海賊王サッカーコラム
 俺はもう二度と負けねぇ! 文句あるか、海賊王!

一歩も譲らぬラインマインダービー【マインツvsフランクフルト】

【2006-2007シーズン ブンデスリーガ第3節】 
1.FSV Mainz05 vs Eintracht Frankfurt
1−1(前半0-1)


この試合は両チーム(特にフランクフルト)の今後を不安視させるゲーム内容だった。始まって3節でこれを言うのも余りに時期尚早に過ぎるというものだが、「降格」の2文字がチラチラと浮かんでしまうほどだ。その点をじっくりと辛口トークで責めたいところだが、まずは高原が移籍したこと以外は日本人になじみの薄いこの両チームについて、歴史的な重みを含めて紹介させていただきたく思う。


ドイツの地理に明るい方なら知っているかもしれないが、マインツとフランクフルトは電車で40分程度の距離にあるご近所さまである。そのため、マインツを流れる「ライン川」、フランクフルトを流れる「マイン川」の名前を取って、この試合は「ラインマインダービー」と呼ばれている。


ところが歴史上、この「ラインマインダービー」がブンデスリーガで実現したのは昨シーズンが初めてなのである。マインツはドイツ国内でも珍しい遅咲きのクラブであり、2001年にマインツOBであるユルゲン・クロップが監督に就任したことで急速に力を付け、2005年にクラブ史上初めてブンデスリーガ昇格を果たした。マインツは1905年に創設されたクラブであり、2005年はクラブ創設100周年にあたる。ゆっくりと想像してみて欲しい。なんと1世紀もの間、昇格をめざしてドイツ下部リーグを戦ってきたのである。
Jリーグが出来てたかだか10数年の日本に生まれた僕にとって、その途方もない歴史の大きさにはただ脱帽するばかりである。


ところが、マインツが初めてブンデスリーガの表舞台に立った2004-2005シーズン、ラインマインダービーが話題になることはなかった。フランクフルトはブンデスリーガ、UEFAカップも制したこともある古豪クラブだが、近年は1部と2部を往復する低迷期に入っており、2004-2005シーズンは時悪く2部に降格してしまっていた。


そして昨シーズン、101年の時を経てついにブンデスリーガで顔を合わせたマインツとフランクフルト。昨シーズンの残留に成功したことにより、今年はダービー2季目を迎えることが出来る。はなれ離れだった100年の空白の時を埋めるべく、この出会いが長く続くような戦いを両チームに期待したいと思う。


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『マインツホームゲームでは、試合前にマフラーを掲げてバラードを歌っている。僕の前にいたおじいちゃんは、ハーフタイム中にマインツのステッカーを隣りの人のお尻に貼ったりと、まるで子供のようにはしゃいでいた。 photo by 清水英斗』


攻撃が迷宮入りしたフランクフルト

フランクフルトは開幕戦を4−4−2、第2節を4−5−1で臨んだものの攻撃がまるで機能しなかった。フンケル監督率いるフランクフルトは、基本的にショートパスを使って攻撃を組み立てるドイツらしからぬチームである。その中心はFWのギリシャ代表アマナティディスであり、彼の体を張ったポストプレーからMFテュルク・シュトライト・マイヤーらが衛星として動いてスペースを突いていく。が、この攻撃は今のところほとんど上手く行っていない状況である。狭いスペースに追い込まれて無理な縦パスを出すしかなくなり、広いエリアへの展開が出来ない。そればかりかボールを奪われた後、サイドバックが中途半端に上がったスペースを何度もカウンターで突かれ、ここまで引き分けを2つ拾ったことが幸運に思えてしまうのが現在のフランクフルトだ。


この日のダービーでは、フンケル監督は大手術を敢行する。ずっと4バックで戦ってきたディフェンスを3バックに変更し、3−4−3の中盤をトリプルボランチで臨んだ。3トップのウィング、シュトライトとテュルクにボールが入ったらそれをトリプルボランチの両翼が追い越してサイドを崩していく狙いが見て取れた。しかし、前線のフリーランニングの質・量不足で効果的にスペースを作り出せないまま、ゲームはマインツペースで進んでいく。


中でも前半、特にテュルクの動きが悪くミスが目立った。彼は今シーズン、マインツからフランクフルトに移籍してきた選手で、マインツサポーターにとってはまさに裏切り者である。「もうこれ以上の移籍は沢山だ」というメッセージを掲げたホームのマインツサポーターは、テュルクがボールを持つたびに大ブーイングを浴びせていた。
しかしこういったブーイングも、通常ならばプレー自体に影響を及ぼすものではない。気にしなければ済む話である。しかし、本当にスタジアムが揺れんばかりのブーイングは、観客席にいた僕の体にもビリビリと響いて重量感を感じるほどだった。"音"の凄さを思い知った。
「サポーターが放つ凄まじい怒りの和音は、確実に彼のプレーを止めていた。」
実際にスタンドにいた僕はそう思わざるを得なかった。


狭い中に引き付けて広いサイドに展開することが全く出来ず、結局90分を通して今後につながるような組織的攻撃はほとんど見られなかったフランクフルトだったが、試合は意外な形で先制点が生まれる。


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『スタジアムに集まった20,300人の観客のうち、フランクフルトサポーターは3,000人程度。しかしわざわざアウェーの地にまで駆けつけた精鋭サポーターは叫び、歌い、踊り、圧倒的な存在感をスタジアムの中で誇っていた。 photo by 清水英斗』


なんと3戦連続・・・

前半25分、FKから左サイドでパスを交換した後、シュトライトが右足でアーリークロスを放り込み、真ん中で待っていたアマナティディスがヘディングで叩き込む。オフサイドを狙ったマインツDFだったが、サイドバックのチャドゥリが残っていたのか狙いは不発に終わり、一瞬の隙が失点を生んでしまった。


マインツは前後半を通してチャンスを多く作った。アザウアが中央で運動量を発揮し、フランクフルトの3ボランチの注意が中央に引きずられたところでサイドのフォイルナーに展開。前を向いてボールを受けたフォイルナーは、そのまま縦を何度もえぐり、DF2人をかわす個人技の高さを見せた。マインツには後半から入ったエドゥなど、スピードがある縦に勝負できるドリブラーが何人かいる。こういった選手がフランクフルトにも欲しいところだが…。
しかしながらマインツも最後のシュートが度々ポストを叩くなど決定力を欠き、後半に入ってもなかなかゴールを奪えない。そこへ試合展開を変えるアクシデントが発生した。


後半19分、MFシュパイヒャーが2枚目のイエローで退場してしまい、当然ながらフランクフルトは1−0の逃げ切り体勢にギアを切り替えた。攻め立てるマインツだったが、やはり最後のシュートが入らない。マークが余っているのだから、右サイドバックのチャドゥリがもっと攻め上がっても良かったと思うのだが…。もともと攻撃の選手だけに、1点ビハインドの場面であの消極的なポジショニングには疑問符を付けざるを得ない。(チャドゥリは後半30分に交代で退く)


フランクフルトに待望の初勝利が転がり込むか・・・。
昨シーズン、ラインマインダービーは「2−2、0−0」で、2試合とも引き分けに終わっている。この日悪いながらも粘るフランクフルトが、ダービーに新たな歴史を刻むかに思われた。


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ところが後半39分、ついにマインツは右FKからヨヴァノヴィッチが同点ヘッドを叩き込む。この瞬間フランクフルトの今シーズン初勝利が消えて、ラインマインダービーは何と3試合連続の引き分けに終わった。

フランクフルトは後半43分にもDFのヴァゾスキを一発レッドで欠いており、次節フンケル監督は機能しない攻撃に加えて、コマの減った守備陣にも頭を悩ませることになりそうだ。




ちなみにフランクフルトの高原はこの日もベンチ入りせず。今のチーム状態を見るならば、彼の出番は必ずやってくるに違いない。逆に言えばこのひどいチーム状況で出場できないとき、もしくは結果を残せなかったとき・・・それは高原のJリーグ復帰を意味することになるだろう。


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最後にドイツの天気についてひとつ。
この日は、前半が快晴 → ハーフタイム中に豪雨 → 後半20分に雨が止み → 後半40分に再び雨が降るという有り様だった。濡れたピッチではバウンドしたボールが伸びるなど、芝の状況を常に考慮に入れなければならないが、こうも状況がコロコロ変わるのでは選手にとっても大変である。


しかしこの気まぐれな天気は、ドイツでは全く珍しいことではない。
ブンデスリーガには、分単位で変わるピッチコンディションで柔軟に対応する適応力が求められるのだ。

高原のポジションはあるのか【フランクフルトvsヴォルフスブルク】

2006−2007シーズン
ブンデスリーガ第2節
アイントラハト・フランクフルト vs VfLヴォルフスブルク


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シャルケとのアウェーでの開幕戦を1−1の引き分けで乗り切ったアイントラハト。だが試合の内容は散々だった。


監督がフンケルに変わって以来、パスをつなぐ攻撃的なサッカーを目指していたアイントラハトだが、この日のボール支配率は37%というひどい数字を残した。最多ボールタッチ数はシャルケがトップ下のリンコン(96回)であったのに対し、アイントラハトは左サイドバックのシュパイヒャー(52回)である。
これらの数字が示す通り、シャルケは敵陣に攻め込みかつボールをキープする理想の展開でアイントラハトを攻め立てた。この試合のMOM(マンオブザマッチ)はアイントラハトのGKプレルであったことからも、防戦一方のゲーム展開だったことは想像に難しくない。


ちなみに今シーズン、ハンブルガーSVからアイントラハトに移籍した(元?)日本代表の高原だが、まだケガから練習に復帰したばかりということで当然のようにスタンド観戦。


果たして復帰後、アイントラハトに高原の居場所は残っているのだろうか?
そんな視点も含めてこの試合を観戦してみた。


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アイントラハトは開幕戦で使用した4−4−2ダイヤモンドの布陣を4−5−1に変更。
ギリシャ代表アマナティディスを1トップに置き、中盤を厚くしてボール支配を高めようと試みた。
中盤のテュルク・ストライト・マイヤーがポジションチェンジをしながらスペースを作り、アマナティディスのポストプレーを基点にサイドを突破して何度かチャンスを得た・・・が。


アイントラハトが良かったのは前半5分まで。
攻撃的なチームがもっともやってはいけない、ディフェンスポジションでの軽率なミスが続き、どうしてもリズムに乗ることが出来ない。特にミスの目立ったボランチのルスは見せ場なく前半交代。
前線のポジションチェンジも、横方向のみの単純なものに終始し、相手DFラインを混乱させるには至らない。


ヴォルフスブルクは4枚のディフェンスがほとんど上がることなく、ロングボール一本のカウンター攻撃を主体とするドイツらしいチームだった。能動的にリズムを作れないアイントラハトに対し、ヴォルフスブルクは効果的にチャンスを作り出していた。


後半はルスに変わり、本来サイドポジションのケラーがボランチに入る。ケラーが中央からボールを持って上がることで、サイドのストライトやテュルクがフリーで前を向ける機会が増えたが、決定的な場面もゴールポストに嫌われるなどで結局ゴールにはならなかった。


アイントラハトはディフェンスラインからパス回しのリズムを作って相手のマークをずらし、タイミングの良い縦パスを入れていく必要がある。それが出来なければ、今シーズンもアイントラハトは降格争いを巻き込まれるのは必死である。




さて、冒頭で触れた『高原直泰』についてだが。
ドイツの屈強なDF陣がずらりと並ぶライバルを相手に、高原のワントップはまずあり得ないだろう。となるとやはりMF、それもサイドでの出場ということになるが、監督のフンケルもフォーメーションを思考錯誤しているようなので現段階では何も言うことはできない。ただ、フォーメーションが何にしろ「パスを回して攻撃的に攻める」というドイツらしからぬサッカースタイルは高原には好材料になるだろう。


そして今のアイントラハトは明らかに良い状態とは言えないので、高原の出番は思ったよりも早く回ってくるかもしれない。MFも縦への意識の強い選手が少ないので、思い切ったプレーでアピールすればレギュラー獲得も充分に考えられる。まぁ色々考えても、結局は本人次第という解答になってしまうのだが。


次節は、1.FSVマインツ05とのダービー戦。


フランクフルトを流れるマイン川、マインツを流れるライン川の名前を取って、『ラインマインダービー』とこの試合は呼ばれている。


ちなみにマインツには元韓国代表のチャ・ドゥリが今シーズンにフランクフルトから移籍し、高原とチャの日韓ダービーにもなり得るかと思ったのだが・・・。


高原はケガ。チャも開幕戦で出番なし。
余りに予想通りでガッカリしていない自分が悲しい。

【ドイツ通信vol.14】 得たものは友達

どもども。
最近色んなところで書きすぎて、
どこが自分の日記やら、どれが自分のキャラやら、
ワケ分からなくなってきている海賊ひでです。


だいぶ久々ですが、家探しの続きが気になっている方がいるようなので、書こうじゃないか! サラッと(笑)


そう! まずは前回書いた、16人の入居希望の中から俺を選んでくれたハウスだけど、


なんと、入居日に突然81歳のおばあちゃん大家から電話がかかってきたらしく、俺の入居が断られてしまった。同居人のヤンとビルクは彼女を説得しようと一生懸命になってくれたみたいだけど、おばあちゃんは聞く耳もたなかったらしい。


理由を聞くと、
「あなたはドイツ語を話せないから」


・・・。
なんつー理由だ。
っていうかそんな理由なら、もっと早く言って欲しかった…。


ヤンとビルクは怒っていたけど、俺はおばあちゃんの気持ちも分かる。
自分がコミュニケーションを取れない人間は、信用できなかったんだと思う。テレビなどに影響されて、突然不安になったのかもしれない。


日本人だって、日本語話せない外人が自分の家に住むのは怖いだろう。
(俺は構わないけどね)
「国際交流」なんて掲げていても、実際に自分の身に振りかかれば、そんなに心広くなれるもんじゃない。
だから、こればっかりは仕方ない…と俺は諦めた。


でも、今でもヤンとビルクとは一緒にお酒を飲みに行くほど仲良し。


入居を断られたのはショックだったけど、そんな友達が出来たことが何よりも嬉しくて、またイチから部屋を探す苦労も忘れちゃったさ。




そして、次はユースホステルで出会ったポーランド人のパントマイマーとルームメイトを計画するのですが。。。


それはまた次のお話。


(王様のレストランみたい。古っ)

【ドイツ通信vol.13】 俺は日本派かなぁ…

ツンボイ!
(乾杯!)


最近忙しくて、更新サボり気味の海賊ひでです。
家探しの続きをお話する前に、ちょいと小話をいたします。


欧州では3/26からサマータイムになっています。
本来の8時は7時になり、いつもより1時間早く仕事から帰ることができます。夜の明るい時間がより長く楽しめるようになりました。
1時間ズレていることに気付かずに、「電車を乗り過ごした!」「チェックアウト時間に遅れた!」なんてことは、世界共通のお約束(笑)。


自分は、この考え方がなんとも「欧州らしいなぁ」と思うんです。
自然に流れている時間を1時間いじって、自分たちの生活にフィットさせる。
合理的というか、季節を積極的に楽しもうとする姿勢があります。


でも日本的な考えだと、逆にそれを嫌うと思うんですよね。自然のままであるべき風情や哀愁を楽しみたいというか。
季節感を大切にする日本では、本来8時に鳴くべきカエルが7時にゲコゲコ言い出すことには、少なからず違和感を感じると思います。
きっと、欧米人には一生理解しがたい感覚でしょう。




欧州流と日本流。
季節を楽しむという意味ではどちらも同じですが、そのやり方の違いに文化が現れていて非常に面白いです。


たとえば、料理を例に取ると、
日本料理の場合、素材の味をそのまま生かすことが基本ですが、
欧州の場合はソースに凝って総合的に作り出した味が全てだと思います。まさに文化の違いがサマータイムへの考え方と全く同じように現れているんじゃないでしょうか。


毎年一度は耳にするわりに、結局日本ではまだ導入されていないサマータイム。


あなたは導入派? それとも否定派?

【ドイツ通信vol.12】 七転八倒!家探しの巻

Wie geht es Ihnen?
(調子はどう? How are you?)


今日は一日中部屋にこもって仕事をしていました。
しかし、なぜか変わりやすいはずのドイツの天気が今日はずっと晴れたまま…。「もしかして雨男?」の海賊ひでです。


今回は家探しの苦労について書こうかな。
色々ありすぎてどこから書けばいいのか。。。




さて!
自分の場合はまず、フラット(シェアハウス)をひたすら当たりました。
理由は安いということ、ドイツ語の練習になること、インターネットが最初から完備されていることでした。


ドイツ語のフラットメイト募集サイトで、自分の紹介文(ドイツ語)をチェーンメールのように送りつけまくりました。


…しかし返信率は30%を切る程度。やはり外国人、ましてやドイツ語がしゃべれない怪しい日本人と一緒に暮らそうという人は少ないのです。


しかしついに好条件のフラットから連絡が来ました。
「今度の日曜日、12時半に会いましょう」とのこと。
もちろん2つ返事でOK!




そして日曜日・・・。
時間は12時半・・・。
住宅街をさまよう海賊ひで・・・だめだこりゃ。


ヨーロッパの住所って日本と全然違うから分かりにくい。
電話してフラットメイトに聞いても全く分からない。
っていうか家の外に出ててくれって頼んだのに、雨が降ってきたせいか出ててくれない(泣)


そのうちに所属サッカーチームの練習時間になってしまったので、結局諦めて帰っちゃいました・・・。


そして練習が終わり、ご飯を食べたあとメールをチェックするとフラットメイトからメールが来ていた。
おそるおそる中身を開くと…。


「今どこにいますか? たぶん、あなたは私たちの家のすぐ近くまで来てたはずですけど。今なにしてますか?」


・・・。
もう辺りは暗くなっていたので、どうしようか迷ったけど、
このまま知らんぷりはあまりに極悪なので、もう一度家を目指してさまようことにした。




ちなみに、俺がたどりつけなかった原因は単純です。
ネットで載っていた名前は「愛称」で、表札に出ていた名前とは別だった。。。(だったら先にそう言えっちゅうに)


そんなこんなでなんとか家に着いた俺は、3人のドイツ人(男1女2)の出迎えを受けた。


練習していたドイツ語での自己紹介をして、フラットを軽く見て回る。
キッチンが散らかっていた。
こりゃ気使わなくていいやと、俺には好印象(笑)


そしてそのままキッチンでおしゃべりをした。


スシの話。任天堂の話。
(フラットメイトのヤンという男はゲームの翻訳をしているらしい)
ドイツの話。俺の仕事の話。


いや〜すんげぇ楽しい時間だった!
海賊ひで得意の「軽軽トーク」炸裂!
(その心は、軽いけど妙じゃないから)


一番最初に、
「あなたはステイの期間が短いから、たぶん入るのは難しいわよ。他の人たちなんて最低4年以上希望だから。全部で16人も来たのよ。」


な〜んて痛いところを突かれていただけに、開き直って楽しく会話しまくりました。部屋探しで来てることなんて、ほとんど忘れてました(笑)




そして次の日…。


「ぜひウチのフラットにおいでよ! 大家は僕らが説得するよ!」


はい????
なぜか彼らは俺と住みたいと言ってきました。(バ、バカな)


応募してきた16人のうち大半はドイツ人で、フランス人やアメリカ人、トルコ人もいると言っていた。


そんな中で俺と住みたいって言ってくれたことは、素直にうれしかった。理由を聞いたら、


「Because you are so funny!!!」


うむ。まぁ顔はともかく、そこには自信ありますから(笑)




そして大家を説得してくれた彼らと共にドイツ語の契約書を作り、ついに入居日を迎えたのでした・・・


が。


このまま素直に入れたら、俺らしくないですよね(笑)




というわけで続きは次号へ!

【ドイツ通信vol.11】 絵に描いたようなNice Guy

ドイツの天気はとっても変わりやすいのです。
さっきも突然強い雨が降ったので、走って家に駆け込みました。そして部屋に着くと、、、すでに外はまぶしいくらい晴れてました(笑)


変わりやすいのは、女心とドイツの空、、、ってなもんです。




…さてさて。
前号の続きでしたよね。


そう。暗闇の中でエリオが待ち伏せていたのです。
俺は心底ビックリしました。


が。


別に何のことは無い。
俺といっしょに帰ろうと、わざわざ待っててくれたのでした。
(ハプニングを期待した人、残念!)


エリオのアパートはグラウンドからすぐ近くにあって、
「ちょっと寄っていかないか?」
と言うので、遠慮なくお邪魔していきました。


それが。。。
高〜〜いマンションの最上階で、夜のマイン川が嫌味なほどに美しく見えるオシャレな部屋。
キッチンに並べられたワインボトルが薄暗いライトに照らされ、
なんともいやはや。。。


ダイニングとベッドルームはもちろん別々。
なんちゅういい部屋に住んでるんだコイツは。。。
マツダ車の部品を作る会社に勤めているって言ってるけど、そんなに儲かるのかなぁ。。。ちなみにこの部屋は一ヶ月640ユーロらしいです。日本円だと90000円ぐらいっすね。


その後、少し飲みに行こうと誘われたので、エリオいきつけのバーへ移動。


これまたとってもいい雰囲気のバーで、「Lilli」というエリオおすすめカクテルも最高においしい。ローズマリー・セージといったハーブの葉が浮かんでいて、すっごくリラックスできる味。おかわりしちゃいました。


エリオはアメリカのマイアミで育って、5ヶ月前にドイツに転勤してきたらしい。キューバ人の父とペルー人の母を持つ、南米系の顔立ちをしている。


俺たちは同じサッカー馬鹿なので、当然話題はワールドカップの話へ。


海賊ひで:「アメリカはどうよ? 結構難しいグループに入っちゃったんじゃない?」
エリオ:「本当だよ。でも日本だってそうじゃない? ブラジルと一緒だろ?」
海賊ひで:「まぁね。でも俺たち日本は2位狙いだから。ブラジルはぶっちぎりで1位通過してくれればいいんだ。むしろ、ブラジルが負けることの方が怖いんだよ。」


ブラジルがクロアチアと勝ち点を分け合って、仲良く1位2位通過・・・。そんな最悪のシナリオは避けたいですよね。


なんて話をしていると、突然エリオが不思議なことを言い出す。


エリオ:「でもね。俺はアメリカにあんまり活躍して欲しくないんだ。」


俺はギョっとした。エリオには愛国心がないのか、それともアメリカで何か複雑な過去があったのか、、、色んな想像が駆け巡る。


エリオ:「アメリカ人はサッカーにあんまり興味ないからさ。例え優勝してもあんまり盛り上がらないんだよね…。それじゃ悲しいでしょ? せっかくみんなが楽しんでるワールドカップなのに。」


あぁ、そういうことか。
でもそういう考え方ができるキミ、けっこう素敵だ。


エリオ:「だからといって、すぐ負けちゃってもアメリカのサッカー人気は上がらないしさ。そこそこ勝つのが一番いいかなぁ。」


う〜ん。
アメリカ人でサッカー好きだと、色々大変なんだねぇ。。。


ちなみにアメリカの中でも、マイアミのような南米に近い街では比較的サッカー人気は高いらしい。しかもエリオの両親は南米から来てるから、なおさらってわけだ。




ドイツのサッカー事情も色々教えてもらいました。
このバーのマスターは若い頃サッカーをしていたらしく、色んな情報を仕入れました。もちろん俺はドイツ語がしゃべれないので、エリオが俺の通訳をしてくれた。


しかもバーを出ようとすると、サッと20ユーロ取り出し、


エリオ:「OK! OK! No problem!」




…え? おごってくれるのかい…???
なんていいヤツなんだキミは!!!




実はエリオは、4月中旬に仕事で大阪へ出張するらしいのです。
だから俺は、


海賊ひで:「OK!じゃあお礼に、大阪の女の子を紹介するよ!」
と言った。


・・・。というわけで、




誰か紹介されてやってください(爆)

【ドイツ通信vol.10】 シデ?イデ?ヒデ?

「What's your name?」
「My name is ....」
「??? Pardon me?」


外国人と初めて話をするとき、
必ず聞き返してしまうのが相手の名前です。


相手もドイツ人だけではなく、様々な外国人がいるので多種多様の名前があります。日本人の俺にはなじみのない発音ばかりなので、一回で名前を聞き取るのは難しいんです。


もちろん、それは向こうだって同じです。


「What's your name?」
「My name is HIDE!」
「Ha? SHIDE?」


シデ・・・。


"ヒ"の空気が抜けるような音がなんとも伝えづらく、"シデ"とか聞き間違いされてしまいます。


昨日の練習でも、こんなこと言うヤツがいました。


「Hey!!! IDE!!!」


・・・俺は、らっきょじゃねーっつーの(笑)




先日、FCフランクフルトJAPANのとある方が、
「2人目の娘は、ドイツ人が発音しやすい名前にした。」
と言っていた。


なるほど。
これからは名前付けにも、そういう感覚が必要なのかもしんないなぁ。




それはさておき、俺はこの日8vs8のゲームで4−2−2の中盤に入りました。8vs8なのにフルコートでやるから、めっちゃきつい・・・。
ちなみに俺のシュートは、ヘディング1本・コーナーのこぼれ球から右足で計2本。どっちもキーパーに止められましたが。


イライラすることに、ウチ側のFW2人はちっともボールをキープしてくれない。でも片方はアフリカ系選手で我々とは違う生き物です。
いわゆる「身体能力でガンガンいこうぜ! イェイイェイ!」
なので、ひたすら縦に仕掛けてました。まぁそれはそれでOKです。


でももう片方のFW・・・。
マジで使えないっす(泣)
俺が採点付ける人なら、3点ぐらいかな。。。


あとは、やっぱりディフェンスの考え方が違うのかなぁと思うときが多々ありました。


前の2人が守らないので、中盤の俺は常に2,3枚のマークを背負う感じ。。。当然、俺の選択肢は中央のスペースを埋めて相手の攻撃を遅らせること。俺はそう考えました。


しか〜〜し。
ドイツ語は良く分からないものの、どうやら周りの選手は「もっと前からガンガン当たれ!」と言っているような感じ…。
いやいや、こんなボールの捕りどころのないプレスを仕掛けてもアッサリ回されて終わりでしょ。。。


と思うが、そんな複雑なドイツ語が言えるわけもなし。英語で言っても分かる選手はほとんどナシ。


そんなこんなで、
前半の俺はきちんとボールをさばいていたものの、後半はディフェンス面のイライラから集中力を欠いてしまい、ボールタッチも減ってしまった。なぜかディフェンスが4枚もいるにも関わらず、サイドのフォローにまで何度も走らされたりして、体力もヘロヘロになってしまった。


体力がなくなる→集中力がなくなる→無駄な動きが多くなる→体力がなくなる、の悪循環に陥ってしまった。


う〜〜ん。まだまだメンタル的に弱いなぁ。俺は。
どんな状況でも集中力を欠かず、自分の力を発揮できる選手になりたい!




そして今日の練習後、帰り道を歩いていると突然目の前に人影が・・・。


下を向いて考え事をしながら歩いていた俺は、突然現れた人影にビックリ!


なんとそれは・・・。


エリオというアメリカ人のチームメイトでした。


彼は俺を待ち伏せ、暗闇の中からそっと俺に近づいてきた…。




・・・この続きは次号で!(笑)

【ドイツ通信vol.9】 愚かな日本人を笑え!

水とビールが同じ値段ってどういうことですか?


グーテナハト!
ドイツに来てから、トラブル症候群にかかっている海賊ひでです(泣)
まずは軽いジャブから。
ユースに泊まっていたら、風邪をうつされました。
夜中、「ゴホン!ゴホン!」とうるさいなぁと思っていたら、


翌朝、自分も同じ目に合っていました(笑)


さらにアパートが見つかるまでの一時滞在のユースホステルからも、ブックアウトとか言われて追い出される始末…。


まぁこんなのは序の口ですわ。
さらに実は。。。




カメラ、盗難されちゃいました(泣)
一眼レフです。高いです。仕事に使うやつです。


はっきり言って、油断してました。
夜中に街を歩いていても、ドイツは安全だな〜〜ってずっと感じていました。
盗難に気づく前日、ある日本人旅行者とこんな話をしてました。


「ドイツって全然平和だよねぇ〜。余裕だよ。ここは。」


・・・。


すでに盗まれているとも知らずにYO!


余りにイタすぎて、言い訳のしようもない…。


ドイツは確かに平和ですが、ユースホステルの中は色んな外人でいっぱいだし。。。いわゆる治外法権ってやつですよね。。。


それなのに、鍵もかけないでバックに入れたままにしておくなんて…!
How stupid you are!!!


しかもドイツに来てから一回も使ってない上に、荷物も全く整理してなかったので、最初は盗まれたんだか無くしたんだか分からなかった。


盗んだなら盗んだって、書き置きでも残してYO!




とりあえず、フロントに行って落し物になってないか探してもらった。
そしてユース中を走り回って探した。けど、ない。。。


それで仕方なく、警察に届けることにした。
盗難保険も警察の調書がないと降りないらしいのだ。


道行く人に聞きながら、なんとか警察にたどり着いた。


まず、俺はこう言いました。
「I lost my camera!」


すると、相手は色々しゃべってきたが、、、分からん。。。
そして一枚の住所が書かれたメモを渡されたので、
なるほど、ここに行けばいいのかと理解して移動する。


ところがそうやってたどり着いたのは、どうやら落し物案内所のようだった。
当然、受付の人は「You have to go to police!」と言う。
当たり前だよね。。。


そしてもう一度警察に行く。
「I lost my camera! That is stolen by someone!」
と言うと、相手はものすごい嫌な顔をした。


「At first, you said lost. Then second, you said stolen. It's strange.」(さっきはロストって言ったのに、今度は盗まれたってどういうことだ。おかしいだろう。)


いやいや。。。詳しく説明するとね。
steal(盗む)の過去分詞がstolenだって自信がなかったんですよ。
だからlostって言えば通じると思ったわけです。


当然俺はこういいます。
「That is only my mistake of English! My English skill is not enough! I'm still learning English!」
(あれは俺の英語間違いだ! 俺の英語力が不足してただけだ!)


しかし、ヤツはこう言い返してくる。
「No, no. Your English is enough.」


良くも悪くも日本の文化って「察したり気を利かす」ことにあると思う。
それが今回は完全に裏目に出てしまった。たとえ通じなくてもstolenって言うべきだった。。。


しかし当然俺は納得できない。
「俺のカメラはでっかいんだ! なくすなんてあり得ない!」
「ホテルの外には一切出していない! ホテル中探したけどなかった!」
などなど勢いに乗ってしゃべるが、


相手は全く聞こうともしない。


逆に、
「お前の英語が充分じゃないって言うなら、ドイツ人を連れて来い。ドイツ語でなら聞いてやる。」
こんなこと言い出すんです。


俺がまだフランクフルトに来て2週間だってことを知っててこんなこと言うんです。無理に決まってんでしょ。ドイツ人の知り合いなんていねーよ。


さすがにしゃべり疲れて諦めかけたころ、
ヤツはこんなことを言ってきた。


「もしお前がウソをついていたら、お前は罪になる。」


カッチーン。
…そう脅せば、日本人はすごすご引き下がるとでも思ったのかよ。


俺はかなり怒気を含んだ言葉で、
「Why do you think I'm liar? I am talking only truth!
You must know you are on the earth! Not only Germany! You should understand foriegn people!」
(なんで俺がうそつきなんだよ? 本当のことしか言ってねーよ。ここは地球だぞ? ドイツってだけじゃないんだぞ。もっと外国人のことを理解しようとしろよ!)


この堅物の理屈攻めに、正直もうカメラなんてどうでもいいやって思ってたけど、このまま引き下がるわけにはいかない。俺は負けず嫌いなのだ。




連れてきてやろうじゃねぇの!!! ドイツ人をよ!




・・・ところがホテルのフロントも、道行くドイツ人も、誰一人「ウン」とは言ってくれない。薄情なもんだ。。。(当たり前か)


ここで俺は、日本の友達の親父がフランクフルト在住で会社を経営していたことを思い出した。まさにワラをもつかむ思いで、そのツテで会社に電話してみる。
その返事は・・・・。


「力になれるか分からないけど、ファイトしてみるわ!」


キターーーーーー!
どうやら従業員の誰かが来てくれるようだ。
早速、言われた時間に言われた場所で待つ。


ところが、、、現れたのはドイツ人ではなく明らかなアジアン。タイ人の女性だった。
正直、大丈夫かな…と心配したが、
ドイツ語がとっても堪能で俺のときとは対応が全然違う。


ていうかあの嫌なオッサン、もう帰りやがったみたいだし(怒)


ドイツ人連れて来いって言うから、そこらじゅう駆けずり回ってなんとか連れてきたのに(タイ人だけど)、先に帰ってるってあのハゲオヤジーーーーー!!!(激怒)




まぁ、でもこのタイ人のアスーさんのおかげで、調書を作ってもらうことに成功した。(すっげー時間かかったけど!)


そして帰りに、俺の行きつけのタイ料理屋に連れて行き、お礼のメシをおごった。本当にありがたかった。本当に助かりました。




・・・というわけでカメラは盗難にあったものの、なんとか保険は降りそうです。(現在申請中)


実は、カメラ代はどうでもよかったんです。
だけど簡単に諦めるのだけは嫌だった。だから必死だった。




ところで、日本人が海外で犯罪の標的にされる理由って何だと思います?


リッチだから? 
それもあるけど、アメリカ人や中国人もリッチですよね。


一番の理由は・・・。


やられたら、そのまま泣き寝入りするからなんですよ。(たぶん)
立ち上がろうぜ。日本人。




その次の日、くたくたの体でインターネットカフェに行って、保険に関する書類をプリントアウトしようと試みる。店の兄ちゃんも手伝ってくれた。


この兄ちゃんはほとんど英語が出来なくて、俺とは翻訳サイトを使って会話をしてた。2人で2時間くらい格闘して、ようやくプリンターを使うことに成功。アツいハイタッチを交わす。


ちなみに原因は非常に単純。元システムエンジニアって、そろそろ言わないようにしなきゃ。。。




そして店を出ようとすると、兄ちゃんが翻訳サイトの画面を指差して呼び止めてきた。


あれ? まだなんかあんのかな? って思って画面を覗き込んだら…、、


「もし困ったことがあったらなんでも言ってくれ。この店で出来ることはなんでもするよ。」
と、画面に書かれていた。


・・・。


じぃ〜〜〜ん。




正直、カメラが盗まれた日はもう日本に帰りたかったよ(泣)精神的にへこんだ。
警察にもムカついたし(怒)




だけど、こういう暖かい人々に支えられて、
海賊ひでのドイツの旅はまだまだ続くのでした…。

【ドイツ通信vol.8】 水と油、ブラジルとラトヴィア

グーテンアーベント!
国際電話の安いかけ方を知らず、
1時間3万円ぐらいかかる方法で長電話してしまった、海賊ひでです(泣)。


さて、先日ここに書いたブラジル人のロドリゴですが。
同室のアメリカ人を含めて、トランプを使った「King's Cup」というDrinking Gameをやりました。ルールは以下のとおり。


・10を引いたら誰かに10秒間ビールを飲ませる
・Aを引いたらWaterfall開始! 全員が一気に飲み始め、引いた人から時計周りに飲むのをやめていく。つまり、Aを引いた人の右隣りの人は最後まで飲み続けなければいけない。
・Kはこのゲームの最強カード。引いた人は、中央に置かれたでっかい花瓶みたいなピルスナーにビールを好きなだけつぐ。そして最後の4枚目を引いた人がこれを一気飲み。


といった感じの、非常にFuckなルール(笑)
アメリカでは良くやるんだってさ。


バカ騒ぎしまくりました。
ドイツ人が「俺は、日本の女を何人も妊娠させたんだぜ!」と言う。
アメリカ人が「俺の夢は、日本の女と○○することだ!」と言う。
海賊ひでは「オイコラ! 俺の彼女には指一本触れさせねぇぞ!」と言い返す。全員大爆笑。


ホントみなさん、悪い外人には要注意ですよ!(笑)
そーでなくても日本の女は「Easy to sex」って外人に思われてるんだから!


その後アメリカ人がスペイン女性2人をナンパしてきて、
さらに飲みはエスカレート!
おかげで今日の気分は最悪…。ほぼ一日寝てた。。。




さて、そんなバカ騒ぎの中で俺はヤバ〜〜〜イことを知ってしまった。


酔っ払ったロドリゴは、ドラッグを取り出すわ、札束を取り出すわ・・・。
どうやらコイツ、、、けっこう危ない子だったみたいです(泣)
香水の輸入っていうのは、俺の英語の聞き取り違いだったのかも。



そういえばロドリゴは、
「俺はアメリカは大嫌いだぜ。俺が行こうとすると、ポリスがお前は来るなって言うからよ!」
ってしゃべってたっけ。


てっきり俺は、「あ〜アメリカの警察はやな感じ」って意味だと思ってたが。


どうやらロドリゴはアメリカ政府から国外追放されているらしい(大泣)
いわゆる薬の売人…。
合法ドラッグかもしれないけどね。そう思いたいけどね。


まぁそんな彼も今日の朝、ロンドンに行っちゃいましたよ。




そして代わりにやってきたのが、34歳のラトヴィア人。
(チェルシーのフランク・ランパードに激似てる!)
物静かでおだやかな感じ。ラトヴィアのお菓子をプレゼントされちゃいました。


「仕事は何やってるの?」って聞くと、


「layerだよ。不法入国や不法就労を取り締まってるんだ。」と言う。




・・・。汗
もしもロドリゴが今日もここにいたら・・・。
逮捕騒動とかになってたのかな・・・・。


水が去って、油がやってきたような不思議な感じでした。




…微妙に笑えない。

【ドイツ通信vol.7】 陽気なブラジル人、その笑顔の裏に

「人生って本当に難しいよ。明日何があるかなんて誰にも分からないんだから。」




俺はあるブラジル人と知り合いました。
彼の名は、ロドリゴ。25歳。
ブラジル人にしては珍しく英語が話せる。というのも、彼はアメリカに住んでいたことがあって、今ではポルトガル語・スペイン語・英語の3ヶ国語が話せるらしい。


「ヨーロッパに5ヶ月滞在するつもりだよ。お金がないから、仕事と安い部屋を探してるんだ。今決まっていることは、ワールドカップ期間中にドイツにいることだけだよ。」」


ロドリゴは他の旅行者とは少し違う目的でフランクフルトに来ていた。




彼はとっても明るくてフレンドリーなブラジル人で、俺とはすぐに気が合った。


海賊ひで:「ブラジルはW杯、行けそうかい?」
ロドリゴ:「みんなブラジルが優勝するとか言ってるけどね。俺はそうは思わないな。ブラジルは期待された大会では必ずコケる。1978年がいい例だよ。」
海賊ひで:「なるほどね。2002年もブラジルは良くないと言われながら優勝したしね。」


なんていう当たり前の話から、


海賊ひで:「こないだ会った日本人がさ。ずっと中東を旅してきたらしいんだけど、イスラエルが安全とか言うんだよ。」
ロドリゴ:「そんなわけないやろ!」
海賊ひで:「それがさ。銃を持ったお巡りさんがいっぱいいて、ガードしててくれてるからだって。」
ロドリゴ:「逆に危ないやんけ(笑)」
海賊ひで:「物価も安くて最高とか言うんだけどね。命まで安いんじゃたまったもんじゃないよ(笑)」
ロドリゴ:「(爆)」


・・・まぁブラックジョークな話もありつつ、


海賊ひで:「今日の昼飯はどうする?」
ロドリゴ:「う〜んマクドナルドかなぁ。」
海賊ひで:「マクドナルドかよ! ここドイツだぜ!?」
ロドリゴ:「他に安い店分かんないしさ。おとといも昨日もマクドナルドだったよ。」
海賊ひで:「探せばドネル・ケバブの店とか、タイカレーの店とか安いとこあるんだぜ〜。実はマクドナルドを愛してるんじゃないの?(笑)」


っていう会話の流れで、結局俺もマックへゴー!(笑)


海賊ひで:「ところで、彼女はいるのか?」
ロドリゴ:「いないよ。ブラジルにワイフがいるからな。子供もいる。」


な、なんと!
妻子持ちでヨーロッパを一人旅!?
う〜ん。ワケあり感が出てきた。


ロドリゴ:「今は別居しててさ。あいつはギャーギャーうるさいんだ。なにやってんだ、なんでそんなことをするんだ、っていちいち騒いでさ。あんまりワイフの話はしたくないよ。」


海賊ひで:「じゃあ他にもっと面白い話を聞かせてくれよ。」
ロドリゴ:「そうだな…。コロンビアに住んでたときに、いきなり家に飛び込んできた男に殺されそうになったこととか。」
海賊ひで:「…はっ? なんだよそれ! 南米はそんなクレイジーなヤツばっかりなのかよ。」
ロドリゴ:「たまにはいるんだよ。そうやって実際に死んでしまった友達もいるし。」
海賊ひで:「マジかよ。。。ショックじゃなかったのか?」
ロドリゴ:「ショックだったさ! それで一人で住むのが怖くなって、今のワイフと結婚することにしたんだ。若すぎた決断だったよ。21歳だったからな。」


・・・いや、若すぎた決断って!
いきなり理由もなく殺されそうになったんだよ???
何十歳になっても怖すぎるだろ…。


ロドリゴ:「そんなワケだから、ケンカばっかりしてるけど今の奥さんのことも忘れられなくてな。もし結婚するなら、30過ぎてからがオススメだぜ!」


(ま、まぁ心の片隅に留めとくわ。。。)


ロドリゴ:「ビジネスも大変だったんだぜ。俺は昔、アメリカから香水を輸入してブラジルで売る商売をしてたんだ。これがバカみたいに儲かってな。1億以上の資産を作り上げたんだ。」
海賊ひで:「今はもう辞めちゃったのか?」
ロドリゴ:「周りのヤツに狙われるようになってな。あんまり儲からなくなったし。昔は1億持ってたけど、今はスッテンテンだよ。所詮、金なんてそんなもんだ。いつ、誰かに全部奪われてもおかしくない。」


"一寸先は闇"ってか。


ブラジルという国は、良くも悪くも世界でもっとも資本主義的な国だ。
楽園でもあり、地獄でもある。
キレイな女がイヤってほど歩いているトロピカルビーチ。それはまさに楽園だ。


その一方では。
道端で車にはねられた男が病院に運び込まれたとき、金がないと分かったら別の病院へたらい回しにされる。


何もブラジルでは珍しいことではない。当たり前に存在する地獄なのだ。


ロドリゴ:「ブラジル政府には、貧しい者を助けようなんて考えはこれっぽっちもないからな。ヨーロッパや日本は素晴らしいと思うよ。」


さらにロドリゴは続ける。


ロドリゴ:「俺も若い頃は金が欲しくて仕方なかった。もし俺が1ユーロ持っていれば、10ユーロで買えるものが欲しくなる。10ユーロ手に入れたら、今度は100ユーロの物が欲しくなる。100ユーロ稼いだら、今度は1000ユーロ…。その繰り返しだ。こんなのが幸せなはずがない。」
海賊ひで:「俺もそう思うよ。人間って、本当は1ユーロで買える幸せがあることに気づかないだけなんだよな。」




俺が言ったことはきれいごとに聞こえるかもしれないが、本当に俺の本心だ。


高級ブランドのスーツも、プール付きのバカでかい家も、マーチが300台ぐらい買えるような車も、
俺を幸せにするには物足りない。




ふと、俺はロドリゴにこんなことを聞いてみたくなった。
海賊ひで:「お前はワイフのことで悩み、殺されそうになったこともある。なのになんでそんなに楽しそうなんだ? 他の日本人たちはお前のことを、世界一明るくて気さくなヤツだって言ってるぜ。アイツら、お前がそんな過去を持ってるって知ったら、驚いて寝込んじまうぞ?」


ロドリゴ:「だってさ。殺されるかも…なんて思ってたら、本当に殺されそうだろ? 毎日ハッピーなことばかり考えてれば、本当にハッピーなことが起こるんだぜ。」


う〜む。
"笑う門には福来る"ってか。
ロドリゴが言ったことはそんなに難しいことじゃない。


しかし・・・、


「自分はこのまま生きてちゃダメだ。何かを変えなければ、ダメになってしまう・・・。」


そんなことを考えたことがないだろうか?
ちなみに俺はある。


ロドリゴの言葉を借りれば、そんな風に考えて生きてたら本当にダメになっちゃうかもしれない。考えるだけ時間のムダだ。
そんな時間があるなら、ハッピーになる方法をいっぱい考えればいい。




俺たちはそんな話を、”マック”でしながら、(笑)
ロドリゴ:「んじゃ、俺はちょっとブラジルにいるワイフに電話してくるから。またホテルでな。」


と言って別れた。




…しかしその夜、彼は帰って来なかった。




次の日の朝食で、俺は食堂に座っているロドリゴを見つけた。
なんか少し元気がなさそうなので、
「ハング・オーバー(二日酔い)か?」って聞いたら、


ロドリゴ:「昨日、ワイフに電話したんだ。」


あぁ、そういえばそうだったな。


ロドリゴ:「Everything is finished.」


・・・。
俺はそれ以上何も聞かなかった。
本当は子供の親権はどうなったとか気になることもあったが、普段バカみたいに明るいロドリゴが元気のない様子だったので、俺は何も聞けなかった。




ロドリゴはそのままずーーーっと遠い目をしていた。
俺は、黙々と朝飯に没頭…。


・・・すると突然、
ロドリゴ:「オイ。あのブロンドガール。めっちゃキレイじゃねーか? ヨーロッパの女は90%が美人なんだよな〜。最高だよ。」


なんて言い始めた。


俺は少しホッとして、


海賊ひで:「それはお前が美人の女しか見てねーからだろ! お前はハッピーな物しか見ないじゃん!(笑)」


って言ったら、


ロドリゴはいつもどおりの大爆笑だった。

【ドイツ通信vol.6】 あ〜恋しいYO!

今日は、
「FC Frankfurt JAPAN」という、現地の日本人サッカーチームの練習に行ってきました。平均年齢はやや(?)高いものの、昔サッカーをかじったっぽい動き&技術の人たちがちらほらと。


さらに終わった後、現地高校生のリーグ戦に連れていってもらい、観戦&いろんな話を聞くことが出来て良い勉強になりました。みんなドイツに長く住んでいる人ばかりで、頼りがいのある人たちばかり。これから色々お世話になりたいです。




さて、今日のお題「あ〜恋しいYO!」ですが(笑)


恋しいものは色々あるけど…、


やっぱり「メシ」ですかね。


パンやらソーセージやらハムばっかりじゃ飽きる。
なぁんか力が沸いてこないんだよね。
だからやっぱり米が食いたいと願う純日本人、海賊ひで。


そんな俺のお気に入りの店が、タイ料理屋です。
レッドカレーやらグリーンカレーやら、俺の好きなものが食べられて米欠乏症の改善にもなっちゃう。
(カレーが腹いっぱい食えて、5ユーロ!安い!)


なんかほぼ毎日行ってる感じで、
お店のおっちゃん、おばちゃんとすごく仲良くなってます。
もう20年もドイツに住んでて、今7歳の子供がいるんだって。
おっちゃん、「子供はオレの宝物」って言ってた。いいね!


2人とも、俺が来ると満面の笑みで迎えてくれる。
なんかドイツに両親が出来たような気分なのだ。


今日なんて、
「スーパーで買い物をしても、箸とかフォークが売ってなくてさ。家で食べられないんだよね。だからスーパーでは、飲み物しか買わないんだ。」


って話をしたら、おっちゃんがお店の箸をくれた。
(しかもタダ!)




でもせっかくくれた箸だけど、そんなに使う機会はないかもしれないな…。


なんでかって???


だって、ますますこの店に通いたくなったからさ。




(あま〜〜〜〜〜い!!!!笑)

【ドイツ通信vol.5】 「お前、名前なんていうんだ?」

さて、今日は練習2日目。


なんと今日は総勢30名を越える大人数。
前回いなかったメンバーもたくさん来ていた。


初日はいまいち自分のプレーが出来ず、不完全燃焼に終わった俺。
原因はドイツ語理解に振り回され、集中力を欠いてしまったことが大きかった。


今日はひとつだけ、開き直ったルールを作りました。
それは、、、


練習中の声は英語にしちゃえ。
コレです。


「Follow!」(フォローしろ!)
「Right! Cut!」(右!切れ!)
「Say Hello!」(声出せ!)
「Push up!」(押し上げろ!)
などなど、もう無理にドイツ語でしゃべるのはやめにしました。
考えてからしゃべるとプレーに集中できない。
そのかわり、練習の合間の雑談は出来るだけドイツ語を使うんだけどね。


この作戦は功を奏した。
前回と違ってゲームに集中できた俺は、スルーパスで1アシスト・さらにドリブル突破から1ゴールなど良い結果を残すことが出来た。


こうなると面白いもので、周りの態度もかなり変わってくる。
前回は俺に話しかけてこなかったヤツも、


「お前、名前なんていうんだ?」
「ヒデだよ。」
「Gut!」(上手いな!)
「Danke!」(ありがとう!)
「Korean?」(韓国人か?) 
「No! Japan!」(だからちげーっつーの!)
という感じで。


みんなと簡単に仲良くなる近道は、もちろんドイツ語も重要だけど、まずは自信を持って自分のプレーを見せることだったんだなぁと実感した。


俺もだんだん楽しくなってきて、
練習はきつかったけど、あっという間に終わった感じだった。




久しぶりに感じる充実感。


大好きなサッカーに、どっぷりと漬かっている開放感。


何かを思い出したような感じがする。


ほんと、ここに来て良かった!
日本人がサッカー下手だなんて、思わせやしないぜ!(笑)




そうそう。
前回も書いた通り、ここのグラウンドはすごく土が深くて砂浜に近い感じ。
足を取られやすいし、イレギュラーも多い。その代わり足に負担があって、鍛えるにはちょうどいいけどね。
だから慣れないとすごくやりにくいのだ。
今日もまだ、トラップなどでミスをしちゃうところもあった。


良く日本代表がアウェーで試合をするとき、グラウンドの悪さなどを苦戦の言い訳にしているようなイメージが俺にはあったけど…、
いや〜〜〜〜〜やっぱり慣れない質のグラウンドは辛いっすね。納得です。


帰り道、俺はグラウンドまで徒歩30分ぐらいの道を歩いているんだけど、今日は水分補給用の飲み物を忘れて、喉がカラカラのままで歩いていたら急に吐きそうになった。


水分補給はすごく大事。
ちゃんと持ってこなきゃなぁ。

【ドイツ通信vol.4】 海外移籍!

・・・なんとか実現しました!
フランクフルトにホームを置くそのクラブの名前は、、、


「Germania 1894」


なんか、ドイツの中のドイツって感じ(笑)
ビールの銘柄っぽいし。


ブンデスリーガ7部のクラブだけど、
地元の人の話だと、今このチームはすごく強いらしい。
芝のコートが2面とクレーのコートが1面あり、
クラブハウスも立派な建物がある。
(ちなみにブンデスリーガ1部に高原は在籍してる。)



移籍実現の経緯をもうしますと、、、


まぁ、ほとんど道場破りみたいなもんです(笑)


たまたまユースで知り合った人にGermaniaの存在を聞き、
早速その日に行ってみました。
ピッチには誰もいなかったので、クラブハウスをのぞいてみると、
一人のおばちゃんが黙々と掃除してました。


「Hello!」と声をかけると、
「No English! Morgen!(朝)」と不機嫌そうに言われました。


おうおう。ずいぶんじゃねぇか…。
仕方なく次の日の朝に行くことに。


ところが次の日もピッチには誰もいませんでした。
しかし、自称「最後まであきらめない男、三井寿」の俺としては、ここで引き下がるわけにはいかない。
クラブハウスの前に看板を見つけると、ドイツ語の辞書をめくりながら練習日をチェック。なるほど、火曜日の夕方からやってるんだな。OK!



その時間に行ってみると、ちょうど子供たちの練習が終わったあとだった。
ひとりの子供に「君たちのコーチはどこ?」と声をかけ、案内してもらった。


おっと、そういえばこのとき俺は一人じゃなかったんです。
前の晩に、アメリカ人のギャリーという旅行者と知り合った俺は、
「明日、そのクラブを見に行ってみようと思うんだ。」
って話した。そうすると、
「May I come?」
こんなこと言うんです。
しょーじき軽く迷惑だったけど、サッカーやったことあるって言うから連れて行くことにした。でも今思えば、彼が一緒に来てくれたことで孤独感も和らいで話がスムーズに出来たかもしれない。結局ランニングまで見学して帰っちゃったけどね。
Thanks, Gally!


そうそう、それでコーチの所へ案内してもらったんですよ。
でもここからが大変。
あっちのコーチに話してくれだの、こっちの経営者に話してくれだの・・・


俗に言う、たらいまわし!


俺はドイツ語しゃべれないし、話がなかなか通じない。
とりあえずロッカールームに通された。


するとどーやら、
「準備しろ。練習するぞ。」っぽいことを言い出すんです。(たぶん)


マジでぇ!?
一応スパイクは持ってきたものの、、、服が普通の綿パンとかなんすけど…。
ええい!ここまで来て逡巡しても仕方ない!
半ばヤケクソでそのまま練習に参加しました。


まずはダイレクトタッチのボール回しから。
異常に深い土とイレギュラーバウンドに悩まされながら、なんとか外をキープ。
こんな土で練習してたら足にめっちゃ筋肉つきそうだ。
つーかこいつら、ものすごいガタイしてやがる…。ガクガク…。


その後はランニングとアップ、ストレッチなどをこなして、
フリーのボール回し。
まぁ細かい練習方法はそんなに日本と変わりませんわ。
ただ一個だけどうしてもルールの分からない練習があって、英語で聞きなおしたけどそれでも良く分からなかった。まぁ次で理解しよう。


そうそう。このチーム、ほとんどが外国人なんですよ。
シリア・チュニジア・ギリシャなどなど…。
一体誰がドイツ人なのか、結局最後までひとりもドイツ人は確認できず。
っていうかみんな上手い。まぁプロを目指してる若い選手ばかりだからね。


そして驚くべきはアフリカ系選手の身体能力!!!


一般的にも言われていることだけど、実際に体験するとマジでびっくりした。
瞬発力がハンパじゃない。



まるで背後から黒ヒョウにボールを奪われるような感覚だった・・・。



周りをちゃんと確認してからトラップしたのに…。
レベルは全然違うけど、小笠原や福西も海外遠征ではこういう感覚に襲われてるんだろうなぁと思う。
ものすごいことですよ、これは。違う生き物と戦っているようなもんだから。


俺はあんまりいつものようにプレー出来なかった。
もちろん相手がすげー上手いのもあるけど、みんなが何を言っているのかが分からなくて、相手のジェスチャーや表情に気を配っている分、自分のプレーに集中できない。


ギリシャ人が、「ドイツ語を習ったほうがいいと思うよ」ってアドバイスしてくれた。ええ、もちろんそれは分かってるんです。2週間後から授業スタートです。
チームスポーツにおいて、言葉の壁がどんなにつらいことか実感しました。


でも基本的にほとんどの選手は、俺に気を使って話しかけてくれた。
やっぱり外国人が多い分、そういう苦労が分かってるんだろうね。
すごくうれしかった。


けど、自分のプレーがダメダメだったこととは話が別!


一回裏へ飛び出して、フリーでシュートを打ったけど外してしまった。
少しずつイライラがつのってきた俺は、
「Gute! (いいぞ!)」
って声がかかってきたけど、
「Gute !? I don't think so!」


って返してしまった…。
いかんいかん、もっとフレンドリーにいかなきゃプレーに余裕がなくなっちまう。


そんなこんなで予想外だった初日の練習は終了。
アフリカ人たちのプレーがとにかく印象的だった。上手くて速い。
さらにみんなテンション高い(笑)



そしてロッカールームへ・・・


いやはや、、、なんちゅうか、、、


外人ってほんとにデッカいっすね(泣)
特に黒人。あれが大きくなったらどれくらいになるんだろ…。
案外大きくならなかったりして・・・・・希望的観測。
あ、あとびっくりしたのが、
白人ってみんなホー○イなのね。。。しかも強烈にカブってる。
とっても匂いがきつそうです。


シャワールームで異常なテンションで騒いでいたら、監督に電気を消されました(笑)。練習中はニコリともしなかったけど、そのとき初めてイタズラっ子っぽい表情を見せたな〜。


そうそう、こっちの選手はすごく道具を大切にする。
スパイクも、練習が終わったらすぐにきれいに磨く。
めんどくさがりで、常にドロドロのまま持ち帰る俺は反省せねば。


あ、さらにさらに。
みんな最初に俺を見たら、「韓国人か?」って言ってきた。
俺って韓国顔かな、、、んなことないべ!!
街で俺に会った外人たちは、日本人って一発で見抜くのに。


きっとサッカーではまだまだ日本は認められていないのかな、と勝手に想像する。だからサッカーをやる東アジア人を、とりあえず韓国人と思うのかなと。
まぁそれはどうでもいいけど。


そんな俺の海外移籍初日でした。
最後に正直な気持ちを言えば、
初めてのクラブはもっと簡単に試合に出られそうなレベルのクラブが良かったかな〜と思う。言葉の壁がある以上、試合に出られないことはプレー面でチームに溶け込むのを遅くしてしまう。ま、こうなったら頑張るしかない。


てなわけで今日は帰路につく。
英語も話せて、一番俺に気を使って話しかけてくれたシリア人(コイツがサッカーめちゃ上手い!)と一緒に歩いていると、
「わりぃ。彼女が車で迎えに来てるんだ」と言われてしまった。


う〜〜〜。
俺も彼女に会いたいっす・・・。

【ドイツ通信vol.3】 フランクフルト市民

グーテンターク!
昨日からフランクフルト市民になった、海賊ひでです!


前号でサッカークラブについて書くと言ったものの、
クラブ練習日は水・木だったので今日は別のネタで。


まだ来たばっかりなので、市役所行ったり大使館行ったり大忙しです。
市役所のシステムは日本と全く同じで、番号札を取って電光掲示板に表示されたらカウンターに行くというおなじみのスタイル。けっこう待たされたな〜。


週末のフランクフルトは雪が降ったせいもあり、非常に閑散としてた。おとといなんかマイナス8度っすよ。肌がひび割れてきちまったい。
ちなみにこっちの人たちは、日曜は教会にでかけるぐらいで後は家に引きこもっているみたい。


そして月曜日。
俺はサッカーボールを買いに行きました。
adidasやNikeのショップ、他にもSPORTS ARENAという大きなスポーツ用品店があるのを日曜日にチェックしていたので、そこに行ったみた。


しかし・・・。


そこにはFIFAドイツW杯仕様のボールがいっぱい並んでいた。いわゆるレプリカってヤツです。
触ってみると質が余り良くなくて、異常に軽い。1ヶ月蹴り続けたらボールの形が変わっちゃいそうな感じだった。


いくつか大きなスポーツショップを回ったものの、結果は全部同じ。ユニフォームやシューズは充実しているものの、ボールはひどい。だって根本的に、ボールの空気入れすら置いてないんだもん。ほとんどがミーハーショップばっかり。日本のKAMOが懐かしくなった。


え? ドイツってこんなもんなん?
サッカーなめんなよ。


なんか思ってたよりもサッカー熱は低そうな気もする。フランクフルトだからなのかなぁ。街中でサッカーしてるヤツもほとんど見かけないし。ミュンヘンとかはもう少し違うのかもだけど。


結局普通のデパートのスポーツ売り場で買った。15ユーロ。そこには空気入れがあったので、パンパンに詰めてもらった。


頼むから、moltenのサッカーボールぐらい置いといてくれよぉドイツぅ。




そうそう、3月というお日柄もあり、
出会う日本人はほとんどが、「明日、日本に帰るんですよ」という感じ。
お酒飲んだりもするんだけど、旅行最終日という魔力も手伝ってか、人生という永遠のテーマについて深く語り合いました。


あ、、、
今の心配事がひとつ。
俺の同室に18歳のロシア人がいて、テコンドーをヨーロッパに教えに来てるらしいのだ。この子、他の人としゃべるときは自分のベッドに座ったまましゃべるくせに、俺としゃべるときは俺のベッドまでやってきて、俺のヒザの上に頭を置いて上目使いでしゃべってくる・・・。


こ、こ、これが本場のゲイですか・・・???


きれいな顔をしていて、俺のことをお兄ちゃんのように慕ってくれてるかもだから悪い気はしない、、、が。


なんといっても相手はテコンドーの使い手。


俺の処女が奪われる日も、そう遠くはない…(泣)

【ドイツ通信vol.2】国の看板

「日の丸を背負う」


スポーツの世界では、日本代表チームや選手をこのように表現することが多い。
世界中の人々が注目している中、選手個人の行動・言動などがそのまま日本人の印象として刻まれる。つまり彼らの姿はそのまま日本人の姿として、世界に受け入れられていくのだ。


さてこれより本題です。


今日はフランクフルトでの生活状況を整えるために色々歩き回りました。
ひとつ思ったのは・・・


「地球の歩き方」の使えない度にびっくり。


地図を見ても目印になる建物が全く見つからないし、S8番の電車に乗れって書いてあったから乗ったら逆方向行っちゃったし・・・(これは自分のせい?) 2日目からは持ち歩くのをやめました。


あえて言おう。
こんなもんで地球は歩けねぇよ!(笑)


周りの人に聞いた方が100倍早いし、コミュニケーションもできてオススメっすよ。インフォメーションでも、ドイツ人は基本的にとっても親切なのだ。テンションは低いけど丁寧に教えてくれる。
郵貯口座を作りに行ったときも、住民局に届けをしなきゃいけないらしくて、「これを住民局で見せな」ってドイツ語のメモや地図を書いてくれた。仕事もすごく忙しそうなのに・・・。



そして朝食のときも、コーヒーを飲もうと思ってボタンを押そうとしたら、
「コーヒーでしょ? カップはこっちに置くんだよ。そっちはお湯の出口だから。」
と教えてくれた男がいた。


危ない危ない。間違えてコーヒーを垂れ流すところだった。
日本人なら、見て見ぬふりしちゃいそうなところだ。
度重なるやさしさに感動し、「サンキュー」って言ったら、


「No problem. Because it is also my mistake!」


お前もかよ!(爆)


こんなこと言っちゃ女性に怒られるかもしれないけど、全般的に男性の方が親切な気がする。きっと尻にしかれてるんだろうな(笑)
もし話しかけるなら男性がおすすめです。




さてさて、冒頭で「日の丸を背負う」なんて言葉もあったけど、
国を背負っているのは何もそういう特別な人ばかりじゃないと思う。


駅のインフォメーション、郵便局のおじさん、国際線のスチュワーデスから朝食でたまたま一緒になった男まで。


みんながドイツという国の印象を背負って生きている。
それを実感した一日でした。
すばらしい国に来たなぁと感動してます。


そういえばフランクフルトはクソ寒いです。
昨日は雪が降りました。
ありえなひ。


しっかし金曜の夜に着いたから、土日と店が空いてなくて困る。。。
寒いからジャケット買いたいのに。
学校探しも家探しも、明日からが本番ですわ。


#vol3予告
今、あるサッカークラブに入ろうと試みています。
1894年設立、クラブハウスも立派で芝コートが3面もあるちゃんとしたクラブです。次号あたりでこの結果について書くので乞うご期待!

【ドイツ通信vol.1】発刊であります!

さて、ついに始まりましたドイツ通信ですが!
まずは日本出発のことから書きたいと思います。
これからしばらくお付き合いくださいませ。
第一号は意味不明ですが、第二号からはちゃんと書きます(笑)


〜出発予定時刻、2時間前〜
「なんでもっと早く気づかなかったんだろう」


〜出発予定時刻、1時間前〜
よくサッカーボールを蹴って歩いた道。
つかの間の幸せを噛みしめる。


〜出発予定時刻〜
まだ噛みしめ中・・・。


〜出発予定時刻、1時間後(ってオイ)〜
やっと家を出る。
結局、成田空港に着いたときにはギリギリ。
セキュリティーチェックも出国審査も走って駆け抜けたオレ。
なんて忙しい出国だ。
でも後ろをふり返りたい気持ちを抑えるには、これで良かった。






飛行機で隣りに座った、ドイツ人のおじいちゃんおばあちゃん。
数字の数え方など、ドイツ語をいっぱい教えてもらいました。
途中で少し気分の悪くなったおばあちゃんを横に寝かせ、頭をなでているおじいちゃん。そんな2人を見ていたら、無性にやるせなかった・・・。


というわけで波乱含みのドイツ通信、ついにスタートであります!
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PROFILE

清水英斗 (海賊ひで)
  • 清水英斗 (海賊ひで)
  • 走るサッカーライター、
      戦うサッカー馬鹿。28歳
      2006年11月までドイツ在住
          →帰国済
       好きな言葉は、
       「海賊王に俺はなる!」

     『ドイツW杯航海日誌』 公開中!

    【お仕事の依頼、
      ナイショ話はこちらへ↓↓】
       kaizokuo@red.livedoor.com

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