「全員が集まるのは試合のときのみ。」
「まとまった練習時間が取れなくて、なかなかチームが強くならない。」
忙しい社会人チームにありがちな悩みだろう。
実際、俺が入っているチームでもそれはある。
狭いところでパスを回してしまう。ロングボール一本の展開に頼ってしまう。その結果、サイドを広く使った効率のいい展開が出来ていない。
これが今のチームの現状。
まとまった練習時間が取れないので、課題がそのまま残ってしまっている。
そこで俺は、練習試合を使ってこの課題を修正していくことを考えた。
リターンパス禁止。(ワンツー禁止)
それが次の試合の我がチームのルール。足かせ。
Aからパスを受けたら、Aにはパスを戻せないというルールだ。
つまり、パスを受ける前からA以外の味方の動きを把握しておく必要があるのだ。
リターンパスを禁止すれば、パスを出す方も受ける方も常に3人目の動きを意識しなければいけない。トラップの方向も非常に重要になってくる。その結果、次のプレーを予測したパスの受け方を身に付けることができる。視野も当然広くなる。
そして最終的には自然と周りを見ながら広いエリアへ展開していくクセがつくだろう、という意図だ。
そうすればワンツーでの局面打開も、より効果的な場面でのみ使うことができる。
さらにこの練習方法の優れた所は、常に実戦の中で鍛えられること。
決められた手順で練習を繰り返すよりも、その効果は分かりやすい。
ただ自由に漠然と練習試合を重ねるより、
ある縛りを自らに課すことで、大きなレベルアップを目指すことができる。
それはチームだけでなく、個人的課題についても同じだ。
たとえば左足でボールをコントロールするのが苦手だ、という人がいる。
練習している時間はない。
そんなときは、次の練習試合を左足のみでプレーすると決める。
そんなルールを自分に課してみるのも面白い。
(もちろんチームに迷惑をかけない範囲でやって欲しいが。)
このやり方はなかなか有効なので、
ぜひ、同じ悩みを持つ人がいれば試してみて欲しい。
課すルールは、自分やチームが持つ課題に合わせて設定しよう。


