先日、30人の日本代表予備登録メンバーに選ばれた「今野泰幸」選手のインタビューにいってきました。
代表への思いや現状、アジアカップへの意気込みなどを聞いてきたわけですが、その内容は例によってここで明かすことはできません。
その代わりといっちゃあナンですが、
帰りのタクシーで、自称「サッカー嫌い」の運ちゃんから、とっても面白い話を耳にしました。
運ちゃん「あんたたち、記者かい? FC東京の試合は見た? やっぱ今野はたいしたもんだね。実はな、だいぶ前に今野をこの車に乗せたことがあるんだよ」
運ちゃん「俺はサッカーが嫌いなもんだからさ、そんときは今野なんて名前も聞いたことなかったのよ。FC東京で中心になってる選手だなんて全く知らなかった。で、俺は今野を乗せたときにこういったわけよ・・・」
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――「俺な、兄ちゃん。サッカー嫌いなんだよ」
今野「どうして嫌いなんですか?」
――「オフサイドっつーやつがあるだろ。あんなもんがあるからワケが分からん。ピーピー笛が鳴って、試合がしょっちゅう止まっちまうだろ」
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運ちゃん「普通さ、見ず知らずのヤツにいきなりサッカーが嫌いとかいわれたら、"ふーん"で終わるヤツがほとんどだろ。面倒くさいから適当に流したりな。でも・・・」
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今野「おじさん。もしもオフサイドがないとね、相手の選手がずーーーっとゴール前にいて、簡単にゴールが入っちゃうんだよ。それだと見てる人が面白くないでしょ? だからオフサイドがあるんだよ」
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運ちゃん「って後ろから身を乗り出してわざわざ説明してくれてよ。でも、俺は性格がヘソ曲がりなもんだから・・・」
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――「でもよ。だったらこっちも、守りを2人ぐらいずっとゴール前に置いとけばいいじゃねぇか? そうすれば簡単に点は入らねぇだろ?」
今野「そうなんだけどね。でもそうすると、みんな両方のゴール前だけに集まっちゃって、真ん中に誰もいなくなっちゃうでしょ。そうすると、みんなゴール前に向かってボールを蹴り合うだけになっちゃう。誰もいないんだからドリブルで抜いたりする必要ないもんね。そうすると・・・・」
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運ちゃん「って感じでさ。嫌な顔もせずに丁寧に説明してくれたんだよ。んで後になって、そいつが実は今野泰幸っていうFC東京の中心選手だって聞いてよ。ビックリしたぜー。ありゃ本当にいい男だよ」
この話の何がいちばん面白かったかっていうと、この運ちゃんが感じた今野の印象と、俺が今日インタビューをして感じた今野の印象が、全く同じだったってこと。
実際、FC東京のクラブハウスで取材に応じてくれた彼の態度は誠実そのもの。"いいヤツオーラ"が全身から出まくっていて、真面目かつ丁寧に、ときには笑いを交えて1時間じっくりと語ってくれました。
裏表がなく、誰にでも分け隔てのない素朴な今野のキャラクター。
今野はもともと東北高校卒業後、Jリーグクラブからの声はかかっておらず、社会人のソニー仙台に入部することが決まっていたそうです。
ところが、「今野の才能を埋もれさせてはいけない!」と感じたソニー仙台の関係者が、自分のチームに入ろうとしていた今野をコンサドーレ札幌に推薦してJリーガーになれたんだとか。
その後、今野はワールドユース、アテネオリンピックを通して主力級の活躍をみせ、今はA代表のオシムジャパンに名を連ねている。
いやぁ、見てる人は見てるもんです。
最近は淫行だの退場だのと世知辛いJリーグですが、
こんなに"いいヒト"なサッカー選手もいるんです。めちゃめちゃ癒されました。
さてさて、その今野選手のインタビュー内容ですが。
こちらのケータイサイトで、7月2日と9日に公開される予定です。
http://soccer24.jp/pc/
ちなみにまだ原稿は1文字も書いてませんが(笑)。
これから一生懸命まとめなければー!


