バカみたいにサッカーして笑って生きてきた大切な仲間。
そいつが今、とっても悩んでいる。
花火職人という夢を追いたいけど、実家の家族には経済的な問題があるらしい。そして両親はいっしょに暮らすのを望んでいるとのこと。
今の会社を辞めなければ花火職人は目指せない。しかし、辞めると経済的な問題がのしかかってくる。夢を追いながら家族を養っていくのは非常に大変なこと。そのために、自分の今後を決められずに立ち止まる親友。
やさしいヤツなんだよ。やさしすぎるくらいだ。
あいつのために俺が出来ることは何だろうか。
金を貸すことは拒否された。それに俺自身も金はない。
だから一生懸命、あいつのブログにコメントを書いた。
あいつに向けて書いたけど、俺の人生にとっても大切なことばかり。
今回はそのやり取りの全てを下に掲載してみることにする。
悩む悩む悩む
「どうすんだ?」との部長からの問い。
いま悩んでるとこですってしか答えられない。
要員を考えたりしなきゃいけないから、
いつまでも僕が宙ぶらりんでいるのも困ると。
辞めるって決めたのに、バイトしながらやってけばなんとかなるだろうって思ったのに、
そのなんとかなるだろうが急に不安になってきた。
とりあえずモバイト登録して説明会も行ってきたけど。
家族がこんな状況で、さらに何かあったときに、
自分は何もしてあげれないんじゃないかって思う。
そんなんでいいのかって考える。
みんなに夢を与える仕事をしたい、だから家族を犠牲にする。
それはおかしいと思う。
家族も大切に出来ない奴が、みんなに夢を与えれるわけが無いと思う。
どうしよう。
どうしたらいいんだろう。
悩む。
もう決めなきゃ。
コメント from 海賊ひで
厳しいこと書くぞ。
ず〜〜っと前から感じてたけど、
お前は何事に対しても「覚悟」が弱い。
それがいいとこでもあるんだけど。
誰にも、何の負担も犠牲も与えない人間なんていないぞ。
俺はドイツに行った。そして半年以上たった。
こないだ、相方に聞いてみた。
「おれに不満はないか?」って。
答えは、
1.近くにいないこと
2.お金がないこと
3.将来を見通せないこと
あと他はないヨって言ってた。
俺も相方を犠牲にしてる。寂しい思いさせてる。何の安定も与えてやれない。
でも大切だからこそ、ヨーロッパですべきことをなるだけ短期間でやろうと決め、1年だった滞在予定を大幅に縮めた。ゆっくりバイトしながら…って考えてた期間を全て削除し、出来るだけ早く取材や仕事を終わらせるスケジュールに変えた。その分忙しくもなったし、頭もすごく使いながら生活してる。
それでも相方の犠牲が消えるわけじゃない。
俺は自分に出来ることを全てやって、精一杯大切にしているつもり。それも俺の「覚悟」だ。
>家族も大切に出来ない奴が、みんなに夢を与えれるわけが無いと思う。
「家族を大切にする」って何だよ。
ただ一緒にいることだけか? そんなことどこの教科書で読んだ? 別居している世の中の人間はみんな、親を大切にしてないのか?
だとしたら、花火職人に対する想いも悩みも完全に断ち切れ。それも「覚悟」だ。
前を向いて家族のそばで暮らす「覚悟」が出来ないなら、たとえ一緒に暮らしてても、お前は家族を大切にすることは出来ないと思う。
自分が「覚悟」できる道を選べ。
>家族がこんな状況で、さらに何かあったときに、
>自分は何もしてあげれないんじゃないかって思う。
だからこそ、お前は「覚悟」してがんばらなきゃいけないんだろう。石にかじりついてでも職人になって、苦労の末にお前が打ち上げた花火を見て、泣かない親なんかいねぇぞ。
花火職人になる夢はお前だけのモンじゃねぇ。
家族に対する責任を背負って夢を追え。
家族に何もしてあげられないかもしれない、というリスクを背負え。
お前が一人前の花火職人になれなかったら、みんなが迷惑するんだ。大人の男だったら、その責任から逃げるな。
責任を負うからこそ、お前はつらい修行にも耐えられる。
花火職人のお前として、家族を幸せにするためにな。
失敗は許されん。だから死ぬ気でがんばれ。
お前が今悩んでいる選択は、
・家族に何もしてあげられないかもしれない→だからやめとく
・家族に何もしてあげられないかもしれない→だからがんばる
こんだけのことだ。どっちを選んでも覚悟を決めろよ。
コメント from 親友
だよねー。
俺っち弱いなー。
失敗とか成功とか、そんなの結果の話であって、
始める前は何もわからない。
これが正しい道だなんて、決まってるわけない。
そんなのわかってる。
でも、わかってる「つもり」なんだよね。
あれだ、マリッジブルーみたいなもんだ(笑
さんきゅ。
決めたよ。


