今野)


先日のインタビューで会っていたので、今野は僕のことを覚えていてくれました。サッカー記者やってるくせに、普通にうれしくて飛び上がりそうになったけど、何か問題でも?(笑)




そして例によって、こちらのケータイサイトで僕のさまざまな試合レポート、日本代表レポートを掲載しています。裏話満載なので、どうぞよろしく!
http://soccer24.jp/pc/

すでに3フォー! 【2007アジアカップ】

ここはベトナムですよ、ベトナム。
やっぱりスゲー暑い。リュックを降ろすと汗がべっとり。


最初にハノイの空港に降り立ったときも、「むぁっ…」ときて息苦しいくらいだったし。


いくらホーチミンよりはマシとはいえ、さすがに東南アジア特有の蒸し暑さってのはすごいです。初体験。





こっちに着いてから色々な国の記者さんたちとしゃべっているけど、誰に聞いてもやっぱり日本は相当評価が高い。ディフェンディング・チャンピオンだしね。


そしてもう一つ注目されている国が、今回アジアカップに初参加のオーストラリア。
違うグループの記者会見でも、話題が決勝トーナメントに移ると必ず一度は名前が挙がってくるほどの注目ぶり。


「決勝は、日本vsオーストラリア」


と予想するジャーナリストがほとんどのようです。
しゃべっていても、ちょっと得意げになっちゃう。日本人で良かった。




下の写真は、ハノイで有名なホアンキエム湖と、昨日深夜に到着して、たまたま屋台でフォーを食っていて知り合ったベトナム人(左)とタイ人(右)。
まだ2日目だというのにすでに3回フォーを食いました。
3フォーですよ、3フォー。HGとは関係ありません、念のため。


P1130164.jpg

P1130155.jpg



あまりに久しぶりにカメラを使ったので、フラッシュのたき方を忘れてました…。




さてさて!
今晩は開催国ベトナムとUAEの試合ですよ。
プレミアリーグが人気を集めているなど、サッカー人気の高い東南アジア。国内リーグも毎回スタジアムが満員になるらしいですよ。楽しみ。わくわく。


海賊ひでのアジアカップも開幕だー!

日本を苦しめたコロンビアが、5-0の大敗!

いやぁ……これは驚かされました。
というか、ショックです。


先日のキリンカップ、コロンビアとの試合はここ数年の日本代表Aマッチの中で、いちばん面白いゲームでした。


戦術的にレベルが高いのはもちろんのこと、コロンビアの攻撃が常に日本のディフェンスを脅かしたことが大きかったと思います。


ドキドキしながら観戦して、
「やっぱり相手が強いと、サッカーは面白くなるなぁ」


なんてのんきな感想を抱いたものですが…。


なんと! そのコロンビアが!


今ベネズエラで行われている「コパ・アメリカ」で、
パラグアイに5-0の大敗を喫してしまったのです!


パラグアイは、ロケ・サンタクルス(バイエルンミュンヘン)が3得点のハットトリック。そして、途中出場のカバニャス(クラブアメリカ)が2得点。
ハイライトでしか見てないけど、ものすごく豪快なシュートを突き刺していました。


コロンビアが戦力を落とした、とは考えにくい。


コパ・アメリカは、南米ではもっとも重要な大会のひとつだし、日本戦では温存されたDF、「イバン・コルドバ(インテル)」がこの試合ではフル出場したことが何よりの証拠です。


むしろ、今回のコロンビアは、日本戦よりもさらに強くなっていたと考えるのが自然でしょう。


しかし、結果はパラグアイに5-0の大敗…。


キリンカップでは成長の証を見せてくれた日本でしたが、世界との差はこんなにも広いのかと間接的に思い知らされ、改めてショックを受けました。


ここから先は、海賊ひでの仮説。


オシムが就任して以来、フォーメーションや組織力が磨かれていく日本を頼もしく見ていましたが……このコロンビアvsパラグアイの結果を見て、ひとつ不安になったことがあります。


それは、「考えて動く」「人もボールも動く」というキーワードが先行して組織力が整えられていく日本ですが、ただでさえ弱かった個人技がさらにおざなりになっていないかということです。


キリンカップ後に、コロンビアのアファナドル監督は言っていました。
「日本はダイナミックで、リズミカルなプレーをするいいチーム。しかし弱点は、個人技が発達していないこと」


この弱点を補おうとするムーブメントが、今の日本サッカーにあるとは考えにくいんです。


別に南米と同じレベルの個人技ができる必要はないと思います。攻撃にもいろいろなやり方があるんだから、必ずしも南米と同じことをやる必要はありません。


が、守備面で彼らの個人技に対応ができないとしたら、これは問題。
最低でも、個人技に対してきちんと守ることができなければ勝てるはずがない。


もともと日本は、「南米のチームに対して相性が悪い」という定説があったけど、今後はその傾向がさらに高まっていく危険があるのでは……。


まぁ正直自分でも考えすぎだろう、とは思いますが、
コロンビアが5-0で大敗した事実は、いろいろな面から日本を客観視する手がかりをくれたんじゃないでしょうか。


アジアカップから帰ってきたら、コパ・アメリカの試合もたくさんチェックして分析しようと思ってます。
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清水英斗

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