最近、海外の日本代表はなかなか悪くない。
中村俊輔については言うまでもなく、稲本もフル出場の機会が格段に増えてチームの勝利に貢献している。試合時間が増えることは体力的にも精神的にもすばらしいことであり、この2人についてはドイツW杯でもかなり期待できそうだ。
中田英は調子の浮き沈みが激しく、アフリカ系選手が代表召集されている間の短期バイトのようになってしまっているが、少しずつ監督の信頼を得てフル出場しているのを見れば状況は悪くない。
そして特筆すべきは小野伸二。
欧州での移籍が叶わず、浦和レッズへ"失意の復帰"を果たしてしまった・・・と思われがちだが、自分は全く逆の見方をしている。
テレビなどで小野の様子を見ている限り、失意どころか逆にモヤが晴れたようにスッキリとした表情でサッカーを楽しんでいる。小野のとってはちょうど良いタイミングのリフレッシュ復帰だったのかもしれない。
・・・という感じで見てみると、MF陣はなかなか良いパフォーマンスが期待できそうである。。。が。問題はFW陣。
柳沢はいまだに鹿島への復帰が決まらず、メッシーナでも完全な役立たず。大久保(代表召集はされていないが)についても、チームが最下位という状況も手伝ってまだまだ自分のプレーを発揮するには至っていない。かといって、唯一好調の平山を起用するのはまだ早いだろう。
そして高原だ。
同じく高原もFWの4番手として扱われてしまい、出場機会は非常に少ない。しかし高原に関して言えば、昨年のハンブルガーSVの大幅補強により、チーム内競争がかなりハイレベルになっていることを無視できない。オランダ代表のファンデルファールトや、最近では元シャルケで活躍していたアイウトンの加入など、日本代表の中で一番厳しいポジション争いをしているのが高原なのだ。
なにせ、あのベルギー代表のムペンザが3番手扱いなのだから。
その高原が久々の先発出場を果たしたビーレフェルト戦。
「これは高原にとってジャスティス(裁判)となる試合。今シーズンの初得点を待っている。」
と、現地解説は言っていた。
だが・・・ほとんどボールに絡むことなく前半のみの交代。
ツートップを組んでいたアイウトンと比べると、あまりに存在感に乏しかった。移籍後たった2試合目のアイウトンが大声と手振りで、「そっちじゃねぇ! こっちにパスしろ!」という感じでふるまうのに対し、なぜか3シーズン目の高原はおとなしかった。積極的に飛び出すことなく、周りの動きを見ながら自分の居場所を探すようなプレーが多かった。(そういう指示だったのかもしれない)
FWは時にはエゴイスティックなくらいが頼もしいのだが・・・。
「お前のパスが悪いから俺がゴールできないんだ」ぐらいのずうずうしさが欲しい。今の高原のプレーには明らかな迷いを感じてしまう。


