ドイツの天気はとっても変わりやすいのです。
さっきも突然強い雨が降ったので、走って家に駆け込みました。そして部屋に着くと、、、すでに外はまぶしいくらい晴れてました(笑)
変わりやすいのは、女心とドイツの空、、、ってなもんです。
…さてさて。
前号の続きでしたよね。
そう。暗闇の中でエリオが待ち伏せていたのです。
俺は心底ビックリしました。
が。
別に何のことは無い。
俺といっしょに帰ろうと、わざわざ待っててくれたのでした。
(ハプニングを期待した人、残念!)
エリオのアパートはグラウンドからすぐ近くにあって、
「ちょっと寄っていかないか?」
と言うので、遠慮なくお邪魔していきました。
それが。。。
高〜〜いマンションの最上階で、夜のマイン川が嫌味なほどに美しく見えるオシャレな部屋。
キッチンに並べられたワインボトルが薄暗いライトに照らされ、
なんともいやはや。。。
ダイニングとベッドルームはもちろん別々。
なんちゅういい部屋に住んでるんだコイツは。。。
マツダ車の部品を作る会社に勤めているって言ってるけど、そんなに儲かるのかなぁ。。。ちなみにこの部屋は一ヶ月640ユーロらしいです。日本円だと90000円ぐらいっすね。
その後、少し飲みに行こうと誘われたので、エリオいきつけのバーへ移動。
これまたとってもいい雰囲気のバーで、「Lilli」というエリオおすすめカクテルも最高においしい。ローズマリー・セージといったハーブの葉が浮かんでいて、すっごくリラックスできる味。おかわりしちゃいました。
エリオはアメリカのマイアミで育って、5ヶ月前にドイツに転勤してきたらしい。キューバ人の父とペルー人の母を持つ、南米系の顔立ちをしている。
俺たちは同じサッカー馬鹿なので、当然話題はワールドカップの話へ。
海賊ひで:「アメリカはどうよ? 結構難しいグループに入っちゃったんじゃない?」
エリオ:「本当だよ。でも日本だってそうじゃない? ブラジルと一緒だろ?」
海賊ひで:「まぁね。でも俺たち日本は2位狙いだから。ブラジルはぶっちぎりで1位通過してくれればいいんだ。むしろ、ブラジルが負けることの方が怖いんだよ。」
ブラジルがクロアチアと勝ち点を分け合って、仲良く1位2位通過・・・。そんな最悪のシナリオは避けたいですよね。
なんて話をしていると、突然エリオが不思議なことを言い出す。
エリオ:「でもね。俺はアメリカにあんまり活躍して欲しくないんだ。」
俺はギョっとした。エリオには愛国心がないのか、それともアメリカで何か複雑な過去があったのか、、、色んな想像が駆け巡る。
エリオ:「アメリカ人はサッカーにあんまり興味ないからさ。例え優勝してもあんまり盛り上がらないんだよね…。それじゃ悲しいでしょ? せっかくみんなが楽しんでるワールドカップなのに。」
あぁ、そういうことか。
でもそういう考え方ができるキミ、けっこう素敵だ。
エリオ:「だからといって、すぐ負けちゃってもアメリカのサッカー人気は上がらないしさ。そこそこ勝つのが一番いいかなぁ。」
う〜ん。
アメリカ人でサッカー好きだと、色々大変なんだねぇ。。。
ちなみにアメリカの中でも、マイアミのような南米に近い街では比較的サッカー人気は高いらしい。しかもエリオの両親は南米から来てるから、なおさらってわけだ。
ドイツのサッカー事情も色々教えてもらいました。
このバーのマスターは若い頃サッカーをしていたらしく、色んな情報を仕入れました。もちろん俺はドイツ語がしゃべれないので、エリオが俺の通訳をしてくれた。
しかもバーを出ようとすると、サッと20ユーロ取り出し、
エリオ:「OK! OK! No problem!」
…え? おごってくれるのかい…???
なんていいヤツなんだキミは!!!
実はエリオは、4月中旬に仕事で大阪へ出張するらしいのです。
だから俺は、
海賊ひで:「OK!じゃあお礼に、大阪の女の子を紹介するよ!」
と言った。
・・・。というわけで、
誰か紹介されてやってください(爆)




