海賊王サッカーコラム
 俺はもう二度と負けねぇ! 文句あるか、海賊王!

演技派なんてちゃんちゃらおかしいぜ

5月10日、川崎フロンターレvs浦和レッズを観戦。


試合自体は面白かったんだけど、
後半の浦和による、ボールに関係ないところでの時間稼ぎには興ざめした。


とにかく接触プレーでやたらと倒れ、なかなか起き上がらない。


そのために試合が途切れることが数多くあり、冷たい雨風に耐えながら観戦していた僕は、こういうプレーにいろいろな意味で底冷えを感じた。


サッカー選手の演技は、ピッチ上で最も見たくないものの一つ。


サッカーに対して嫌悪感を示す人は、この演技を理由に挙げることが多いんじゃないだろうか。


一番問題なのは、本当に深刻な痛みで選手が倒れているときにも、時間稼ぎだと観客からブーイングされてしまうこと。例えば浦和の中でも、高原直泰や細貝萌の場合は、そういった演技を嫌って献身的に戦っている感じがある。「サムライらしさ」を感じる選手だ。


ところが、そんな彼らが本当に痛くて起き上がれないときにも、他の選手と同じく、演技と受け取られてしまう。これは悲しい。


もちろん戦術として、1−0で逃げ切りたいときに時間稼ぎをするのは当然だけど、こんなやり方じゃなくて、プレー中に正々堂々とやってほしいなぁと思う。
例えばミランやバルサが美しくボールを回して時間を稼ぐように。そういう方向を目指そうとは思わないのかな……。難しいけどね。挑戦しがいはあると思うんだけど。




そうそう。時間稼ぎといえば、ロスタイムに面白いシーンがあった。


敵のコーナー付近にボールを運び、おしくらまんじゅうのようにキープするのは、昔からよくある時間稼ぎの手段だけど、よほど体が強くないとアッサリとボールを突かれて脱出されてしまう。


そこで浦和FWのエジミウソンはどうしたか?


なんとコーナーフラッグの棒をつかんで、左足を軸、右足の裏でボールを踏んで押さえ、敵の押しに耐えた。


その結果、支点・力点・作用点の3つがみごとな安定感をもたらして、ボールキープを可能にした……のかどうかはわからないが、電車の中でも、何か手でつかむだけですごく体勢が安定するし、相当に有効な手段だったのは間違いない。


「あんなのアリ?」


と周りからは声が聞こえてきたけど、
ルール上は、コーナーフラッグを抜いたり動かしたりしない限りはOK。


そもそも僕はコーナー付近での時間稼ぎ自体が好きではないけど、
今回のエジミウソンのアイデアはちょっと面白かった。さすがブラジル人だ。

日産スタジアムで 「Run for Africa」!

先日、たまたま立ち寄ったアフリカンダイニングバー「Tribes」のマスターから、
アフリカへの貧困支援活動を行っている2人の女性を紹介されました。


彼女たちは、「Run for Africa」というチャリティーマラソン、そしてWSM(ワールド・スイム・アゲンスト・マラリア)というチャリティースイミングの企画・運営に取り組んでいます。


アフリカの社会問題の深刻さについては、すでにみなさんご存知の通りだと思いますが、エイズ、貧困、犯罪、飢餓、FGM(女性性器切除)などなど、問題を挙げ始めればキリがありません。


しかし、だからといって勉強会やシンポジウムに参加して、彼らの援助・支援ができるかといえば、
「それはちょっと敷居が高いな…」というのが普通の感覚だと思います。僕も同じです。


そこで、マラソンや水泳といった誰にでも気軽に取り組めるスポーツをキッカケにして、みんなが少しずつ自分にできることを探そうじゃないか、という趣旨で始まったのが、「Run for Africa」や「WSM」といった上記のイベントです。
(イベント概要は下部。詳しくはHPをご覧ください)


僕自身もこれらのイベントに、自分のサッカーチームに声をかけて参加するつもりです。なぜなら僕は、以前からこうした問題に対して、何か自分にできる行動を起こしたいと考えていたからです。


思い起こせば、あれはドイツワールドカップのとき。


僕は生まれて初めて、海外のサッカー選手をインタビューしたときのことを鮮明に覚えています。


相手はトーゴ代表FWで、今やプレミアシップの名門アーセナルのエースにまで成長した、エマニュエル・アデバヨルでした。


アデバヨルやトーゴ代表の選手たちは、世界最貧国といわれる自分の祖国で、お金がないために治療を受けられない子供たちを救うための、医療プロジェクトに参加していました。


そのプロジェクトに参加する理由について、アデバヨルに聞くと、


「僕は運良く、今まで健康なままで成長することができた。サッカー選手にもなれた。だけど、もしかしたら彼女たちと同じ病気になっていたかもしれないし、これからもそうならないとは限らない。そう考えると、僕は彼女たちのために何かをせずにはいられないんだ」


……正直、ジーコジャパンの淡白なコメントとは比べられないほどのインパクトがありました。


彼の一言一句が、当時の僕には印象的で、今でもアデバヨルをテレビで見るときは特別な気持ちになります。暑苦しくいわせてもらえれば、アデバヨルを見るたびに、僕の中の熱き血潮の正義感がよみがえります。




言うまでもなく、サッカーは世界的なスポーツ。その影響力は非常に大きい。


中田英寿じゃないけど、サッカーができることはまだまだたくさんある。サッカーの可能性は、決してピッチの中だけに留まらない。他のスポーツやエンターテイメントにはできないことがあると思うんです。


そのサッカー業界でメシを食わせてもらっている以上、こういったことに無関心ではいたくない。自分にできることを探していきたいと常々思っています。


最近は審判のゴタゴタ、サポーターの暴力事件、下着泥棒など、ネガティブな面ばかりが広まっているけど……本来のスポーツが持つ、ポジティブな可能性をもっともっと出していかなきゃいけない。そうしていくうちに、最近ダークで閉塞感が漂いつつある日本のサッカーに、明るい兆しが見えてくるんじゃないかな……、なんてボンヤリ思ったりします。


ということで長くなりましたが、、、ぜひ上記のイベントを世の中に広めるべく、僕のブログでも告知をさせていただきたいと思います。下記はその概要です。


親子でマラソンに参加して、一緒にアフリカに対する親しみを持てたら素晴らしいし、友人同士で走って、みんなで参加賞のTシャツをお揃いのユニフォームにしてもいいし、
走るのが苦手なら、Tシャツやアフリカ料理の屋台を目当てに、見物に行くのもいいでしょう。有森裕子さんも一緒に走るそうですし。


参加費や売り上げは、アフリカの支援のために使われます。


いろいろな楽しみ方で参加してみてはいかがでしょうか?




◆アフリカ2008キャンペーン企画「Run for Africa」◆
 男子マラソン世界記録保持者「ハイレ・ゲブラセラシエ」の持つ
 2時間04分26秒に、リレー形式のチームマラソンで挑戦!


■開催日:2008年5月24日(土) 受付:8時30分〜
  一般部門:午前10時スタート
  小学生部門:午後12時30分スタート


■会場:横浜日産スタジアム
■コース
  日産スタジアム周回1.5キロコース(トラック〜外周)


■部門
  小学生部門(10名1チーム)
  一般部門(中学生以上。1チーム2名〜20名まで)


■参加費:
  小学生部門 1チーム1万円
  一般部門  1人3,000円(当日参加費:4,000円)
  ※ 参加費の一部は、国際陸上競技連盟アフリカ地域普及センター
  に寄付されます。


■受付締め切り:
  5月7日(水)
  ※5月17−8日のアフリカンフェスタ(於横浜赤レンガ)でも、
  TICAD市民社会フォーラムとほっとけない世界のまずしさのブースで、
  事前受付を行う予定(先着100名までその場でTシャツを渡します)。
  ※当日受け付けあり

  
■大会情報
  参加賞
  小学生部門  MISIAのオリジナルグッズ
            ほっとけない世界のまずしさの絵本
  一般部門参加賞 ゲブラセラシエサイン入り特製Tシャツ
             ホワイトバンド


■その他
  スポーツ傷害保険・・・あり(参加費に含まれる)
  荷物あずかり・・なし
  救護サービス・・あり
   当日Run for Africa Tシャツ(S・M・Lサイズ)特別価格1000円で販売


■申込方法:
 【一般部門】http://www.africa2008.jp からの申し込み。
 【小学生部門】
  以下の必要事項を記入の上、FAX(03-5259-7405)またはHPにて。
  (1)保護者のサイン、(2)氏名、(3)住所、(4)連絡先、
(5)メールアドレス(携帯不可)、(6)選手全員の名前(漢字、フリガナ)、
(7)生年月日、(8)性別、(9)チーム名
  ※電話によるお問い合わせ:03-5259-7406


 ■イベントHP
  http://www.africa2008.jp/runforafrica.html



◆WSM(ワールド・スイム・アゲンスト・マラリア)◆
一日イベントではなく、日常的に行っていくタイプのチャリティイベント。
イメージ的には、プールの横に架空の募金箱が置いてある、という感じ。


参加の流れは以下の通り。
(1)ウェブ登録する
(2)泳ぐ
(3)寄付する


水泳を楽しみながらチャリティをしようという趣旨で、
「1m泳いだら1円寄付しよう」
「息子が25mを泳げるようになったら○円寄付しよう」
といった具合に、それぞれが目標を設定しながらやっていくと面白い。


集まった寄付金は、全額、マラリアを予防するための蚊帳購入に使われる。
マラリアは、現在も1日3000人の子供の命を奪っている病気で、1枚およそ600円の蚊帳によって防ぐことができる。


WSMは世界中で行われている取り組みだが、日本の住友化学で作られている蚊帳は、ネットに殺虫剤を染み込ませていて、ただ蚊を追い払うだけでなく、止まった蚊を死滅させることができるらしい。日本のWSMで集まった寄付金は、全額この住友化学の蚊帳購入に充てられる。


日本は世界2位の水泳人口を誇り、WSMでの成果も期待されている。


詳細は下記URLへ
http://www.worldswimagainstmalaria.com/


こんなの見たのは、松井秀喜シフト以来だ!

マンチェスター・U vs バルセロナの2nd LEGは、
スペクタクルな試合を期待してた人も多いだろうけど、
いわゆる準決勝あたりにありがちな、お堅いゲームだった。


そういうゲームになってしまった原因は、両チームのエース、
リオネル・メッシとC・ロナウドにあったと思う。


なにせ2人とも、1vs1ならササッと抜いちゃうドリブル力の持ち主なんで、
両チームともそこをいかにつぶすか。そこに主眼を置いていた。


メッシの場合は、右サイドでボールを持って、
中央と縦の2つの選択肢を持って仕掛けるのがドリブルのパターン。


でも、マンUの2,3人の選手が前から横から後ろから挟み込み、ドリブルコースを全てふさいでボールを奪っちゃう。
さすがのメッシも四方八方から囲まれたらたまらない。何度もボールを取られてしまった。


C・ロナウドも、メッシと似た感じ。
ボールを持ちそうになると、相手はすでに取り囲む陣形に移っているので、自由にプレーできない。


これが何というか、数年前に読売ジャイアンツの試合で見た、「松井秀喜シフト」を思い起こさせた。


松井が左バッターボックスに入るときって、思いっきり引っ張ってくるって分かってるから、
守備側がみ〜んなライト方向に極端に寄るんだよね。


それと同じで、メッシやC・ロナウドがボールを持つと、
「メッシシフト」「C・ロナウドシフト」に移り、2人の得意なドリブルコースをサッとふさがれる。


ただしそうなると、メッシ対策に追われるスコールズやらキャリックが攻め上がる回数も激減する。つまり、メッシやC・ロナウドだけでなく、他の選手の良さも消えてくる。
スコールズは試合を決めるスーパーゴールを奪ったけど、攻撃に有効に絡めたのは、そのワンチャンスくらいだったし。




ピッチ上の22人の動きが、メッシとC・ロナウドを中心に回っていたのは間違いなかった。


4−4−2もへったくれもない。
あるのはメッシシフトか、C・ロナウドシフトか。それだけ……といっては言い過ぎだけど、それくらいの衝撃があった。


サッカーは基本的に組織ありきのスポーツだから、
ここまで個人が、組織全体のあり方を左右するのは珍しい。


まぎれもなく、この2人はスーパースターなんだろうなあ。
たぶん、どんなにサッカーを知らない人が見たとしても気づくと思う。それくらいの輝きがある。


退屈なつぶし合いのゲームを見ながら、
今回はそんなところを楽しみました。

黒田和生さんとランチ

今日の昼、ひょんなことから、黒田和生先生とランチを食べました。


今はヴィッセル神戸の育成部長に就任しているので、「先生」ではないんだけど、この呼び方のほうがピンと来る人は多いはず。


黒田先生といえば、名もなき滝川第二高校を、
高校サッカーの名門に育て上げた、日本屈指の名監督。


昨年、その長い歴史に終止符を打ち、同校を退職されました。
※というわけで、ここからは「先生」ではなく「さん」付け


黒田さんは、今年で59歳になるとのこと。
なぜこの大人物に対して、オレが「ひょんなこと」からランチを食べるかというと、
実はオレの大学時代の友人が、黒田さんの息子なわけでして。


その彼から、
「明日、父が東京に来るので、ランチでもどう?」


というメールが昨日夜に届いて、こんな成り行きになったわけです。
ちなみにオレは、オヤジを「父」と呼んだことは一度もございません(笑)。




オレがこういう大人物とお会いするときは、
たいがい「ジャーナリスト」と「取材対象者」としての、距離感みたいなものがあります。


ところが今回は取材対象としてではなく、友だちのオヤジとして、
これほどの大人物に出会ったので、
なんだか距離感が新鮮で、逆に緊張してしまった(笑)。


だってさ、店を探して歩いているときに、


息子 「イタリアンとカレーの店があるけど、どっちがいい?」
(オレの心の叫び) 「ちょっと、なにその2択! 59歳の御人を相手に、和食とかないんかい!」
黒田さん 「カレーはイヤやな。ピザとかのほうにしてくれ」


その後、しばらく話しながら歩き、


息子 「ほら、これがさっきいってたカレーの店。今なら空いてる。入っちゃおう」
(オレの心の叫び) 「オイ、さっき黒田さん、カレーはイヤって言ってたや〜ん」
黒田さん 「おう、入ろうか」


そして黒田さんは断らず。そのままカレーランチとなりました。


…まぁ当たり前のことなんだけど、彼にとってはただの親父だからね。
オレも親父に対して、あんまり気なんて使ってないし。
いちいち葛藤するオレがおかしいんだけど(笑)。


そんな、くすぐったいやり取りや空気が、本当に新鮮だったな〜(照)。


ただ、さすがに間近で黒田さんとお話をしていると、
柔らかで堂々としたオーラをヒシヒシと感じる。只者じゃないよ、やはり。




そして会話の中で、黒田さんは、
「選手を育てるよりも、指導者を育てることのほうがはるかに難しい」と言っていました。


サッカー界で仕事をしている人は、能力の優秀な人は多いけど、
ちょっとした目先の評価をされるだけで、すぐに傲慢な態度を取りがち……もちろんオレも人のことは言えません。


どんなに優秀な監督でも、
「このチームはオレが育てた!」なんて主張してはいけない。


選手自身の努力が必要だし、親のバックアップもあったはずだし、小学校や中学校から育ててくれた指導者の存在だって忘れるわけにはいかない。感謝はあっても、思い上がった態度を取る理由は一つもない。


黒田さんは、そういう傲慢さがなければ、
サッカーにはもっとたくさんの人が援助をしてくれるはずだ、とおっしゃっていました。


援助をしてくれる人…。
それは、政府・自治体・民間・個人。いろいろあるでしょう。


たくさんの人がサッカーに関わってくれる機会を、安いプライドによって自ら退けてしまっているんです。


サッカー界に閉塞感を産んでいるのは、他ならぬ我々自身の傲慢さだったんだなあ……と、目からウロコが落ちる思いがしました。


とにかく、謙虚さを忘れないこと。


それが今の我々には求められている。
自分の食いブチを増やすも減らすも、自分自身の心がけ次第。




黒田さんの、59歳になってもまだ何かを学び続けようとする姿勢、


そして揺るがない自信に謙虚さを同居させること。短い時間で大切なことを教わりました。




詳しくは、もうすぐ発売される黒田さんの自伝、
「トモニイコウ。」のほうでたっぷり語られると思います。おそらく。




実は今回の記事は、
黒田さん親子との会話で聞いた、ゲルト・エンゲルス話を披露しようかと思って、
書き始めたんですが…、


気づいたらこうなってました(笑)。


自分の中だけに留めず、発信するべきだろうと、勝手に体が反応してしまった。


というわけでゲルト話はまた、次の機会に。

フッキが突然フッキれた・・・(苦)

第6節の東京ダービー。
後半ロスタイムに、東京VのFWフッキが2枚目のイエローカードを受けて退場した。


このとき、処分を受けたフッキが審判に対して、
「侮辱的な発言」をしたとかで、3試合の出場停止処分が課されてしまった。


う〜む。
ブラジル人のフッキが、「ブジョクテキな発言」っていったい何を言ったんだろう。


ポルトガル語で言っても、日本の審判には理解できないはずだ。


ちょっと前に、「日本国籍を取得して日本代表入りするかも」なんてニュースが流れたけど、フッキは日本語をきちんと勉強していたのかもしれない。


もしもレッドカードを出した審判に対して、


「オイ! 金もらってんだろ!」と、Okubo氏の名言になぞらえてみたり、


「フッキが東京Vにフッキしたのが気に入らないのか!!」など、シャレっ気たっぷりの暴言を吐いて退場したとなると、


コトは重大だ。


フッキの日本帰化は間近と見るべきだろう。なんでやねん




でもやっぱり、そんなにマジメにお勉強するタイプには見えないので、


どーせ、
「バカバカバカ」とか、
「F○CKF○CKF○CK」とか、
せいぜい「KYKYKY」とか、


そーいうレベルのブジョクテキ発言なんだろう。


だとすれば……


それで3試合出場停止ってのも、悲しいねえ(笑)。
悲しいといいつつ(笑)ですが。

タマらない試合

浦和vs鹿島(2−0)の試合を見ました。


いやはや、こんな面白いゲームが見られるとは…、
浦和美園くんだりまで出かけていった甲斐があるというものです。


大ざっぱに言うと、試合内容で勝っていた鹿島を、
浦和がワンチャンスをモノにして勝った、そんな感じです。


いろんな意味で、浦和はタマらない。


結果が出てるからあまり大きな声では言えないけど、
闘莉王のトップ下ってどーなのよ。


前半開始から、後半ロスタイムみたいな布陣でしょ。
だから展開も後半ロスタイムみたいになる。


ヘディングと縦パスしか能がないもんだから、
闘莉王のところでちっともボールがタマらない。


基本的に前を向いてボールを受ける人なんで、
背中向けると何もできない。


「これがポンテなら…長谷部なら…小野なら…。てか、山田でも」
きっともう少し攻撃を組み立てることができたと思う。


闘莉王のせいじゃないんだけどね。
普段やってないポジションをやってるんだから。


悪いのは監督…といいたいけど、エンゲルスはこれで結果を出してるからな〜。
はっきり言って奇策ですよ、奇策。


「奇策といわれる作戦のほとんどは、己を見失ったがゆえの下策」


と、陵南高校の田岡茂一監督も言ってるわけですよ(スラムダンク参照)。




そういうわけでオレからすると、浦和はタマらない試合、鹿島のほうが面白いってなるけど、
浦和ファンからすれば、違う意味でタマらない試合なんだろうな・・・。


流れ的には劇的だし。


そのエンゲルスの、カタコト日本語会見がちょっと面白かった。


闘莉王をトップ下にコンバートした理由について聞かれて、


「僕はいちばん調子がいい選手を使いたい。
 2人のFWが調子いい。闘莉王もいい。
 じゃあ一緒に使おうネ〜」


ぐぼっ。
しかめっ面の記者たちを相手に、圧倒的なノーテンキ感がオレのツボに入る。


まー戦術よりも、個人の調子次第ってことだね。完全にモチベーター系の監督。
そこが浦和の選手たちにウケているのかも。


きっとこの監督は、
「戦術を守るためには仕方がない」という状況があっても、泣いて馬謖を切るどころか、


「戦術? 何それ?」と、
笑顔で馬謖を3人並べちゃうタイプなんだろう(笑)。

ロナウジーニョ大暴落!

ACミランがロナウジーニョに32億円のオファーを出し、
どうやら、このまま話がまとまりそうな雰囲気。


しかし、移籍金が32億円っつーのは、
ロナウジーニョもずいぶん安くなったもんだねえ。


2年くらい前は80億円とか言われてたと思うけど。


小麦やら卵やらチーズやら、世界的にも値上げが大ブームなのに、
ロナウジーニョだけは大暴落。


リオネル・メッシの評価額はたしか120億円だから、もはやロナウジーニョ4人分。


挙句の果てには、北京大安という名もなき中国のチームからも20億円オファーを出される始末。


チャイナ・マネーに買いあさられるロナウジーニョ……。


絶対に行かないと思うけど、
型落ちしたブランドみたいで、せつないなぁ


まぁ練習をさぼりまくることで有名だから、仕方ないっちゃ仕方ないんだけど。
人間、落ちるときはアッという間でした

ヒールが似合うチーム

チャンピオンズリーグ4強には、オレが推す2チーム、
マンチェスター・Uとバルセロナが順当に残りました。バルサは危なかったけど。


そしてもう一方はリバプールとチェルシー。


なんとイングランド・プレミア勢が3チームも残ったわけで、
「エネルギッシュいてまえサッカー」全盛期だなぁ、と感慨深いわけであります。




4強にどこのチームが残るかっていうのは、毎年注目っすよ。


何年か前にイタリアから3チームが残ったときは、ガチガチの守備サッカー全盛期だったし、ここに世界の流行が透けて見えたりするのが面白い。




それはともかくとして、
4チームのうち、今回はどこが優勝するんだろうなぁ…なんて考えてたんだけど、


チェルシーだけがうまいこと想像できない。


あのアメリカ映画の悪ボスみたいな、グラント監督殿が、
「決勝の白い紙ふぶきの中で胴上げされる」ってのがどうにも想像つかぬ…。


まっ、いいんですけどね!


「ヒール(語尾はきちんと下げましょう)が似合うチーム」ってのがあってもさ。

ビッグイヤー予想

「ビッグイヤー」というのは、
その年の欧州チャンピオンズリーグで優勝したチームに与えられる栄冠のこと。


今日明日と、そのチャンピオンズリーグ準々決勝2nd legが行われるわけですが、
なんとなく優勝チームを予想しちゃおっかなと、今回はそういう趣向であります。


どうでもいいけど、「ビッグイヤー」ってとんでもなくスゴい栄冠なのに、日本語にするとカッコ悪い。
「イヤー」がカッコ悪いのか。やたらイヤがってるみたいだもんなあ。


「バロンドール」は日本でもよく使われているのに、「ビッグイヤー」がそれほどでもないってのは、きっと良い日本語が思いつかなかったからなんだろう。




さて、ここから本題。


いろいろ試合を見たけど、やっぱり今年はマンチェスター・Uが抜群にいい。
ローマ戦1st legのC・ロナウドのヘディングなんて、ハイパー規格外。


スコールズのフワッとしたクロスに、C・ロナウドが後ろから飛び込んできてヘディングで叩き込んだんだけど、


なんとC・ロナウド、最初はTV画面に映ってなかったからね。


オレも最初はスコールズのミスキックだと思ったし。
だけどその瞬間、C・ロナウドがとんでもないスピードでフレームインしてきて、サッと獲物(ボール)をゴールに叩き込んだ。


去年、飛騨高山で、空から飛んできた白鷺が、水の中を泳いでいる魚に向かって、猛スピードでくちばしを出して捕獲し、アッという間に丸呑みしてしまうところを見たことがある。


C・ロナウドもそんな感じだった。


人間じゃない、鳥類の動きだね。あれは




というわけで、やはりマンチェスター・U。
まちがいなく優勝候補筆頭。


対抗馬はバルセロナだろうか。


スペインリーグを見ているとそこまで感じないけど、
やっぱり他国のチームと試合をすると、シャビ、イニエスタっつー選手のスゴさが際立つ。派手なことやるわけじゃないけど、基本的にうますぎる。「逆取りバロンドール」なんつーのがあったら、ナンバー1,ナンバー2は堅い。


メッシがケガから復帰すれば、やっぱりバルサはそーとー来るだろうね。
え、ロナウジーニョ? …彼はそろそろ引退でしょう(苦笑)


他の注目カードに目を移すと、リバプールvsアーセナルなんつーのもあるけど、
両チームとも、勝ち切るサッカーができていない。リーグ戦でも引き分けが多いし。


肝になる選手を抑えられる、もしくはそういう選手の調子が悪いとき、厳しいんだよね。
アーセナルなら、アデバヨル、セスク、フレブあたり。
リバプールなら、F・トーレス、ジェラード。


アーセナルなんて、序盤はすげー話題になってたのになあ。
やっぱりロシツキーの欠場は痛い。
代わりに入っているエブエも、悪い選手じゃないけどセンスがない。フィジカルはすごいけどセンスがない。とにかくセンスがない。


サイドに張りっぱなしだから、アーセナル自慢の中盤も薄くなっちゃってる。
絶頂期には、フレブ、ロシツキー、セスク、フラミニの4人が自由に動いてかき回してたのに、
今はエブエが右サイドに張り出しちゃって勝手に上下動してるもんだから、中盤が3人になっちゃった。これじゃあ、序盤のフレキシブルなサッカーはできない。


一方のリバプールなんて、完全にF・トーレスのスピード頼み。
バベルがもうちょっとデキると思っていたんだろうけど、ビッグクラブ相手には通じてないのが誤算。


まぁ、どっちも来年のチームかなって感じはイナメナイ。


で、
本命:マンチェスター・U
対抗:バルセロナ


とくれば、大穴が欲しいところですが、


ローマ、シャルケは厳しい。戦い方が消極的すぎる。
やはりここはチェルシーに逆転勝ちした、ジーコ率いるフェネルバフチェを推しましょうか。


フェネルバフチェのサッカーは攻撃的で面白い。
しかもジーコの采配がピタリピタリ。交代策がズバズバ当たる。


つくづく、ジーコは悪い監督ってわけではなく、日本に合わなかっただけのことなんだなあと思う。


カリスマとモチベーティングしか持ってない監督でも、
成熟したプライドの高い選手がそろうビッグクラブを指揮するには十分なんだろう。


むしろ戦術にウルサイ監督は、鼻高々の選手たちから総スカンを食らう恐れもある。…浦和のように。
ジーコはフェネルバフチェに合っていたんだなあ。




というわけで、ビッグイヤー予想は、
本命:マンチェスター・U
対抗:バルセロナ
大穴:フェネルバフチェ


に決定。

日本サッカーは2年遅れで進歩

つい先日のこと。


ある先輩との雑談で、


「最近、Jリーグでミドルシュートが”バシッ”と決まるのを多く見かけるようになった。でも世界的にいえば、こういうミドルシュートの流行は、2006年ドイツW杯のときに散々目にしてきたはず。どうやら世界のスタンダードが日本に伝わるまで、現状では2年かかっているようだ」


という話をした。


その「空白の2年」が意味するのは、勉強熱心なJリーガーが、欧州リーグやチャンピオンズリーグなどを見て、自分に足りないものを修練している期間なのかもしれない。非常にポジティブなことだと思う。


ところがその「2年」の間に、世界もまた新しいスタンダードへと進もうとしている。日本の進歩を待ってはくれない。




ここからは完全に自分の主観になるけど、


どうも最近のチャンピオンズリーグなどを見ていると、新しい傾向としてキーワードになるのは、


”ダイアゴナル・クロス”(斜めに上げるクロス)なんじゃないかと。


例えば、アーリークロス。
敵DFが戻りきっていないうちに、DFラインとGKの間にピンポイントで蹴り込む。そして味方FWがDFやGKとの追いかけっこに勝てば、そのままゴール。


最近の欧州サッカーでは、こういう形のゴールをよく見かける。


それについてこう考えてみた。


2006年(世界):ミドルシュート全盛期
2007年(世界):DF側は、中距離砲に対抗するため、チェックにいくポジションを上げて対応。つまりDFラインを上げた
2008年(世界):DFラインとGKの間のスペースが広がったため、攻撃側はアーリークロスが流行


ということなのかも。かなり大ざっぱな流れだけど。


ここ最近、スピードのある選手が特に目立っていることとも無関係ではないと思う。


引いてスペースを消すスタイルをミドルシュートが打ち破ったことにより、守備スペースが拡大し、再びスピードのある選手に有利な状況になった。こういうことかもしれない。


そう考えると、サッカーって本当に面白い。


お互いが、「どうやって相手を超えようか」と切磋琢磨して、こういった新たなスタンダードとなるスタイルが生まれてくる。


今、ミドルシュートが流行しつつあるJリーグも、来年や再来年にはスピードのある選手が大活躍し、アーリークロスが流行ってくるのかも。


でもやっぱり2年かかる。


もっとたくさんの日本選手が海外で活躍するようになり、もっとたくさんの実力者がJリーグでサッカーをするようになれば、この2年はもっと縮まっていくんだろうけど。




もちろん、世界の流行を追うだけではなく、日本のオリジナリティーも作っていきたいところ。


日本が作った「日本人らしいサッカー」を、
ベトナムやタイなど、体格が似ているアジアのサッカー後進国がマネをしたくなるように。


そうなりたいもんです。

ノンストップ編集

はぁ〜〜〜〜〜〜〜〜。
鬼の雑誌校了が終わりました。
今回は、今までで一番キツかったかもしれない。


正直、どうしても時間が足らず、完成度に満足できないページもチラホラあった。
やっぱりそういうページを見るのはやるせない。やり場のない怒りがこみ上げてくる。


しかし。


たとえ時間が足りなくて、いろいろな所に妥協せざるを得ない状況に追い込まれたとしても、
その中でやれるだけの全力を尽くすのが、プロフェッショナル。


と、「今は」思ってますから。
(まぁ数年前はそう思ってなくて、「もっとじっくり作らせろ!」と、社長やら編集長と大ゲンカしてたんですが。笑)




さてさて。
そんなこんなでバタバタしてる間に、オリンピック代表のアンゴラ戦がありましたね。


この試合が終わって、俺の中での反町監督への期待度はかなり上がった。
試合内容も良かったけど、反町さんが掲げたテーマ「ノンストップサッカー」にすごく共感した。


とにかく試合中は休まず、ひたすら走り続る。
ファウルをもらったら、すぐにリスタート。敵がボールを持ったら、すぐにプレス。
攻めも守りもノンストップ。日本の運動量を生かして、とにかく走る。


サッカーは基本的に駆け引きが重要なスポーツなので、90分間をひたすら走り回ろうなんて愚直なチームは、世界中を見回しても反町ジャパンしかない。


でもこの「愚直」。


これこそが日本のキーワード。
俺たちは「愚直」に生きることができる。


俺は海外に住んでいて、いろいろな外国人と接してきたけど…、


この平和な国に生まれた日本人が、
「だまされるヤツが悪い。盗まれるヤツが悪い。殺されるヤツが悪い」という文化で育った外国人に、
駆け引きの勝負で勝とうなんて、絶対に無理。


それは俺自身が、海外生活の中で実感したこと。


だったらもう、あえて駆け引きのメリットを捨てて、
ひたっすらバカみたいに神風ノンストップで戦ってやれ、と。


そのほうが、世界を驚かすサッカーができるはず。
実際、アンゴラの監督は、
「日本のダイナミックなサッカーに、我々は後手に回った」と、
1−1の引き分けながら、内容での敗北を認めている。


「日本人の特性・性格をつきつめていくと、どうしてもこういうサッカーになる」
と反町監督はコメントしていた。俺もそう思う。すごく共感した。


反町さん、北京五輪が終わったらA代表の監督やってくんねーかなぁ。
精神的な浮き沈みの軽さを感じることもあるけど、思慮深くて、方向性がキチンとしている。ある意味、トルシエに近いキャラクターかもしれない。


「これからはやり方を変える。人につく守備は、本来僕はやらない」
そんな、場当たり的なコメントをしている岡ちゃんよりもよっぽどいい。長期的ビジョンがある。


以前のコラムでも書いたけど、
俺はオシムの後任には、反町さんのようなコーチをそのまま昇格すべきだと思っていた。
http://kaizokuo.blog5.fc2.com/blog-entry-212.html


きっとこうなってしまうんじゃないかと思って、上のコラムを書いたけど……本当にそうなった。
予想通りすぎてむなしい。日本のサッカーをつまらなくしているのは誰だ?


「ノンストップサッカー」、
日本人らしいサッカーが、具体的になった気がします。
大いに結構。ガンガンやってください。




そして俺も、雑誌を校了したと思ったら、
次はすぐにムック制作に取り掛からなければならない…。
まーしょうがねえんですけど。


ノンストップ編集、これも日本人らしいわ。

W杯3次予選、バーレーンに

負けました。


あまりの内容の悪さ、
というか自分たちのサッカーを見せる勇気のなさに、


危なっかしい南アフリカW杯なんか、スルーしろってことか。


とフラチな考えが浮かびましたよ……とほほ


失点してから自分たちのサッカーやり始めても、
後のフェスティバルだっつーの




これは俺のカンだけど、


岡ちゃんの采配に不満を持っている選手、
ちょっと増えてきている感じがする

ホリが深いと迷惑します

校了まで、あと1週間。


どーでもいいけど、
フェルナンド・トーレスとキムタクがそっくりなんです。


本当にどーでもいいけど、
リオネル・メッシと朝青龍もそっくりなんです。


わたくし、校了が終わると3kg太る、海賊ひでです。




今、欧州のサッカー選手の写真を選んでるんですが、


彫りが深いと迷惑するんです。


雑誌に載せるものなんで、顔立ちがハッキリクッキリ分かるものを選びたいんです。


ところがほとんどの写真で、目の周辺が真っ黒。
顔のホリが深すぎて、日光が当たらないんですよ。彼らは(泣)。


ランパードなんて特にすごい。ほぼ真っ黒。


かといって、ホリの浅い日本人は写真が選びやすいかといったら、そんなこともない。


寝ぼけながらプレーしてるよーな表情に見えちゃうんです。
まいったなこりゃ


気をつけましょうね。みなさん

容赦なく若者を打ちのめした

今日は恒例のフットサルの日。
終了時間30分前ぐらいになったとき、突然、
別のコートでプレーしていた20才ぐらいの大学生から、


「ウチと試合してくれませんか」


という申し出。そのとき休んでいた俺らのチームが参戦することになった。


さ〜〜困った。
相手はフレッシュな若者だ。


俺らのチームは、20代後半〜40代が入り混じったおっちゃんだらけ。
走り負けるに決まってるじゃねえか。




…ところが実際始まってみると、
たしかにスピードと運動量では歯が立たないものの、状況判断とテクニックで上を行く俺らのチームが、パスを回してチンチンにやっつける、という意外な図式になった。


あえて言おう。
彼らは、良くも悪くも「若かった」と。


動きは速いのに、考えなしに突っ込んでくるから、逆を取ってやればアッサリかわせてしまう。


それに動き回ってチャンスを作っても、肝心のシュートが半端なく雑で、ちっとも入りゃしない。どっかの代表みたいだ。


一生懸命、がむしゃらに走ってボールを追いかける若者たち。
そしてそれをいなすように、ヒラヒラかわしてゴールを決めるおっちゃんたち。
コート内はそんな図式だった。まるで闘牛だな、こりゃ。


結局、7−1ぐらいで圧倒的にやっつけてしまった。


終わったあと、この若者たちは暗〜い雰囲気だった。一言もしゃべらなかった。コート脇では、若者の誰かの彼女と思われる女性が見つめていた。ちょっと罪悪感。


中には全力を使い果たして、仰向けに倒れているヤツもいた。
こんなにがんばれるのになあ……もう少し考えてプレーできれば……もったいない。




でもなんか彼らの姿はなつかしく感じられた。
がむしゃらで、手のひらの上で転がされても、ひたすら追っかけて。
あ〜俺も昔こんなだったな〜と。


なんだか、すがすがしい気持ちになった。


若さっていいわ。取り戻そうかしら。

上っ面の英語会見?

Jリーグ2節、浦和vs名古屋(0−2)の試合後、ストイコビッチ監督の記者会見より。
なぜか会見は母国語ではなく、英語で行われた。


いつものように、ストイコビッチ監督にも戦術的な質問をぶつける記者たちだったが、


「今日はビューティフルなサッカーでした。私のサッカーは技術的にも戦術的にもまとまって、オフェンスでもディフェンスでもクオリティーを発揮すること。TVで見ている人にもエキサイティングだったと思います」


といった具合に、なんだか上っ面の言葉でお茶を濁されていた感じがした。
なぜだろう?


1.母国語の通訳をできる人材が不足しており、たどたどしい英語で答えているので、細かいことを語れない。


2.実はストイコビッチという監督はただのモチベーターで、戦術なんか分からない。


3.あえて英語で会見をして、細かい戦術とか、情報を隠しておきたいことを「言葉わかりませんから」という逃げ道を作ってかわしている。


どうでしょう。3が当たりな気がする

場違いなサービス違い

「七色の王子サーブ」とやらを放つ、日本女子代表の福岡春菜。
卓球やテニスでは、サーブのことを「サービス」って言うんですよね。


俺はそれを忘れてて、


「日本代表の福岡春菜のサービスがすごい」


という言葉に、あらぬ勘違いを起こしてしまった。

みんな、番狂わせマニアなんだよ

ACL。
ホームで開幕を迎えたガンバ大阪は、タイのチョンブリとかいう良く分からんチームと1−1の引き分けに終わった。


実力の差は歴然としているのに、終始攻めながらも先制を許し、ロスタイムに辛うじて追いつくという体たらくだった。


サッカーは、下克上が大いにあり得るスポーツ。
強いチームが勝つんじゃなく、勝ったチームが強い。


両者にどんなに力の差があっても、めちゃくちゃ集中して、めちゃくちゃ戦って、めちゃくちゃ守ってカウンターすれば、こういう「まさか!」を起こす可能性はある。そこがサッカーの面白さでもある。


逆にバスケットボール、バレーボール、ラグビーなんかは、あまり番狂わせが起きないんだよね。ほぼ強いチームが勝つ。


そう考えると…、サッカーだけじゃなく、野球も上の3つに比べれば番狂わせが起きる方だし、
「観るプロスポーツ」に必要な要素って、”番狂わせが起こすドキドキ”なんだろうな。

カボレとナミルがやってきた

2008年J1開幕。FC東京−神戸(味スタ)を見に行ってきました。


今季からFC東京に加入した、韓国のKリーグ得点王、カボレ(FC東京)のインパクトがすごかった。


後半10分から出場し、自陣からのロングボールに対して、ワンタッチで敵DFを置き去りにし、そのままゴールへ突進。惜しくも敵DFの足先でかき出されてしまったけど、思わずスタンド中がウホッとうなった。あとはこぼれたボールに素早く反応して、バイシクルボレー。シュートへの反応がめちゃくちゃ早い。


カボレ、こいつは生粋のストライカーだわ。間違いない。


ミックスゾーンでも、伏し目がちでめんどくさそうに質問に答える態度。俺がひたすらガン見しているのに、少しも目を合わせようとしない。


そんなとこが、何となくストライカーの香りを感じさせてくれる。
態度はいまいちでも、こういう選手ってプレーは外れないんだよな〜。俺の思い込みかもしれないけど。


そして面白かったのが、KリーグとJリーグの違いについて聞かれた、
カボレと、キム・ナミル(神戸)の2人のコメント。


カボレ「Jリーグの方がクオリティが高い。パスが良くつながっている。サポーターとの一体感もある」


キム・ナミル「Jリーグはシュートチャンスが多いけど、Kリーグの方がプレッシングは強い」




カボレのコメントから、どうやらJリーグの方が魅力的なサッカーになっていることは伺える。とても喜ばしい。だけど、一方でキム・ナミルの指摘も見逃せない。
やっぱり、FWレアンドロ(神戸)に対するFC東京ディフェンス陣の対応は甘かったと思う。もっと厳しさとしつこさが必要だった。次に期待したいね。




何はともあれ、今季のJリーグはすごく面白そう。


FC東京もそうだけど、どのチームもものすごく補強に力を入れている。(一部、出血大放出になってるチームもあるけど)


本気だよ、J。

レフリー騒動のすき間に一言

ゼロックス・スーパーカップは、残念な試合だった。


王者・鹿島のサッカースタイルは、完璧なバランス重視。
無理に攻めず、かといってベタベタに守らず、
相手のバランスがどちらかに傾くのを待って、グサッとカウンターを仕掛けるやり方だ。


一方の広島は、この鹿島スタイルに分が悪かったので、
能動的に相手を崩していくスタイルを少し控えて、リスクを軽減するサッカーを選ぶだろうと俺は予想していた。


前半12分までは俺の予想どおりだった。両チームがリスクを冒さない、慎重な展開。
ところがその後は…みなさんご存知の通りの荒れ試合。レッドカード、イエローカード、何でもござれ。個々のシーンについては他でイロイロと語られているので、俺はあまり言及しません。


ただ、俺は両チームの戦い方や思惑についてたくさん書きたいことがあったのに、この荒れ試合のおかげで、レビュー原稿の半分以上をレフェリング騒動に費やさざるを得なくなったこと。それが本当に残念だった。


レフリーについては、みんないろんなこと言ってます。


「家本氏には試合をコントロールする力が欠けていた」
うん、それはその通りだと思います。


「中にはエッと思う判定もあったが、判定そのものが間違っていたというよりも、説明不足が混乱の原因」
うん、それもその通りだと思う。


ただ、これはどうなんだろう。
「大事な試合にこんな審判を選んだJリーグの責任はいかがなものか」
僕の記憶では、Jリーグには審判を選ぶ権限なんかないと思うんだけど。


審判の割り当てをするのは、サッカー協会の審判委員会だったと思います。 
過去に担当した試合のそれぞれに、監査機関が採点をして、その結果、優秀なレフリーが大事な試合の笛を吹く。そんな仕組みだったはず。


ちなみに家本氏は、レフリー同士では評価の高い人らしいんだよね。


理由は良く分からないんだけど、
毅然とした態度で笛を吹いていることが、同業者からはウケるのかも。
そのせいで大問題になってるんだけど(笑)。


ということは。
今回の一番の問題は……レフリーの評価採点をしている監査機関、ということでしょう。


彼らが家本氏を「優秀」と評価し、その結果、ゼロックスの笛を吹いているわけだから。


今回の家本氏に対する処分だって、審判委員会が下してるわけだから。そもそも全ての決定権はそこにあることになる。


つまり、「Jリーグが悪い」というのはお門違いなんじゃないだろうか、というわけです。


彼らは試合イベントを企画し、マスコミ対応をしてパブリシティーに力を入れ、チケットを販売し、
さぁ〜〜やるぞ〜と当日の試合運営に臨んだら、レフリーが話題をかっさらっちまう・・・。


どんなに悔しいことか。
ある意味、一番の被害者なのかもしれません。




「審判委員会」という組織が、独立性を持つのは当たり前のことだけど、
もう少し外からチャチャ入れをしないといけない。


たとえば審判と似た性質を持つ「裁判所」だって、
独立を保ちながらも、「国会」や「内閣」という組織から評価を受けるわけでしょう。弾劾裁判、という形でNOを出されたり。三権分立ってやつですよね。


サッカーの場合なら、技術委員会からNO!を出すことができたり、運営をするJリーグからNO!を出すことができたり、そういうシステムは必要なんじゃないかと。もちろん簡単にNOを出せちゃう仕組みだと困るけど、審判に完全独立されるのはもっと困る。


もう何年も続く審判問題は、実はそういうシステム的なところに根本原因がある気がする。
評価の仕方に問題があるから、こういう結果が生まれる。


以上、思ったことを適当〜に書きました。

高原&水野に、日本サッカーの将来を見た!

ふぅ。すっかり更新が滞ってしまいました。


今年は元旦からウィルス性腸炎に侵されて、病院で点滴2本。
天皇杯も高校サッカーも目白押しだというのにすっかり廃業状態でした。


2008年はEURO2008あり、北京五輪あり、さらに個人的にもいろいろなことが起こると思われる1年。


……なのにこのスタートは何なんだ(笑)。
今年もなかなかにドタバタ展開が予想されますよ、まったく。


というわけで2008年も、希代の雨男が思いついたことを垂れ流す当ブログに、
みなさんよろしくお付き合いください。




つーわけで新年一発目ですが。


高原直泰の浦和レッズ移籍と、水野晃樹のセルティック移籍が報じられています。


この2人のクロス移籍について思うのは、
この動きがこれからの日本サッカーのモデルケースになるんじゃないか、ということ。


水野はセルティックで、さまざまな壁にぶつかると思う。


Jリーグで通用していたスピードが通用しない、足のリーチが長いのでフェイントをかけてもボールが引っかかる、持久力が足りない……など、今までは表面化しなかった多くの障害が水野に襲い掛かるはずだ。


しかし、それこそが海外に飛び出すことの本当の意味。


8のスピードで通用する環境なら、わざわざ10までスピードを伸ばそうとは思わない。
自分に何が足りないのか、自分が何をすべきか、それをストイックに見つめる機会を与えてくれるのが海外移籍だと思う。


クーリエジャポンで読んだ、中田英寿と沢木耕太郎の対談では、
「海外を旅するということは、自分が知らないものを知るということ」と語られていた。自分で経験しないうちは、自分が知らないものが何かすらもわからない。すごく共感した。


ところで最近、Jリーグの環境が安定しているせいか、Jリーグで満足してしまうサッカー選手が増えていることに危機感を感じる。


サッカー選手は、給料が安くて選手寿命も短い。
職業として見れば、野球やゴルフの方が待遇は圧倒的に有利だ。


もちろん子どもの頃はそんなことを意識しないでサッカーに励むのだが、中学高校ぐらいになって、サッカー選手を職業として見つめ始めると、カネという大人の状況が見えてきてしまう。


そうなれば、「なんだ。サッカー選手になれてもおいしくないな…」と、モチベーションを失ってしまうかもしれない。若い世代では強い日本が、フル代表に近づくにつれて順位を下げてしまうこととも、全く無関係ではないと思う。


ただ、こういった景気の悪いカネ話は、あくまで日本国内に限った話で、
欧州に飛び出して活躍することができれば、中村俊輔のように高給取りになることも十分可能だ。その額は、野球にもゴルフにも負けない。
そういった意味でも、若い選手が海外を目指すということは、成長曲線を保つためにも意義深いことだと思う。動機がカネや名誉でも別にいいじゃないか。


さらに水野の場合、北京五輪が行われる寸前での移籍となるので、短期的に見ればプラスとはいい難い。セルティックで試合に出れずに試合勘が鈍って、五輪代表のレギュラーを失う可能性だって否定できないだろう。そう考えると、この移籍を決断した水野の勇気は大いに評価できる。彼の野心は、U-23のみが参加する五輪を超えたところにあるということだ。すばらしい。




そしてもう一つのポイント。
海外で成功した選手がJリーグに帰ってくる、今回の高原パターンだ。


海外で実力・人気・給料・知名度を上げて、全盛期にJリーグに帰ってくる。
当然、Jリーグはかなり盛り上がるだろう。
やはりスポーツで熱を生むためには、スターの存在は不可欠だ。


若い選手が海外を志向して飛び出していき、
そして結果を出してスター選手となり、円熟期を迎えたころにJリーグに帰ってくる。


海外に出て行くことは、南米サッカー選手と同じパターンだが、
大きく違うところは、全盛期のうちにJリーグに戻ってくること。これによって国内も盛り上がる。


長い目で見れば、選手にとっても日本代表にとってもJリーグにとっても、全てがおいしい話だ。この2人のクロス移籍、これからのモデルケースになればすばらしいと思う。


次は、柏木陽介が出て行って、中村俊輔が戻ってきたり。


その次は、柿谷曜一郎が出て行って、松井大輔が戻ってきたり。


そうやって日本人選手がグルグルと循環し続ける。
地理的な問題を抱える日本にとって、W杯優勝をめざすならこれ以外に道はないのではないだろうか。


大切なのは、世界トップのサッカーとの交流が活発になること。
この流れが当たり前のように起こるようになれば、日本はかなり強くなると思う。
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PROFILE

清水英斗 (海賊ひで)
  • 清水英斗 (海賊ひで)
  • 走るサッカーライター、
      戦うサッカー馬鹿。28歳
      2006年11月までドイツ在住
          →帰国済
       好きな言葉は、
       「海賊王に俺はなる!」

     『ドイツW杯航海日誌』 公開中!

    【お仕事の依頼、
      ナイショ話はこちらへ↓↓】
       kaizokuo@red.livedoor.com

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