ゼロックススーパーカップ
ガンバ大阪 vs 浦和レッズ
1−3
両チーム合わせて8人の日本代表。
宮本、加地、遠藤。都築、坪井、サントス、長谷部、そして小野。
これだけでも超豪華布陣なのに、(宮本は出場しなかったが)
さらにワシントン、ポンテ、フェルナンジーニョ、シジクレイなど、Jリーグ屈指の外国人選手も抱えている。特にレッズは、J1で戦えるチームが2チーム作れそうな勢いだ。小野にばかり注目が集まっているが、たとえ小野が抜けてもチーム力が落ちるとは考えにくい。それほどのメンバーがそろっているのだ。
レッズがアジアの王者に輝く日が待ち切れない。
ちなみに試合の方は、プレシーズンマッチということで両チームとも組織の仕上がりの方はまだまだ。中盤のプレスが甘くなったり、パスの意図が合わないシーンが多々見られた。期待された小野もさすがというプレーを見せる反面、組織へのフィットという面ではまだ2,30%というところ。
これを開幕までの練習で、どこまで高められるか注目だ。
しかしそれは浦和にとって楽観すべきことだ。なぜなら、小野のポンテに対する表現を借りれば、浦和にいる選手は非常に「気の利く」プレイヤーが多い。ポンテ、ワシントン、長谷部、山田・・・そして小野しかりだ。
この「気が利く」というのは、サッカーにおいて面白いキーワードだ。ディフェンスであれば、危険察知能力が高くカバーリングが的確なこと。オフェンスであれば、視野が広く効果的なパスを展開することができて、3人目の動きも巧み、フォアチェックも精力的に動く。
献身的に影の苦労をすることを惜しまない。
そんな選手のことを「気が利く」という表現で表すことができる。足の速さやボールテクニックなどと違い、目で見える能力ではないが、いわゆる"玄人好み"な選手だ。(ちなみに俺はポンテが大好き)
もしくは、"サッカーを良く知っている選手"、なんて言い方もできるかもしれない。
当然のことながら、チーム内にそういう選手が多いことはニューカマーの選手にとっては非常になじみやすい環境と言える。だから小野がレッズに再びフィットする日もそう遠くはない。
そういう意味で今日の試合、レッズの良くない部分を発見したとしても、シーズンへの不安要素は全くないと言い切ることができる。
そんなレッズに対して・・・、
むしろアラウージョ・大黒の抜けたガンバは、攻撃の仕方を再度作り直す必要があるだろう。西野朗監督が「チャンピオンチームとしての責任もあり、中心選手が抜けたことで不安が残っている」とこぼした通り、前年度チャンピオンのガンバは決して小さくない改革をする必要に迫られている。
その理由は、今までのガンバが前線頼みの速攻でゴールを量産していたことだ。しかし頼みの前線がいなくなった以上、前年の「いてまえサッカー」を今年も続けられるはずがない。
ではどういった改革をすればいいのか?
そのキーワードは「サイド攻撃」にあると思う。
今日、後半から途中出場した加地が見せたサイドでの局面打開からのクロス。ここに大きな可能性を俺は見た。FC東京には申し訳ないが、ガンバは理想的な補強をしたのかもしれない。
左サイドの家長がもう少し判断の早さ、調子の波のコントロールができればガンバの不安も払拭されていくだろう。家長は大きな将来性を感じさせるだけに、来期に期待したい選手のひとりだ。
ドイツドイツで盛り上がる2006年だが、Jリーグのエキサイティングな戦いからも目が離せない。


